7月19日(水)、「まちづくりコーディネーター育成講座」の第2回を、陸前高田市コミュニティホールで開催しました。
この講座は、まちづくりや地域づくりの担い手育成を目指して、当センターが毎年開催しているもの。全4回(5日間)で、まちづくりに関する基礎知識から実践まで様々なことを学びます。
第2回のテーマは、「話し合いのしかた(ファシリテーション)」。
講師は陸前高田まちづくり協働センターのセンター長、三浦まり江が務めます。
地域や社会に転がるさまざまな課題。
その課題は年々複雑化し、ひとりで解決できないものになってきています。
これからは、異なる分野の人が集まり、知恵を出し合い、課題解決に向かって協力し合う必要があります。
課題解決の道のりの中で、何度も何度も繰り返される会議やワークショップなどの「話し合い」。
今回は、その「話し合い」のしかたの基礎知識を体験を通して知るため、『会議ファシリテーション(話し合いの進め方の考え方)』について学びました。
話し合いのかじ取り役(ファシリテーター)のノウハウや、場づくり・雰囲気づくりのコツなど、学びと実践を繰り返しながら勉強していただきました。
模造紙に、時系列に沿って一人が会議内容を書いていくやり方と、
ふせんを使って参加者みんなで意見を出し合い、カテゴリにまとめるやり方をそれぞれ実践。
話し合いの参加者の年代やテーマによってやり方を使い分けると効果的です。
みんなの意見を整理したり、まとめるのは難しいですよね。
中には、話し合いが盛り上がり、総立ちになるテーブルも。
ただ、いつも話し合いの参加者全員が前向きな方というわけではありません。
会議の進行を妨げる「困ったさん」への対応についても実践しました。
テーブルの話し合いのまとめを、全体に共有する体験もしていただきました。
話し合ったことを要約して他の方に伝えることも、大切なスキルです。
グループワークを通して、自分が体験することはもちろん「他人がやっていることを見ていろいろ勉強できた」という声もありました。
今回学んだスキルやコツは、一度や二度の体験で身につくものではありません。
参加者のみなさんそれぞれが持ち帰り、普段の活動の中で積極的に取り入れて、実践を繰り返しながら自分のものにしていただきたいと思います。
みなさん、長時間になりましたが、お疲れさまでした。
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次回は8月9日(水)「企画立案@ 課題の抽出・整理」です。
今回の講座は全回満員ですが、時間帯を変えて今秋〜冬にかけて後期を行う予定です。
参加したい!と思った方は、後期の開催日程が決まったらお知らせしますので、ぜひ協働センターまでご連絡ください。お待ちしております!
2017年07月26日
2017年07月21日
◆レポート 平成29年度第2回高田地区市民会議開催
7月11日(火)、本年度第2回目の「高田地区市民会議」を開催しました。
第1回に引き続き、高田地区コミュニティ推進協議会との共催で開催しています。
今回は、前回の「町内会・自治会の現状について」というテーマのもとに話された課題などについて、
自分たちが町内会・自治会で、何をどのように取り組んでいるのか?
関係各所とどう連携できるか?
という視点をもちながらお話いただきました。
例えば、草刈り1つとっても、
声がけの方法や参加人数、町内会の現状が全然違っていました。
また、町内会単位で対処するには限界があることに関しては、
「行政と一緒に膝を突き合わせて話し合っていきたい」
そんな声もありました。
すぐに解決に結びつくわけではありませんが、
他の町内会や自治会の現状や活動・課題を知り、
自分の地域と照らし合わせたことで、
どんなに些細な事だったとしても、参加された皆さんの
活動のヒントになっていればいいなと感じています。
さて、次回も、第1回・第2回の話し合いをもとに内容を検討していきます。
高田町が元々持っている良いところは活かしつつも、
地域独特の課題を解決できるよう、
自分たちでできそうなことは自分たちで考え、
どうしても無理なことは関係機関と連携できるような
関係・しくみづくりができるといいですね。
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。
今回参加できなかった皆さまもお待ちしておりますので、
是非ご参加ください。
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次回開催
第3回 高田地区市民会議
日時:8月お盆明け(日付未定) 19:00〜20:30
会場:陸前高田市コミュニティホール
対象:高田町にお住まいの方、これから住む予定の方
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※日付が決まり次第、再度お知らせします。
2017年07月13日
◆助成金情報一覧更新(7月13日版)
気仙では、今朝、およそ1週間ぶりに雨が降りましたが、
他の地域はどうなのでしょうか。
今はすっかり晴れて、青空が広がっています。
先週は九州北部の豪雨では甚大な被害がありました。
現在、認定NPO法人桜ライン311は、
九州北部豪雨による被害に対し、義援金を集めております。
協働センターにも設置しておりますので、皆様ぜひご来所ください。
さて、本日付で助成金情報一覧を更新しました。
【被災地支援】
・平成29年度被災者の参画による心の復興事業費補助金補助事業者の募集(二次募集)
(応募締切:2017年7月27日(木) 午後5時まで)
【まちづくり】
・大和ハウスグループ
エンドレス募金 一般支援枠
(応募締切:2017年8月31日(木) 必着)
・新しい東北 復興ビジネスコンテスト2017
(応募締切:2017年8月18日(金) 17時)
・CSOアワード2017
(応募締切:2017年8月18日(金) 17:00必着)
・平成29年度岩手でかなえよう夢実現事業
(応募締切:2017年8月2日(水) 17時必着)
【子ども】
・第11回「未来を強くする子育てプロジェクト」
(応募締切:2017年9月8日(金) 必着)
・大和ハウスグループ
エンドレス募金 支援テーマ枠
(応募締切:2017年8月31日(木) 必着)
・藤本倫子こども環境活動助成金基金 2017年度募集
(応募締切:2017年8月10日(木) 当日消印有効)
【福祉】
・一般財団法人松翁会 社会福祉助成事業
(応募締切:2017年7月31日(月) 必着)
もう少し詳しい情報についてはこちらをご覧ください。
2017年07月12日
◆レポート 平成29年度 第1回まちづくりコーディネーター育成講座
7月5日(水)、「まちづくりコーディネーター育成講座」の第1回が、陸前高田市コミュニティホールで開催されました。
この講座は、まちづくりや地域づくりの担い手育成を目指して、当センターが毎年開催しているもの。全4回(5日間)で、まちづくりに関する基礎知識から実践まで様々なことを学びます。
今年は定員15名に対し、嬉しいことに申し込みが大幅にオーバー。会場を広い場所に変更して、22名でのスタートです。
陸前高田市内だけでなく、北は野田村、南は気仙沼、おとなり大船渡や住田町からの参加も!活動地域を超えた新しい出会いが生まれた一日でした。
初回は、「まちづくりの基礎知識」がテーマ。
講師はいちのせき市民活動センターのセンター長、小野寺浩樹さんです。
「まちづくり」には、市外からの注目を集める「まちおこし」と、生活の場を住みやすくする「地域づくり」の2種類があり、どちらも充実していないと移住定住には繋がりません。
ついつい目立ちやすい「まちおこし」に目が行きがちですが、本当に暮らしやすい地域を作っていくには、地道な「地域づくり」の活動が欠かせないことを学びました。
少子高齢化により地域が維持されなくなることが予測される将来。
高齢化だけでなく、そもそもの人口が少なくなっていくので、人が少なくても維持できるまちづくりの仕組みを考えていかないといけません。
まちづくりには、行政・地域コミュニティ・企業・NPOが関わりますが、それぞれが強みを生かして助け合うことで、地域を良くしていくことができます。
そんな中で、地域で活動する参加者のみなさんは、まちにとって貴重な人材。
参加者からは「なんとなく目の前の活動を続けていたが、地域にとってそれがいかに大切なことかを知ることができた」という声が聞くことができ、とても嬉しく思いました。
最後は、せっかく様々な地域から参加者が集まったので、グループに分かれて感想や思いを共有する時間に。
どんなことに自分が関心があり、どこが分からなかったのか。お互いに共有することで、他の人の視点も持ち帰ることが出来たのではないかと思います。
今回の講座は全体的にグループワークを多めに設けて、座学だけでは得られない、視点や実感、ネットワークを持ち帰ってもらいたいと思っています。
最後にはみなさんにどんな学びや目標が見つかっているのか、楽しみです。
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次回は7月19日(水)「話し合いの仕方(ファシリテーション)」です。
今回の講座は全回満員ですが、時間帯を変えて今秋〜冬にかけて後期を行う予定です。
参加したい!と思った方は、後期の開催日程が決まったらお知らせしますので、ぜひ協働センターまでご連絡ください。お待ちしております!
この講座は、まちづくりや地域づくりの担い手育成を目指して、当センターが毎年開催しているもの。全4回(5日間)で、まちづくりに関する基礎知識から実践まで様々なことを学びます。
今年は定員15名に対し、嬉しいことに申し込みが大幅にオーバー。会場を広い場所に変更して、22名でのスタートです。
陸前高田市内だけでなく、北は野田村、南は気仙沼、おとなり大船渡や住田町からの参加も!活動地域を超えた新しい出会いが生まれた一日でした。
初回は、「まちづくりの基礎知識」がテーマ。
講師はいちのせき市民活動センターのセンター長、小野寺浩樹さんです。
「まちづくり」には、市外からの注目を集める「まちおこし」と、生活の場を住みやすくする「地域づくり」の2種類があり、どちらも充実していないと移住定住には繋がりません。
ついつい目立ちやすい「まちおこし」に目が行きがちですが、本当に暮らしやすい地域を作っていくには、地道な「地域づくり」の活動が欠かせないことを学びました。
少子高齢化により地域が維持されなくなることが予測される将来。
高齢化だけでなく、そもそもの人口が少なくなっていくので、人が少なくても維持できるまちづくりの仕組みを考えていかないといけません。
まちづくりには、行政・地域コミュニティ・企業・NPOが関わりますが、それぞれが強みを生かして助け合うことで、地域を良くしていくことができます。
そんな中で、地域で活動する参加者のみなさんは、まちにとって貴重な人材。
参加者からは「なんとなく目の前の活動を続けていたが、地域にとってそれがいかに大切なことかを知ることができた」という声が聞くことができ、とても嬉しく思いました。
最後は、せっかく様々な地域から参加者が集まったので、グループに分かれて感想や思いを共有する時間に。
どんなことに自分が関心があり、どこが分からなかったのか。お互いに共有することで、他の人の視点も持ち帰ることが出来たのではないかと思います。
今回の講座は全体的にグループワークを多めに設けて、座学だけでは得られない、視点や実感、ネットワークを持ち帰ってもらいたいと思っています。
最後にはみなさんにどんな学びや目標が見つかっているのか、楽しみです。
****************
次回は7月19日(水)「話し合いの仕方(ファシリテーション)」です。
今回の講座は全回満員ですが、時間帯を変えて今秋〜冬にかけて後期を行う予定です。
参加したい!と思った方は、後期の開催日程が決まったらお知らせしますので、ぜひ協働センターまでご連絡ください。お待ちしております!