2016年10月28日
◆レポート 平成28年度 第5回まちづくりコーディネーター育成講座
10月20日(木)、陸前高田まちづくり協働センターが主催する、
平成28年度「まちづくりコーディネーター育成講座」の第5回を開催しました。
講師は、当センター長の三浦です。
この講座は、まちづくり・地域づくりの先導役(まちづくりコーディネーター)
を育てることを目的として開催しています。
第1回では“まちづくりの背景・しくみ”
第2回では“市民の思いを引き出し合意形成をするコツ”
についてお伝えしました。
そして、第3〜5回では
“課題発見力を持ち、課題解決のための戦略を立てる視点を持っている”
ということについてお伝えしています。
・第3回「地域の資源、どうやって見つけるの?」
まちあるきを行い、見つけた資源や課題をもとに地図を作成。
・第4回「見つけた資源、どうすればいいの?」
見つけた資源と課題を分類し、
“資源を活かしてどのようなことができるのか”“課題をどのように解決したいのか”
という視点でのストーリーづくり。
そして、今回の「どんな活動が出来るだろう?」です。
第4回で夢やアイデアをポジティブに考えてつくったストーリー。
次は、それを実現するまでにどんな手順を踏んでいくかを考える必要があります。
それが『事業計画』です。
『事業計画』には、大きく3つの種類があります。
@個別事業計画
A年間事業計画
B中長期計画
大切なことは、「色々な事業をやったら、結果こうなった」とならないよう、
ぶれないゴール(将来像)を描いておくことです。
今回は、第3回(まちあるき)と第4回(資源と課題の分析)で作成したものをもとに、
中長期計画と個別事業計画を作成するワークを行いました。
まずは中長期計画です。
○なりたい理想の将来像(目標)を考える
○目標にたどりつくまでの「小さな目標(道標)」をつくる
○「小さな目標」を達成するために何をやるのかを考える
○「小さな目標」に取り組む順番を考える
加えて、第4回で作成したストーリーの『起』『承』『転』『結』を使用して、
・最終的なゴールにはストーリーの『結』を置く
・「何をやるのか?」はストーリーの『承』『転』を参考にする
・時間があれば、何年以内に達成したい目標なのかも考える
これらをポイントとして、2グループに別れてワークを行いました。
次に、個別事業計画です。
前半に作成した中長期計画をもとに、1年目に行いたい事業についての
具体的な計画を考えました。
ポイントは、
・誰に対して行うのか?(対象)
・どこでやるのか?
・いつやるのか?
・どのくらいの期間/どんな手順でやるのか?
・いくらくらいでできるのか?
「何をやるのか?」が見てわかる名前(プロジェクト名)をつける所まで行いました。
そして発表。
2つのワーク共に時間を延ばしつつも、
何とか最後までたどり着くことができました。
第3〜5回を通して、2つのグループにはそれぞれの特徴が表れていました。
特に、その違いが如実に表れたのが、今回行った中長期計画作成の時です。
第4回で両グループ同じ方法でストーリーづくりを行ったにもかかわらず、
片や『結(将来像)』がなかったことに気づき、
片や『結(将来像)』はあるが、そこに向かうための段階がなかったことに気づき…と、
各グループそれぞれに頭を悩ませていました。
しかも、同じグループの中でも様々な意見が出て、
皆の意見を一致させることは難しい様子でした。
それぞれの活動にもよりますが、事業計画を大勢でつくることは少ないようなので、
「チームでの意見をまとめることの難しさと面白さを感じてほしい」という
講師の意図が伝わったのではないかと思います。
最後に、計画は作って終わりではありません。
「PDCAサイクル」と言われますが、評価・改善が抜け落ちてしまうことがよくあります。
※P…Plan(計画)、D…Do(実行)、C…Check(評価)、A…Act(改善)
評価検証を行うことで、よりよい活動につなげていくことが大切です。
ご参加いただいたみなさま、お疲れ様でした。
さて、次回は、広報について学びます。
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第6回「どうやって伝えよう?」
日時:11月10日(木) 19:00〜21:00
会場:陸前高田まちづくり協働センター
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当センターでは、地域づくり、まちづくりの担い手の育成を目的に
毎年講座を開催しています。
平成25年度に作成した「地域づくりハンドブック」を教科書に、
今年度は全6回に分けて、まちづくりコーディネーターとして
必要なスキルを学んでいきます。
※「地域づくりハンドブック」は、これからの地域をつくるうえで必要な手法と、
地域づくりの主体組織の運営に関するノウハウをまとめた教科書です。
途中からの参加もできますので、気になる!という方は、
お気軽に当センターまでお問い合わせください。
TEL:0192-47-4776
FAX:0192-47-4778
2016年10月27日
◆講座情報 第9回NPO勉強会 共感をえるため
日時:2016年11月11日(金) 13:30〜16:30
場所:カリタス釜石 多目的ホール(釜石市大只越町2-4-4)
内容:共感をえるため 〜団体が伝えたいことを相手に伝える手法〜
○自分を見つめることから、はじめよう
○相手から自分がどう見えているのか、考えよう
○何をしたいのか、団体の目的を明確にしよう
○スローガンを作ってみよう
○効果的なレイアウトデザインを考えてみよう
講師:古賀 桃子 氏 (ふくおかNPOセンター代表)
締切:11月7日(月)
申込み・問合せ:特定非営利活動法人アットマークリアスNPOサポートセンター
TEL:080-1668-9811
メール:info@rias-iwate.net
担当:横澤・岩間
2016年10月26日
◆イベント情報 平成28年度 陸前高田市産業まつり
日時:平成28年10月29日(土) 9:45〜16:00
10月30日(日) 9:00〜15:00
会場:栃ヶ沢公園及び陸前高田市コミュニティホール周辺
内容:商業、水産業、農業、林業それぞれの販売展示が行われます。
プログラム:
○29日(土)
9:45 開会式
10:00 もちまき
10:30 濱森栄子さんライブ
11:20 名古屋市ご当地クイズ
12:00 もちまき
12:25 商工会青年部イベント
13:20 西浦秀樹さんライブ
14:10 もちつき&どん菓子まき
15:00 川崎フロンターレ ステージイベント
○30日(日)
9:00 NPO法人総合型りくぜんたかた わくわくダンス
9:30 琴伝流 大正琴さんライブ
10:25 もちまき
10:50 長尾匡祐さんライブ
11:40 商工会青年部イベント
12:20 もちつき&どん菓子まき
13:10 川崎フロンターレ ステージイベント
13:50 もちまき
14:30 名古屋市ご当地クイズ
15:00 閉会
お問合せ:陸前高田市商工観光課 0192-54-2111
◆イベント情報 献血について
《1日目》日時:平成28年10月27日(木)
10:45〜12:00/13:00〜14:30
場所:陸前高田市役所
《2日目》日時:平成28年10月29日(土)
10:00〜12:00/13:30〜15:30
場所:陸前高田市コミュニティホール(産業まつり会場)
内容:両日とも 400ml献血のみ
※平成25年4月1日から、「降圧剤」(狭心症や不整脈治療の薬が含まれないものなど)
を複数服用されていても、当日の血圧がコントロールされていれば献血が可能と
なりました。
2016年10月20日
◆イベント情報 ハロウィン in KESEN’16
日時:2016年10月23日(日) 13:00〜17:00(12:30〜受付)
会場:陸前高田未来商店街(竹駒町滝の里3-1)
内容:
・仮装コンテスト
・ものづくりコーナー
・ハロウィンについてのパネル&写真展など
※コスプレショーとコンテスト表彰式は15:30〜
参加費:500円(イベント保険代含む)
主催/お申込み/お問合せ:
陸前高田青年会議所 青少年開発委員会 090-1733-6710(菅野さん)
一般社団法人 陸前高田青年会議所の詳細はホームページをご覧ください!→こちらから
◆イベント情報 広田湾大漁まつり
日時:2016年10月23日(日) 9:00〜14:00
会場:広田漁港 (広田町字中沢地内)
※雨天決行
内容:
・カキ、ホタテ、ワカメ、アワビ、ホヤ、サケ、イシカゲ貝の即売
・ホタテ、さんまなどの焼き物コーナー
・海産物直売
・餅まき
・カキ汁
・カキむき体験コーナー
・さけのつかみ捕り
※広田保育園七福神、赤磯太鼓の演奏もあり。
主催:広田湾大漁まつり実行委員会
2016年10月19日
◆レポート 平成28年度 第5回「高田地区市民会議」 開催
10月12日(水)、平成28年度 第5回「高田地区市民会議」を開催しました。
高田地区市民会議は高田町にお住まいの方、これから住む予定のある方などを
対象として、平成26年度から開催しています。
本年度より、高田地区コミュニティ推進協議会との共催で行っています。
地域に住む住民同士が集まり交流することを目的に、
今年度は『七夕写真コンテスト』と『カラオケ大会』について意見交換を行っています。
今回は、この2つの企画について、
「いつ、どこでやるの?」「誰に来て(参加して)ほしいの?」「何をするの?」など、
より具体的な部分を決めていきました。
企画の核の部分を決めるということもあり、
今回は皆さんに、2つの企画どちらについても意見を出し合っていただきました。
少しずつですが、回を重ねるごとに企画の輪郭がはっきりとしてきました。
悩む部分がありつつも、楽しそうに出し合われた意見を
ワールドカフェの手法で重ねていただきました。
この企画の目的は、“地域に住む住民同士が集まり交流する”ことです。
「気になる!」という、高田町にお住まいの方・今後お住まいになる方、
お誘いあわせの上、ぜひご参加ください。
次回開催について
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第6回「高田地区市民会議」
日 時:11月8日(火) 19:00〜20:30
場 所:陸前高田市コミュニティホール 小会議室A
対 象:高田町にお住まいの方、今後お住まいになる方
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◆講座情報 みちのくワークショップフォーラム2016
日時:2016年11月26日(土) 9:00〜18:00
会場:なのはなプラザ(〒021-0881 岩手県一関市大町4-29)
2・3・4階各ワーク会場
受付:なのはなプラザ2階 8:30〜9:00
※午後のみ参加の方は13:30〜 4階いちのせき市民活動センターにて受付
内容:
◆午前のワーク
@「ファシリテーターって、どんな役割?」
講師:NPO法人陸前高田まちづくり協働センター 理事長 三浦 まり江 氏
A「地域を繋げる“コトバ”と“カタチ”の編集・デザイン」
講師:澁谷デザイン事務所 代表 渋谷 和之 氏
B「言葉のパワー」
講師:NLPコーチ/NLPマスタープラクティショナー 教師 小野 浩司 氏
C「人財育成していますか?」
講師:株式会社下山 代表取締役/1o project 代表 下山 真之 氏
◆午後のワーク
@「チームのために自分が犠牲にならないリーダーシップ」
講師:桜の聖母短期大学キャリア教育学科准教授/学生支援部部長 後藤 真 氏
A「地域がチームになるために」
講師:地域社会デザイン・ラボ 代表 遠藤 智栄 氏
B「話し合いを可視化、共有!ファシリテーション・グラフィック入門」
講師:まちづくりファシリテーター NPO法人あきたNPOコアセンター
理事 稲村 理紗 氏
C「ふりかえりで事業を改善する!」
講師:いちのせき市民活動センター センター長 小野寺 浩樹 氏
参加料:3000円 (18:30〜の懇親会に参加する方は、懇親会費は別途かかります)
※午前or午後どちらか1ワークのみに参加の場合 2000円
締切り:11月12日(土)
申込み・問合せ:
いちのせき市民活動センター
TEL:0191-26-6400 FAX:0191-26-6415
※申込用紙に必要事項を記入の上、上記FAXまでお申し込みください。
※フェイスブックや電話でも申し込みを受け付けています。
いちのせき市民活動センターのフェイスブックはこちら
※午前・午後それぞれのワークから第1希望・第2希望を1つずつお選び下さい。
※各ワーク定員制です。後日決定した受講ワークをご連絡させていただきます。
2016年10月18日
◆レポート 平成28年度 第4回まちづくりコーディネーター育成講座
9月29日(木)、陸前高田まちづくり協働センターが主催する、
平成28年度「まちづくりコーディネーター育成講座」の第4回を開催しました。
講師は、初回を担当していただいた、
いちのせき市民活動センターの小野寺浩樹センター長です。
前回は、地域にあるお宝や困ったを発見する手法のひとつである「まちあるき」を行い、
実際に自分の足で地域を歩き、課題発見力を身につけるコツを学びました。
今回は『見つけた資源、どうすればいいの?』をテーマに、
発見した資源や課題の活用の方法について学びました。
はじめに、前回のまちあるきで作成した2地区の地図をもとに、
資源と課題の分類を行いました。
・プラス→プラス(伸ばすべき資源)
・マイナス→プラス(解決すべき資源・課題)
⇓
・行政が取り組むこと
・住民(団体)が取り組むこと
その結果、意外や意外!
2チームとも、資源と課題のほとんどが住民(団体)が取り組むべきことに分類されました。
“まちづくり”というと行政に頼りがちですが、冷静に見て分析したことで、
自分たちで取り組めることがたくさんあることに気づくことができました。
次に、分類した「住民(団体)が取り組むこと」の中から
チームでひとつの資源(資源の組合せでも可)を選び、それを活用してどんなことが
できるのか、アイデアや想いを膨らませながらストーリー作りを行いました。
始めは少し難しそうでしたが、「まずはできる・できないは関係なく考えましょう」
と話されると、面白いアイデアがたくさん出て、ひとつのストーリーに絞っていくことに
苦戦する様子も見られました。
そして最後は、各チームで作ったストーリーのショートプレゼンを行いました。
プレゼンの方法は、「結」→「起」→「承」→「転」。
※「結」:結論、「起」:結論に至った原因、「承」:内容の紹介、「転」:承の補足
鳴石チーム:「住民意識の向上(ゴミを利用する)」
ポイ捨てが多いので、町内会全体で取り組みを作る。
ゴミを資源に変えることもできるし、
みんなで取り組むことで絆を深めることもできる!
※マイナス(課題)→プラス(資源)
和野チーム:「街を標語で飾る」
まちにたくさんある標語・手づくりの資源・チリ地震の復興住宅を活用して、
老若男女みんな一緒にアートな地域を作って、地域の魅力を発信したい!
※プラス(複数)→プラス
ワークを通して、住んでいることで見えてくる課題は、
役割分担をすれば住民側でできることが多いということを実感しました。
まちづくりコーディネーターにとって大切な役割のひとつである、
地域の人々がもつぼんやりした希望や想いに対し、何をどのように解決したいのか、
何が課題でどのような所に問題があるか等、
一歩引いて冷静に見ること・整理するコツを学びました。
ご参加いただいたみなさま、お疲れ様でした。
さて、次回は、今回考えたストーリー(アイデア)を実現するための
具体的な計画の立て方のコツを学びます。
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第5回「どんな活動が出来るだろう?」
日時:10月20日(木) 19:00〜21:00
会場:陸前高田まちづくり協働センター
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当センターでは、地域づくり、まちづくりの担い手の育成を目的に
毎年講座を開催しています。
平成25年度に作成した「地域づくりハンドブック」を教科書に、
今年度は全6回に分けて、まちづくりコーディネーターとして
必要なスキルを学んでいきます。
※「地域づくりハンドブック」は、これからの地域をつくるうえで必要な手法と、
地域づくりの主体組織の運営に関するノウハウをまとめた教科書です。
途中からの参加もできますので、気になる!という方は、
お気軽に当センターまでお問い合わせください。
TEL:0192-47-4776
FAX:0192-47-4778
2016年10月17日
◆助成金情報一覧更新(10月14日版)
一気に寒さを感じるようになってきました。
夜間は10℃を下回るようになってきているので、
体調を崩さぬよう、お気を付け下さい。
さて、14日付で助成金情報一覧を更新しました。
【被災者支援】 東北ろうきん 復興支援助成金制度2016年度募集
(応募締切:2016年11月11日(金) 当日消印有効)
【被災者支援】 被災者支援総合交付金
「心の復興」事業[復興庁交付分]の募集 第3回
(応募締切:2016年10月21日(金) 12:00)
【被災者支援】 「タケダ・いのちとくらし再生プログラム」第2期第1回助成
〜NPOと共に地域の再生と未来を目指して〜
(募集期間:2016年10月24日(月)〜10月31日(月) 当日必着)
【被災者支援】 Yahoo!基金! 復興支援助成部門
「コレクティブインパクト型」プログラム
(応募締切:2016年10月31日(月))
【被災者支援】 Yahoo!基金! 復興支援助成部門
「課題解決型」プログラム
(応募締切:2016年10月31日(月))
【子ども】 平成29年度 子どもゆめ基金
[子供向け教材開発・普及活動助成]
(応募締切:@郵便申請2016年11月1日(火) 消印有効
A電子申請2016年11月7日(月) 17時締切)
【その他】 日興AM従業員チャリティプログラム
(応募締切:2016年10月21日(金) 17時まで)
もう少し詳しい情報についてはこちらをご覧ください。