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2015年10月06日

◆レポート 平成27年度 第1回 まちづくりコーディネーター育成講座



9月30日(水)、陸前高田まちづくり協働センターが主催する、
平成27年度「まちづくりコーディネーター育成講座」の第1回を開催しました。

陸前高田まちづくり協働センターでは、開設当初から地域づくり、まちづくりの担い手の
育成を目的に、様々な講座を開催しています。
今年度は、平成25年度に作成した「地域づくりハンドブック」を教科書に、
全4回の講座を通して、「情報提供力・分析力」「ファシリテーション力」「課題発見力」
「立案力」という、まちづくりコーディネーターとして必要なスキルを学んでいきます。
※「地域づくりハンドブック」は、これからの地域をつくる上で必要な手法と、
地域づくりの主体組織の運営に関するノウハウをまとめた教科書です。

第1回は「協働のまちづくりを学ぼう!」です。
講師には、いちのせき市民活動センターのセンター長であり、一関市でまちづくりに
長く携わっている小野寺浩樹さんをお迎えしました。

H27第1回講座@

そもそも、なぜ今まちづくりなのか?
まちづくりの動きは被災地だけではなく全国的に見られますが、
大きくテーマ型と生活型の2つに分けることができます。
現在ブームになっているまちづくりの多くはテーマ型といわれるもので、こちらは
観光振興や特産物開発など、注目されやすいまちづくりを目指しているのが特徴です。
一方、住み良い地域をつくっていくためには、生活型のまちづくりも必要となります。
どちらも大切ですが、生活しやすい地域なしでは成り立ちません。

そこで今回は、「まちづくりとは何か?」を軸に、陸前高田の人口変遷、まちづくりの主体、
しくみの再構築などについて話していただきました。

講義は、陸前高田市の人口の話から始まりました。
陸前高田の震災前後の人口を比べてみると、各世代が人口に占める割合は、震災前から
ほとんど変化していません。少子高齢化や人口減少という問題が話題になっていますが、
実は震災前から少子高齢化の問題があり、震災をきっかけに表出し、現在の大きな
課題となっています。

それでは、生活の目線で何が問題になるのでしょうか?
人が1人減ると、ネットワークが4割減ると言われています。
例えば、コミュニティを構成する人が5人いればネットワークは10通りですが、
4人になると6通りまで減ってしまいます。人と人とのつながりが減るということは、
一人あたりの負担が増えることにつながります。
地域づくりの成功例として挙げられている活動には共通点があります。それは「住民同士で
声をかけやすくなった」…つまり、住民同士のネットワークが増えたということです。
声をかけやすくなったことで人が出てきて、皆で何かをやっていくことができるように
なります。すなわち、「問題・課題が小さいうちに行動できるか」ということが、
地域づくりのポイントになります。

しかしながら、人口が少ない地域では支え合いが限界を迎え、また、行政も財政難や
職員の減少、被災地では復興事業などにより、サービスの限界を迎えています。
これからは、一つの地域、地区の中だけでまちづくりを行うのではなく、地域の連携範囲を
広げていくことが必要となります。
その上で、まちづくりの主体となる地域・行政・NPO・企業が、お互いの強みをかけ算して、
弱みを補完し、強みを活かしあっていくことが重要です。

主役は住民。その地域に住んでいる人たちの意志があってこそのまちづくりであるという話が
とても印象的でした。

後半は質問タイム。その中で話された内容をいくつかあげますので、
皆さんもぜひ考えてみてください。
・「世代間交流」とは?
・社会教育と生涯教育の違いが分かりますか?
・青年層に声掛けをしたいとき、どこに話を持って行っていますか?
・次世代とは?
常に考えているようで、意外と抜け落ちている部分があることに気づきます。

H27第1回講座A

今回受講者の皆さんになっていただきたい「まちづくりコーディネーター」には、
今のまちのことを知り、なぜそうなっているのか?という課題の背景を知り、整理整頓した
うえでより良いまちを目指した戦略を立てる視点が必要です。
本講座の参加者の皆さんには、講座終了後はぜひ、それぞれの地域に学んだことを
活かしていただけたらと思います。

参加者の皆さん、遅い時間までありがとうございました。
次回、第2回目のまちづくりコーディネーター育成講座は、「話し合いの進め方を学ぼう!」
というテーマのもと、10月24日(土)陸前高田市コミュニティホールで行います。

現在も参加希望者を受け付けています。
参加希望の方は、お気軽に当センターまでお問い合わせください。




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