活動報告(送迎件数、走行回数、送迎人数、活動スタッフ数)
6月24日(月) 26件、46回、61人、8人
6月25日(火) 34件、62回、73人、9人
6月26日(水) 33件、63回、85人、9人
6月27日(木) 30件、55回、69人、7人
6月28日(金) 29件、53回、77人、9人
6月29日(土) 16件、29回、31人、4人
6月30日(日) 送迎なし
送迎している中で、また、
送迎ではなく実際に仮設住宅などに住んでいるスタッフの生活から、
とても気になる問題点が見えてくることがあります。
ずっと話題にしていたのが、
「実は、うんと若い引きこもりの人たちが仮設住宅には何人も
いるのではないか?」
ということです。
仮設住宅では、孤立してしまう独居のお年寄りなどを引き出すため
お茶っこ会や健康体操、カラオケ大会など、
色々な催し物が行われます。
ですが、若い引きこもりの方が、果たしてそういう催し物に出てくるか。
応えは×でしょう。
中学生や高校生なら、学校に行かなくなると、
親だけでなく学校や教師を含めて心配します。
ですが、学校を卒業した後の若者は、
どこともつながりが無くなってしまいます。
本人や家族がそれなりにその生活をよしとしているのなら
余計なお世話なだけなのですが、
中には、どうやらずいぶん苦しい思いを抱えて、
独りで息詰まっている人もいるようだ、という様子が
垣間見える話が漏れ聞こえてきたりします。
自分で自分を傷つけてしまう、もっとひどくなると
自分で命を絶とうとしてしまう。
そこまでいかなくても、決して満足しているわけではなく
部屋に引きこもってしまっている、
そういう若者に、助けてあげられる場所へと一歩踏み込んで
もらうにはどうしたらいいか。
彼らを全肯定してあげることができる、アニメやゲームなど
で盛り上げ、繋いであげる事はできないだろうか。
そういえば、「オタク系」支援の話は全然聞いたことがない。
そんな“気づき”を口にしたところ、
石巻内外の多くの方たちから「するなら協力したい」
という声が上がりました。
26日夜、そういったメンバーで集まり、
意見交換会を行いました。
子どもの支援、仮設の支援、学生、福祉施設、心のケア、
さまざまな立場の人が集まり、できそうなことを探っていこう
という話になりました。
ひとりでも二人でも、
それをきっかけに気持ちが救われる人が出てきたら良いなと思います。
それから、
29日と30日の二日間、仙台にて、
クラウドファンディングのセミナーが開かれました。
クラウドファンディングというのは、
『READY FOR?』のサイトなどで知られる、
民間の一人一人が、支援したい人や物に直接寄付金を払い支援する、
という仕組みです。
寄付金を集めて分配する団体にお金を払うのではなく、
「この活動をしているこういう人を応援したい」
と思う相手を直接選ぶという、
海外ではかなり定着している寄付の形です。
私達のように、社会性や公共性が高く、その分“収益”を得る
ということが非常に難しい活動を行っている団体は、
クラウドファンディングを活用すると良いのではないか、と
推薦され、受講させていただく事になったのでした。
色々な意味で大変刺激を受けるセミナーでした。
とても勉強になりました。
すぐにクラウドファンディングに着手する訳ではありませんが、
今後、参考にしていきたいと思います。
仙台と石巻は、
同じ宮城県なのにずいぶんと違います。
仙台に震災の名残はほとんど見つけられません。
モノも、人の心も。
それが現在の日本なのかもしれません。
そういう現状でも、目や心を向けてもらい、
活動を応援しようと思ってもらうためにどうするのかを
考えていく必要があるのですね。
村島
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