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2019年03月08日

◆レポート 平成30年度まちづくりコーディネーター育成講座 実践編

3月2日(土)、平成30年度まちづくりコーディネーター育成講座 実践編「まちあるきでまちをもっと知ろう!」を開催しました。

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今回は、昨年の10月から12月に行ったまちづくりコーディネーター育成講座の実践編として、実際に地域を歩き資源や課題を探すフィールドワークを体験し、実践を通してより深く手法を学ぶ機会として開催しました。
講師は、当センター長三浦が務めました。

○まちづくりの進め方
フィールドワークに出かける前に、まずは講座のおさらいから始まりました。
まちづくりには、
・「プラスをプラスに」(今あるものをもっと良くする)
・「マイナスをプラスに」(今ないものを良くする)
の二つの方法があります。
事業や活動を行う時には、まず活動の種となる地域のプラス要素(資源)とマイナス要素(課題)、地域の現状を知ることがとても大切です。

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○「まちあるき」とは?
「まちあるき」は、まちを実際に歩いて、地域の良いところや課題を見つけたり、洗い出しをするまちづくりの手法の一つのことです。

いつも私たちが何気なく見ている景色の中には、地域のお宝や課題がたくさん潜んでいます。ここで大事なのは、「これ、なんだろう?」という視点で景色を見ること。普段の生活の中でもじっくり見てみるといろんなことに気づくかもしれませんね。


今回のまちあるきコースは高田町鳴石地区。
当日は少し風が冷たかったですが、カメラを片手にゆっくり歩きながら、地域の魅力を感じるものや心配に感じる場所などを探していきます。

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実際に歩いてみると、縁石のブロックが壊れていたり、側溝のふたがなくて危険な場所があったりと車で通っただけでは気づきにくい地域の課題が見えてきました。
また、途中で野生のキジ(オス)を発見。残念ながらカメラには収められなかったですが、キジも立派な資源ですよね。

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午後は撮影した写真とメモを地図に落とし込む“地域資源マップづくり”。
見つけてきた資源や課題をマップにすることで、具体的な取り組みを考える時に役立つ材料になります。

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マップにしてみると、「あの場所はこうしたらどうかな?」「あれは何かに活かせないだろうか?」と早速いろいろな意見が出ました。
参考までに過去に作成したマップと比べてみると、その時の課題が今もそのままになっていることや、今回とは違う視点があることが見て取れました。

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まちあるきは、地元の人と外の人の視点、天候や季節による視点の違いなど、同じ場所を歩いても、視点や視線が違うことで見つける内容が異なります。
また、テーマを設定することで、歴史・観光・防災など様々なことにも活用できます。
地域に合わせたテーマ、必要なテーマを設定して「まちあるき」をするのもいいですね。


今回は、実際にまちあるきを体験してまちづくりの手法を学びました。みなさん、地域をじっくり見て歩くのはとても新鮮だったようで、それぞれの気づきがあったようです。

ぜひ、みなさんの今後の活動に取り入れてみてくださいね。

2019年01月15日

◆みんなの学校inほんまるキャンパス

12月15日(土)16日(日)の2日間、交流施設ほんまるの家で「みんなの学校inほんまるキャンパス」が開催されました。

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みんなの学校は、市民がつくる手づくりの「まちづくり活動の学び舎」です。
今回は、日ごろから地域課題の解決に取り組んでいるNPOの様々なまちづくり活動を広く市民に知ってもらい、活動への参加や人と人とがつながるきっかけを生むことを目的に、市内のNPO5団体を先生役に迎えて開催し、各団体の活動や地域への想いなどをお話しいただきました。

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○12月15日(土)1限目:「アロマテラピー講座」
講師はNPO法人まぁむたかたさん。この講座では、乾燥などが気になる冬に役立つミツロウハンドクリーム作りを体験しました。
講座前はみなさん少し緊張しているようでしたが、なかなかできない体験にわくわくしている様子が伝わってきました。講座が始まると、香りを選んだり、クリームを混ぜ合わせたり、隣の人とお話ししながらみなさん本当に楽しそうに取り組む姿が見られました。
講師の方には、精油の成分や香りの効能などアロマテラピー初心者の方にもわかりやすく説明していただき、みなさん気軽に参加ができたようです。

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最後にはハーブティーとケーキのおもてなしもあり、会場中いい香りに包まれた、素敵な癒しの空間となりました。

○12月15日(土)2限目:「高田松原の再生を目指して」
講師のNPO法人高田松原を守る会さんは、高田松原の再生のため松苗の育成や植樹を行っています。
今回は、高田松原の歴史と震災での被害状況、団体の活動内容についてお話をしていただきました。活動は松苗を植えて終わりではなく、その後も立派な松林を育てる作業は続いていくのだと鈴木さん。松苗を植えてから元の美しい高田松原が再生するのはおよそ50年後。鈴木さんは「50年後に自分は生きていないだろうけど、風になってでもその姿を見たい。」と笑顔でお話していました。
また高田松原の美しい姿を見られる日が本当に楽しみですね。

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鈴木さんをはじめ、会のみなさんの高田松原に対する熱い想いが伝わる講座でした。

○12月15日(土)
3限目:「陸前高田の民泊ってどんなことをやってるの?」

講師は一般社団法人マルゴト陸前高田さん。マルゴト陸前高田が行っている民泊の内容とその魅力について教えていただきました。
講座は、みんなでお茶やお菓子を囲み、和やかな雰囲気でスタート。
講師の永田さんは「年齢や住んでいる地域が違う人たちと交流するのは本当に楽しいこと。民泊に来た人たちから普段気づかない地元の魅力を教えてもらえるんですよ。」と民泊の魅力を語ってくれました。また、実際に民泊の受け入れをしている方から「なにも特別なことをする必要はない。本当に楽しいからみんなやった方がいい。」とみなさんに民泊を強くおすすめする場面も。お二人から民泊の楽しさが存分に伝わってきました。

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今回の話を聞いて、参加者の方の中には「民泊の受け入れをしたい!」と心を動かされた方もいるようです。みなさんで楽しく交流しながら、最後まで笑顔のあふれる講座となりました。

○12月16日(日)1限目:「冬の薬膳料理教室」
2日目の講師はNPO法人りくカフェさん。『体を温める』をテーマに、冬の薬膳の理論などのお話を交えながら、家庭でかんたんにできる薬膳料理を教えていただきました。今回は黒豆ごはん、鶏ニラスープ、キムチ、ゆず茶など、まさに体が温まるメニュー。冬には黒い食材と選んで食べるのがいいそうです。
先生から調理の説明を受け、早速調理開始。
調理が始まるとあっという間においしそうな匂いが会場中に広がりました。

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調理中には、お話しながら作業する姿も見られ、新しい出会いも生まれたようです。
試食時には、冬におすすめの食材や食べ方などの説明もしていただき、「とても勉強になった。」とみなさん大満足でした。出来上がったお料理もとてもおいしくできましたよ。
学びと交流、そして美味しい料理で心も体も温まる講座となりました。

○12月16日(日)
2限目:「東日本大震災から学ぶ、防災について!」

最後の講師は陸前高田被災地語り部くぎこ屋の釘子さん。震災時の避難所の状況や当時の想いなど写真や映像を使いながらお話していただきました。

“避難所では何が必要で、何が足りなかったのか。
これから起こりうる災害に備えて何を準備するべきなのか。“
経験したからこそ伝えられること、伝えていかなければならないこと。

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本当に貴重なお話を聞くことができました。
講義中、当時を思い出し涙を流す方もいらっしゃいましたが、「今日は話を聞きに来てよかった。」とみなさんから感想をいただきました。
震災を伝えていく事、そしてこれからの防災について考えるとても大切な時間となりました。

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2日間にわたって開催した、「みんなの学校inほんまるキャンパス」
両日とも天気に恵まれ、たくさんの方々にご参加いただきました。
どの団体も地域に対する熱い想いを持って活動していることが伝わってくる講座となりました。参加者のみなさんもNPO団体の活動に触れ、たくさんの学びと発見、素敵な出会い、つながりが生まれた2日間になったのではないかと思います。

当日は参加者のみなさんで交流する姿が見られました。また、団体のお話を聞いて「参加してみたい。」「またやりたい。」という声もたくさん聞こえてきました。
これを機会に団体の活動に参加してみるのもいいですね。
今回の企画が、今後の団体の活動や地域が元気になることにつながると嬉しいです。

講師のみなさん、そして参加してくれたみなさんありがとうございました!
また機会があれば、みなさんぜひご参加ください。

2018年12月27日

◆レポート 平成30年度まちづくりコーディネーター育成講座 第5回

12月13日(木)、「平成30年度まちづくりコーディネーター育成講座」の第5回が陸前高田市コミュニティホール小会議室で開催されました。

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秋に始まったまちづくりコーディネーター育成講座。季節はすっかり冬になりました。
最終回となる第5回のテーマは「チームで事業を評価する」。
今回は、今までの講座を振り返りながら、チームで事業を評価・振り返りを行うときの手法をワークで学びました。
講師は第1回の講師もしていただいた「いちのせき市民活動センター」センター長の小野寺浩樹さんです。

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○事業を振り返り・評価すること

事業や活動をやって終わりにしてはいませんか?
事業や活動を行ったら、その次の活動をよりよくするために関わったメンバーで評価や振り返りをしていきましょう。

「この事業はいつから始まったのか」
「今回の活動はどこがよかったのか、どこが悪かったのか」
「どうしたらもっとよくなるのか」
「これからどんなことができるのか」

過去の振り返りをメンバー間で共有し、一緒に将来を考えることが次への活動に繋がります。これから、どんどん人口が減ってしまう中で、新しいものではなく、今までの数ある事業の中からより必要なものを残していく作業がとても大事になってきます。

今ある事業を振り返り、見直しを行うことも地域づくりにおける重要な取り組みのひとつです。

今回は、【フューチャーサーチ・SWOT分析・KPT(振り返りの手法)】これらの手法を使い実際にワークを行いました。

まずは、過去を振り返り、将来を考えていく“フューチャーサーチ”。
どんな事業をいつ、どのタイミングで実施してきたのかを広い視野から振り返り、将来の姿を考えていきます。
『気仙管内のコミュニティを振り返りつつ、将来を探す』をテーマに、みんなで地域を振り返ります。

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「あの建物ができたのはいつだっけ?」「あの事業が始まったのはいつだったかな?」

いざ、数年前のまちの状況や自分のことを書き出そうとするとなかなか思い出せないものですね。
しかし、みなさん“未来にどうなっていたいか”については「若者の仕事の選択肢があるまち」や「人と資源がつながるまち」などたくさんの意見が出されました。みなさんの“地域をもっとよくしたい!”という熱い想いが伝わってきました。

次のワークは、現状を分析して将来を考えていく“SWOT分析”。
『気仙管内のコミュニティの現状を分析しこれからのコミュニティの在り方について考える』をテーマに、強み・弱み・機会・脅威を出していきます。

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強みと弱みはどんどん出されましたが、そこから機会や脅威をあげるのは少し難しい様子でした。現状をしっかりと分析することで、そこから新しいアイディアや活動の機会が見つかるかもしれません。

今回は、実際にワークを行い振り返りの手法を学びました。早速、地域やコミュニティでやってみるのもいいかもしれませんね。どの手法を使うかは、場面でその時に合ったものを選ぶことが大切です。しっかりと振り返りを行い、次の活動や事業をよりよいものにしていきましょう。

○コーディネーターの役割

コーディネーターは「地域の人たちの先頭に立って事業や活動を行う人」ではありません。
先導するのではなく、地域の人たちからたくさんの意見や想いを引き出し、それを実現できるよう手助けをしたり、アドバイスをしていくのがコーディネーターの役割です。
また、地域と行政のバランス感を見ながらその間に入り、”中和剤となるのがコーディネーターのポジション”ではないかと小野寺さんはお話ししていました。

難しく考えず、地域の人が動きやすいように、ポンと背中を押してあげられるようなコーディネーターになれるといいですね。

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10月からスタートした講座も今回で修了です。
まちづくりの基礎から事業の振り返りの手法まで、とても内容の濃い講座となりました。
参加者のみなさんも新しい発見や学び、改めて気づいた地域の魅力や課題など感じるところがたくさんあったと思います。
ぜひ、今回学んだことや感じたことを地域や今後の活動に活かしてほしいですね。
一緒に地域を盛り上げ、元気で素敵なまちしていきましょう。

参加していただいたみなさん、お疲れさまでした。


2018年12月03日

◆レポート 平成30年度まちづくりコーディネーター育成講座 第4回

11月22日(木)、「平成30年度まちづくりコーディネーター育成講座」の第4回が交流施設ほんまるの家で開催されました。

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第4回のテーマは「事業の効果的な広報・PRを考える」。
自分たちの活動やイベントを知ってもらうために必要な広報。今回は対象に合わせた広報の方法や、チラシデザインの基本を実践しながら学びました。
講師は、当センターの種坂奈保子です。

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○伝えたい相手は誰?
そもそもなぜ広報をするのでしょうか?
イベントに来てほしい、活動に参加して欲しいなど様々な理由があると思います。
「みんなに来てほしい!見てほしい!伝えたい!」
という発信者側の一方的な想いだけでは、誰にも届いてないなんてことも…

そこで大切なことは“確実に伝えたい相手をイメージする”こと。
「年代・性別・どんな生活をしている人なのか」など、対象を具体的にイメージすることで広報の方針が決まり、対象に合わせた手段などが見えてきます。

やみくもにチラシをつくるのではなく、
“届けたい相手に合わせた広報”を考えることが大切です。

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参加者のみなさんにも、自分の広報したいことについて考えていただきました。
「伝えたい相手はどんな人で、どのような媒体だと伝わるのか。」みなさん想像力を膨らませていました。

〇チラシづくりは準備が肝心
さて、“届けたい相手に合わせた広報”は、どうやってつくればいいのでしょうか。
チラシを作るぞ!と、いきなりパソコンに向かうのは実はNGです。

このチラシは、誰に、何を伝え、どう思ってほしいのか?
そのためにはどんな項目が必要か?
その項目が伝わるための優先順位は?

まずは、こうした“情報を整理する”ことがポイントです。
知らない人に何かを伝えることは難しいもの。
「何を伝えたら心を動かせるのか?」
相手が知りたい情報の順番を意識ながら整理をしていきます。

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続いて、レイアウト案を描くワークを行いました。
思いつくだけたくさんのレイアウトを書き出すというこのワーク。
次々とレイアウトを描いていく人、頭を抱えながら描いている人とそれぞれでしたが、みなさん懸命にアイディアを絞り出していました。

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ここで書き出したものの中から一番良いもの(目を引くもの・わかりやすい)を選び、いよいよA4の用紙にチラシを描いていきます。

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みなさんワークシートに整理した内容と準備したチラシなどを参考に、イベント名やイラストの配置など、自分が広報したいものに合ったレイアウトを考えているようでした。

最後にはそれぞれが作成したチラシを共有する時間をもちました。

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他の人のチラシのレイアウトやアイディアを見ることで、新しい発見や気づきがあったようです。

今回は、自分のやりたい事業や活動を伝えるための広報づくりのノウハウを、実際に伝えたい情報の整理やチラシ作成のワークを通して学びました。参加者の方からは、「デザイン・レイアウトの考え方がよくわかった。」「チラシづくりにすぐ活用したい。」という声をいただきました。ぜひ、今回の学びを活かして、相手に伝わるチラシづくり、広報活動をしてほしいですね。

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次回はいよいよ最終回。
第5回は12月13日(木)「チームで事業を評価する」です。
活動が「やっておわり」になっていませんか?次の活動をよりよくするためには、活動・事業に関わったみんなで評価・振り返りをすることが大切。チームで事業を評価・振り返る手法を学びます。

参加費については以下の通りです。
◎参加費  各回の参加… 1回1,000円

会場は、陸前高田市コミュニティホール小会議室です。
      
今からの参加も大歓迎ですので、どうぞお気軽に協働センターまでお問い合わせください。

2018年11月14日

◆レポート 平成30年度まちづくりコーディネーター育成講座 第3回

11月8日(木)、「平成30年度まちづくりコーディネーター育成講座」の第3回が陸前高田市コミュニティホール小会議室で開催されました。

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第3回のテーマは「事業・活動をつくる」。
今回は、地域への想いや地域をよくするためのアイディアを行動に移すために必要な段取りや事業計画のつくり方を学びます。
講師は前回に引き続き「いちのせき市民活動センター」の佐藤大輔さんです。

○事業計画とは?
事業計画は、円滑に事業を行うためのもの。
目標達成に向けた具体的な活動を行うための道筋となります。必要となる資源等を明示し、取り組み内容(頻度、内容、対象)を整理して、事業を組み立てていきます。

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○事業をつくる
事業をつくるには、まず地域の現状把握と整理、そしてできることとできないことの把握が必要です。
「地域の現状はどうなっているのか?
住民の地域課題や資源への認識や意識はどのくらいなのか?」
地域性や住民意識を把握し、整理していきます。
事業のテーマや目標が感情的に共感できるものでないとなかなか人は動きません。

“『解決策』より『どんな課題を解決したいか』”
という部分がとても重要なのです。

また、計画を立てた後に「それはできません」とならないよう、予算やスケジュールなど動かせない事項・条件は事業立案の前に洗い出しを行います。

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ここでは、個人ワークとして現状把握・前提条件の整理(現状、背景、住民の意識、対象、解決策…)をシートに書き出す作業を行いました。具体的に書き出してみることで、考えが整理され、自分のやりたい事業のかたちが少しずつ見えてきているようでした。

○プロセスデザイン(段取り)
現状から目標達成までの作業項目(いつ・なにを・何回・どのような手順で・誰が行うか)を時間軸において考えていくのが事業計画。最初から完成形(ゴール)を目指すのではなく、着実にゴールするためのプロセスデザインが重要です。
しっかり準備をすることが実際に活動するときに大切になってきます。

○事業計画書の書き方
ここまでに考えた段取りを実行するために更に具体的にしたものが事業計画書です。
事業計画書は事業を実行するための道しるべであると同時に、外部への理解や協力・支援を得るためにも必要になるものです。自分のやりたい事や想いだけを書くのではなく、地域の現状や目指す将来像、実現のための方法など、読む人が知りたいことがきちんと書かれていることが大切です。
また、知らない人に事業・活動を伝えるためには作文力も必要です。
事業の目的、達成目標、事業の特徴などを書き出し、伝えたいことを整理にして、相手に伝わる事業計画書を作成しましょう。

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今回は、事業をつくるために必要なことや事業計画書の書き方など事業においてとても大事な部分を学ぶ講座となりました。参加者のみなさんも、実際に具体的な部分の書き出しや事業計画書を作成したことで実践に繋がる学びができたようです。
みなさんの真剣に話を聞く姿や地域を想い考える姿がとても印象的でした。
ぜひ今後の活動に活かしてほしいですね。

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第4回は11月22日(木)「事業の効果的な広報・PRを考える」です。
自分たちの活動やイベントをたくさんの人に知ってもらい、参加してもらうにはどうしたらいいでしょうか?対象に合わせた広報の方法や、チラシデザインの基本を実践しながら学んでいきます。
次回の会場は「交流広場ほんまるの家」となります。会場が変更になりましたのでご注意ください。

参加費については以下の通りです。
◎参加費  各回の参加… 1回1,000円
      
今回の講座も残すところあと2回となりました。
今からの参加も大歓迎ですので、どうぞお気軽に協働センターまでお問い合わせください。

2018年11月01日

◆レポート 平成30年まちづくりコーディネーター育成講座 第2回

10月25日(木)、「平成30年度まちづくりコーディネーター育成講座」の第2回が陸前高田市コミュニティホール小会議室で開催されました。

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第2回のテーマは「事業・活動の種を見つける」。
今回は、地域をもっと元気にするための事業・活動の種の見つけ方を学んでいきます。
講師は「いちのせき市民活動センター」の佐藤大輔さんです。

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○まちづくりを進めるための考え方
まちづくりの活動をしている方々は、『今』より「暮らしやすい・楽しい・幸せ」な『未来』にしたいという想いで活動されていると思います。
しかし、いざ事業をはじめようと思っても、事業の目的や背景が明確になっていないと参加や協力、支援を得ることはできません。
「なにかしなくちゃ」とはじめるのでなく、「今よりどんなまちにしたいのか」という目的をしっかり持ち、「事業によりどんな効果を地域にもたらしたいのか」を視点において考えることが大切です。

○現状の整理と過去の振り返り
さて、事業や活動の種はどこから見つけてくればいいのでしょうか。
まちづくりの進め方には、
・「プラスをプラスに」(今あるものをもっとよくする)
・「マイナスをプラスに」(今ないものをよくする)
の二つの方法があります。
事業を考えるときには、地域のプラス要素(地域資源)とマイナス要素(課題)を把握して整理する作業が必要です。
“地域にはなにがあるのか” ”なにが必要なのか”
地域の現状を知る事はとても大切なことです。
自分たちの地域や活動はどうでしょうか?

また、過去を振り返る作業もとても重要になってきます。
地域の歴史や文化的な背景を探り、“地域らしさを再確認”することで事業のヒントや方向性が見えてくることがあります。
そして、新しい事業だけを考えるのではなく、今ある事業を振り返り、事業の見直しを行うことも地域づくりにおける重要な取り組みのひとつです。

○将来ビジョンの設定
過去、現在とこれまでの成果や課題を整理したら、いよいよ理想の将来にむけた事業を考えます。

今回は2つのグループに分かれて、将来ビジョンを描くワークを行いました。
グループ内から1人話題提供者を決め、他のメンバーで質問をしていきながら、地域の現状を整理し、5年後の将来ビジョンを考えていきます。
それぞれ地域ならではの資源や、高齢化・人不足など共通する課題が出されました。
話し合いの結果、
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Aグループは「椿を“食材”として使った地域おこし」

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Bグループは「梯子虎舞の世界遺産登録をめざす」
を5年後の将来ビジョンに置きました。

次にこれをもとに将来ビジョンに到達するための5年計画をグループで考えます。

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Aグループ 年計画

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Bグループ 年計画

「これをやるにはこれが必要」「それならいつから始めないとだめだ」
と、どちらのグループもビジョン達成のためのアイディアや意見をお互いに出し合い、夢の広がる話し合いとなりました。

今回行った年計画のようにステップを決めて考えていく事で、目的を達成するためにできることが見えてきます。
事業を行うときはできるところから目標を立て、1つ1つクリアしながら目的の達成を目指していきます。

○まとめ―事業・活動の“種”はここに
・過去の振り返りと現状の分析
過去の活動や現状に事業のヒントがあります。
これらを1つ1つ整理して、将来ビジョンに向けた事業を考えてみましょう。

・住民のつぶやき
住んでいる人の声にはたくさんの企画のタネが隠されています。
何気ない世間話から事業がスタートすることも…
地域に出て、実際に見たり聞いたりすることで事業のヒントやニーズをつかむことができるかもしれません。

そしてニーズを感じたら、まずは小さくても形にしてみること。
形にすることで、活動に興味のなかった人にも効果を実感してもらい、そこから協力者や理解者が拡大して、大きな活動へとつながっていくこともあります。

今回は、実際にワークを行いながら、将来ビジョンの描き方、事業・活動の種の見つけ方を学びました。参加者の方からは、「実際にやってみることで種の見つけ方が身についた」「具体的な活動に繋がった」とのお声をいただきました。
講座で学んだことを実践し、地域のニーズにあった事業や活動を考えていけるといいですね。

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第3回は11月8日(木)「事業・活動をつくる」です。
次回は“見つけた種”をもとにやってみたいことを実現するために必要な段取りや事業計画のつくり方を学んでいきます。

参加費については以下の通りです。
◎参加費  各回の参加… 1回1,000円
      全回通しての参加…3,000円

「全部を通して出るのは大変…」というお声がありましたので、1回だけの参加と全回通しての参加で、参加費を分けました。

受けたい講座があるけど1回のために3,000円はちょっと高い…そう思っていた方、興味・関心のある回だけの申し込みも可能ですので、どうぞお気軽に協働センターまでお問い合わせください。

次回でこの講座も折り返しとなりますが、まだまだ参加者を募集していますので、興味のある方はぜひご参加ください。

2018年10月17日

◆レポート 平成30年まちづくりコーディネーター育成講座 第1回

10月11日(木)、「平成30年度まちづくりコーディネーター育成講座」の第1回が陸前高田市コミュニティホール小会議室で開催されました。

本講座は、市民主体のまちづくりの旗振り役となるコーディネーターの育成を目指し、当センターが毎年開催しているものです。今年で7年目となる今回は全5回。まちづくりに関する基礎知識から実践、事業の評価の仕方まで様々なことを学びます。

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第1回のテーマは「まちづくりの基礎を知る」。
講師は毎年このテーマの講師をお願いしている、「いちのせき市民活動センター」センター長 小野寺浩樹さんです。
初回の今回は、まちづくりや地域づくりの基礎をしっかりと学んでいきます。

〇まちづくりとは?
一口にまちづくりと言っても、イメージするものは人によって様々です。参加者の皆さんが思い描く「まちづくり」の取組みを挙げてもらうことから講座は始まりました。
まちづくりには、商品開発やイベントなど市外からの注目を集めることを目指す “地域おこし”と、地域の人々の生活の場を住みよくすることを目指す“地域づくり”の2種類があります。まちづくりの取組みと言うとどうしても前者の“地域おこし”に目がいきがちですが、より住みやすい地域をつくるためには地道な“地域づくり”も重要な取り組み。住みやすいまちにならないと移住者も増えていきません。まちや地域の活性化にはどちらも大切な取り組みであること学びました。

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○まちづくりの主体は誰?
まちづくりは誰が担うものなのでしょうか?その担い手は、大きく四者に分けられます。それが、地域コミュニティ(住民)・NPO・企業・行政です。
それぞれに違う立場、目的、価値観を持っていて、それぞれ得意なことやできることが異なります。人が少なくなり、担い手が高齢化していくこれからのまちづくりでは、どこか一つが担うのではなく、みんなで協力して取り組むことが必要になってきます。
それぞれの強みを理解しお互いに役割を決めながら、協力して地域の課題を解決していきたいですね。

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○少子高齢化と向き合う
日本全国で問題になっているのが少子高齢化と人口減少です。少子高齢化・人口の減少により、今のままの地域運営では、地域の維持・継続がどんどん難しくなっていくことが考えられます。
これからの地域づくりは、高齢化社会に備えた活動の見直しや支え合いの仕組みを考え、人が少なくなったときに耐えられる地域づくりをしていかなければならない、と小野寺さん。

参加者のみなさんは、地域の現状や将来的な数字をみて、少し不安そうな表情でしたが、同時に”自分の地域ではどうするべきなのか”を考えているようでした。

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2時間弱の講座はあっという間に終了。
講義中のみなさんの地域の現状・これからについて真剣に考えている姿はとてもかっこよく印象的でした。参加者の方からは、「活動に少し不安があったが再確認できて心強かった。」「地域の意見の貴重さに気づくことができた。」となどのお声があり、少しでも地域活動のヒントを見つけていただけたようでとても嬉しく思います。

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第2回は10月25日(木)「事業・活動の種を見つける」です。
まちの過去・現在・未来を見つめながら、地域をもっと元気にするための事業・活動の種の見つけ方を学んでいきます。

参加費について、「全部を通して出るのは大変…」というお声がありましたので、1回だけの参加と5回通しての参加で、参加費を分けることにしました。それぞれの参加費は以下の通りです。

◎参加費  各回の参加… 1回1,000円
      全5回通しての参加…3,000円

受けたい講座があるけど1回のために3,000円はちょっと高い…そう思っていた方、興味・関心のある回だけの申し込みも可能ですので、どうぞお気軽に協働センターまでお問い合わせください。
まだまだ参加者を募集していますので、ぜひご参加ください。

2017年12月22日

◆レポート 平成29年度 後期 まちづくりコーディネーター育成講座 第4回

12月2日(土)、「平成29年度 後期 まちづくりコーディネーター育成講座」の第4回を開催しました。今回も会場は陸前高田まちづくり協働センターの会議室。講師は、当センターに配属されている、いわて復興応援隊の種坂です。

最終回となる今回のテーマは「広報の考え方とチラシ作り」。
自分たちの活動やイベントをたくさんの人に知ってもらうための、広報の考え方やチラシデザインの基本を学びます。
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本当に伝えたい相手は誰ですか?
そもそも、私たちはなぜ広報をするのでしょうか?
イベントや企画に参加してほしい、物を売りたい等、さまざまな目的がありますよね。

では逆に、私たちはなぜ広報物を見るのでしょうか?
何でもかんでも知りたいわけではなく、楽しそうなものや役に立ちそうなもの、人に教えたいもの等、良い情報を知りたいからですよね。

「たくさんの人に来てほしい!(伝えたい!)」
発信側はついつい欲張ってしまいますが、結局一方通行で誰にも届いていないということがよくあります。
そこで効果的なのが、“伝えたい相手を具体的にイメージする”ことです。
対象を絞ることによって、広報の方針が決まり、その対象に合わせた手段などが見えてきます。

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受講生のみなさんにも、自分が広報したいことについて考えていただきました。
本当に伝えたい相手の立場に立って考えること…やっているようで意識しないとできないことですね!


続いて、広報において大事な要素のひとつである「文章の書き方のポイント」を学びました。

小中学校で学んだことを覚えていますか?
・正しく
・分かりやすく
・同じ言葉や文末を繰り返さない など

こうして、ポイントを並べてみると、みなさんどこかで聞いたことのある内容だと思いませんか?
そうです、小学校や中学校で習ってきたことです。
小さい頃から、大事な基礎を学んでいたんですね!

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例題を解きながら、遠い昔の記憶を呼び起こす貴重な時間となりました。


そして、いよいよ「チラシづくり」。

準備を怠るべからず
このチラシで、誰に、何を伝え、どう思ってほしいのか?
チラシに掲載する必要な項目は?
その項目で、伝わるための優先順位は?

いきなりパソコン画面に向かうのではなく、“情報を整理する”ことがポイントです。
何事も準備が肝心なんですね!
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手順やコツを学んだ後は、実際にチラシづくりを体験していただきました。
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できるだけたくさんのレイアウト案を描くワークでは、みなさん頭を抱えながらアイデアを絞り出していました(笑)


最後に、作成したチラシをみんなで共有する時間をもちました。
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今まで、パソコンや紙とにらめっこしながらチラシを作ってきた受講者にとって、手順に沿って(情報を整理しながら)作り込んでいくワークは少し難しかったかもしれません。
しかし、これが良いチラシを作る近道になるんです!
近々イベントのチラシを作るという方もいらっしゃったので、今回の学びを是非活かしていただきたいと思います。


そして、今回で本講座全課程修了ということで、修了式を行いました。
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ご参加いただきましたみなさん、お疲れさまでした。
毎年少しずつ増えていく“まちづくりの仲間”。とても心強いです。
これからのみなさんのご活躍を心より祈願して、閉講とさせていただきます。

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いっしょに地域を盛り上げて、素敵なまちをつくっていきましょうね!

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当センターでは、地域づくり、まちづくりの担い手の育成を目的に毎年講座を開催しています。

平成25年度に作成した「地域づくりハンドブック」を教科書に、今年度は前期・後期に分けて、まちづくりコーディネーターとして必要なスキルを学んできました。
※「地域づくりハンドブック」は、これからの地域をつくるうえで必要な手法と、地域づくりの主体組織の運営に関するノウハウをまとめた教科書です。

2017年12月01日

◆レポート 平成29年度 後期 まちづくりコーディネーター育成講座 第3回

11月15日(水)の夜、「平成29年度 後期 まちづくりコーディネーター育成講座」の第3回を開催しました。今回も会場は陸前高田まちづくり協働センターの会議室。講師は当センターのセンター長 三浦です。

「まちづくりの基礎知識」、「話し合いの仕方(ファシリテーション)」に続き、今回のテーマは、地域づくりやまちづくりを進めるときの「事業計画の立て方」です。
より効果的に活動するための視点や手順を学んでいきます。

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まちづくりのメインは“事業”
まちづくりは事業を進めていくものですが、その事業には必ず目的があり、どんな効果を生みだすかが明確になっていなければ意味がありません。
「やみくもに何かやる」、「予算があるから何かやらなければ...」ということではなく、
どんなまちにしたいか?という目的をもって、事業を通してどんな効果をまちに生みだしたいのか?の視点を置いて考えることが大切です。


視点@:まちづくりの種類
・「今あるものを、もっと良くする」(プラスをプラスにする)
・「今ないものを、良くする」(マイナスをプラスにする)
自分たちの活動を振り返ってみましょう。


視点A:理想の将来像
「どんなまちにしたいのか?」「活動を通してどんな風に変えていきたいのか?」を考えることがまちづくりのスタートです。まずは、目標を考え、どのように実現させるか、道すじをつくっていく作業が『事業計画を立てる』ということ。
スタートからいきなりゴール達成は難しいので、階段を上るように小さな目標を設定し、ひとつひとつをどのように達成していくかを考えることもポイントです。


視点B:地域を知る
まちづくりに取り組むにあたって、理想の将来像を描きつつ、過去を振り返りながら、地域の現状を知る必要があります。
現在を理想の将来像に変えるために行うのが事業なのです。

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続いて、事業計画づくりの手順に進みます。

手順@:理想の将来像を考える
「こんなまちになったらいいな」を描く。
ここでのポイントは、この段階で「現実的に考えて無理だろう」ということは考えないこと!
ひとりだと考えに限界があるので、みんなでアイディアを出し合うこともオススメです。


手順A:まちを知る
過去を振り返り、現在を知る。
まちを知る手法のひとつとして、「まちあるき」の事例紹介がありました。実際に自分で見たり聞いたり感じたりしたことを、資源と課題に分けて整理し分析(例:SWOT分析)するものです。


手順B:事業のアイディアを考える
アイディアや情報を整理し、実現できるアイディアを選択する。
どんな理想の将来に辿り着きたいのか?それはどうしてなのか?という部分がぶれないことが大切です。


手順C:具体的な方法を考える
「いつまでに」「何をして」「どこまで実現するのか」などが決まってくると、具体的で現実的なものになります。
「お金(予算)」や「人手」を考えておくのも大切です!


実際に受講者のみなさんにも、ワークシートを使って事業計画をつくっていただきました。
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・理想が大きすぎて具体的に考えていくのに苦労した
・予算の部分を考えるのが苦手
・「いつまでに」という計画を立てるのが難しい など
頭の中で考えている自分がやりたいことを整理し、見える化することの難しさが伝わってきました。しかし、考えを計画書にすることによって、修正点や不足点を見つけることが出来るという考え方もできますね。


まちづくりの事業は、1回やればそれでOK!というものではありません。
継続して取り組めることを考えること、また、できそうなことから一つ一つ取り組んでいくことが大切なのです。

一生懸命つくった事業計画は、今回で終了ではなく、持ち帰って是非実行していただきたいですね。
みなさん、お疲れさまでした!

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次回は、いよいよ最終回。
12月2日(土)13時〜16時、同じく当センターの会議室で行います。
テーマは「広報の考え方とチラシ作り」。

興味がある方はぜひ参加してくださいね!
申込みは協働センターまで、お待ちしています。(電話:0192-47-4776)

2017年10月28日

◆レポート 平成29年度 後期 まちづくりコーディネーター育成講座 第2回

10月28日(土)10時から15時まで、「平成29年度 後期 まちづくりコーディネーター育成講座」の第2回を開催しました。今回も会場は陸前高田まちづくり協働センターの会議室。講師は当センターのセンター長 三浦です。

前回のテーマは「まちづくりの基礎知識」。今回は「話し合いのしかた(ファシリテーション)」です。今回も、地域で活動してきた方々や、これから活動したい方々に参加していただきました。

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まちづくりになぜ「話し合い」なのか?
まちづくり、と言っても様々な分野があります。色々なひとが関わります。すべての人が暮らしやすいまちにするためには、沢山の人が意見交換し、お互いのことを理解することが必要です。

東日本大震災後、復興関係のワークショップがたくさん行われ、みなさん何かしらに参加したことがある様子。まずは、過去の話し合いで良かった・満足した点と、悪かった・不満が残った点について意見を出し合いました。

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「進行役がしっかりしていると良い結果になる」

「一人ずつ意見を聞いてくれて、色々な人の考え方が分かって良かった」

「声が大きい人がいて、論点がズレたまま終わってしまう」

「最初から結論が決まっていて、事後説明でしかなかった」


みなさんこれまでの会議に色々と思うところがある様子で、早速大盛り上がり。やはり、せっかくみんなが集まって話し合いをするのなら、やって良かったと思えるものにしたいものですね。

話し合いの進め方を知ろう
みんなが納得できる結論を導き出すためには、話し合いをしっかり組み立て、議論が円滑に進むように参加者の発言を促すことが必要です。

限られた時間を有意義に使うために、話し合いを組み立てるためのコツを学びます。事前に考えておくべきこと、当日気をつけるべきこと、役割分担など、当センターのノウハウを伝えさせていただきました。

では実際に話し合いの組み立てを各自で考えてみます。
これまで会議や話し合いの場を作ったことがある、という方はいない様子。目標って?進め方は?ルールを決める?会議設計にとても頭を悩ませました。

人前で話すのが苦手な方から意見を引き出すには?
人は「相手は私の話に興味があるようだ!」と感じると、とても話しやすいものです。傾聴のしかたや、質問の投げかけ方、話しやすい机のレイアウトについて学びました。

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お昼休みを挟んで後半戦。参加者同士でランチしたようで、午後にはすっかり打ち解けた雰囲気です。

意見を整理して分かりやすくしよう
みんなから引き出した意見・アイディアを、要約やグループ分けをすることで、結論に向かう道筋を立てていきます。

話を聞きながら文字を書くのは結構難しいもの。場数をこなしていかないと、なかなか慣れません。これまで学んだ様々なコツを使って、全員で練習していくことに。

テーマを決めて、参加者の中から進行役と記録役を決定。みんなが平等に話すにはどうしたらいいかな?出た意見をどのようにグループ分けしよう?最終的な落とし所は?各テーマの役割分担を変えながら、話し合いの練習をしました。

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意見が違っていたり、まとまらないときにも、多数決だけではない合意形成の方法を探って、なるべく多くの参加者が納得する結論を導きたいもの。

テーマ1「県外の人に伝えたい、岩手の良いところ」そこからとっても盛り上がり、テーマ2は「伝えたい、陸前高田の良いところ」

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ここでも話は尽きず、話題は陸前高田の将来に。さすが地域づくりに関わる皆さんです。テーマ3は「陸前高田に住みたくなる3つの条件」に。

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地域への想いが強すぎるあまり、脱線したり、ヒートアップしすぎてしまったり。こんなとき、どうやって空気を悪くしないでに元の話題に戻れるか、進行役の腕の見せどころです。

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終了時間ギリギリになっても、意見やアイディアが湧き出て止まらない・・・!素晴らしいことですが、目標としている「3つの条件」にまとめるのは至難の業のようです。

終了後の反省タイムは、「話題が脱線したときはどうやって止める?」「2人で話す人たちが出てきて全員で話せなくなっていたよ」「記録が書ききれなくて意見が残らなかった」など、話し合いのしかたの難しさを実感したようでした。

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4時間もあっという間。陸前高田のまちのことをみんなで考えて、刺激的な一日だったようです。大変お疲れ様でした!

次回は11月15日(水)19時〜21時、同じく当センターの会議室です。
テーマは「事業計画の立て方」。まちを良くするために、企画を立てるときに気をつけたいことを学びますよ。

興味がある方はぜひ参加してくださいね!
申込みは協働センターまで、お待ちしています。(電話:0192-47-4776)