陸前高田市の小友地区では、毎年8月17日になると、
田束山善性寺(たつがねさんぜんしょうじ)に
「田束剣舞」(「たつがねけんばい」)を奉納しています。
先日行われましたので、ご紹介します。
「田束剣舞」の歴史は深く、寛永年間、田束山善性寺の開祖と伝えられる
寛範(ゆうはん)和尚によって、ご本尊の供養と天下泰平、五穀豊穣を念じて
奉納されたのが始まりといわれています。
地域で万灯篭と呼ばれるその行事は毎年行われており、
子どもたちの剣舞デビューの日となっています。
夏休みに入ると、子供会行事のほかに剣舞の練習日も予定に組み込まれ、
保存会の皆さんのご指導のもと練習をします。
はじめて衣装を着る一年生はかわいい限りですが
学年があがるに連れて、大人顔負けに力強い舞を披露するようになります。
本当は毎年外で舞うものですが
今年は雨のため、公民館の中での披露となりました。
夏休み中の練習も頑張った子どもたちに
保存会からのご褒美がわたされました。
「田束剣舞」は「念仏剣舞」とも言われ、
大地を踏みしめ、悪魔、悪霊を鎮める踊りであるともいわれます。
この時期に奉納するのは、亡き霊を慰め、そしてお送りする意味もあるとの事でした。
現在、地域では保存会の皆さんが中心となり、子どもたちにも伝えられています。
地域の行事を守り、受け継いでいける事は、とてもすばらしいことですね。