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中嶋れん(日本共産党 前宮城県議会議員)のブログ
日本共産党宮城県委員会政策委員長。
シエルの会(自閉症児の親の会)会長。
原発問題住民運動宮城県連絡センター 世話人。
東日本大震災復旧・復興支援みやぎ県民センター事務局次長。
青森県むつ市大畑町生まれ。青森高校、東北大学理学部物理学科卒。
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ILC計画誘致ー「中間案」になかったのに「新・宮城の将来ビジョン」に。高エネルギー加速器研究所が申請を取り下げたのに、なぜ? 日本共産党宮城県議団が質疑でただしました。[2020年10月13日(Tue)]
 宮城県は、「宮城の将来ビジョン」と「宮城県震災復興計画」が2020年度で終期を迎えるため、2021年度を始期とする次期総合計画を策定しています。
 ILC(国際リニアコライダー)計画の誘致は、「中間案」の段階では書かれていませんでしたが、「新・将来ビジョン」に盛り込まれました。その経過と判断には疑問がつきまとっています。
 日本共産党の天下みゆき議員が9月13日、宮城県議会の総務企画委員会で、ILC誘致を推進している高エネルギー加速器研究所(KEK)が、「学術研究の大型プロジェクトの推進に関する基本構想ロードマップ」に、2月に計画を申請していながら3月27日に取り下げていた問題を指摘し、質問しました。
 県の震災復興・企画部と震災復興政策課は、KEKによる申請の取り下げは、国際会議でILCに関する国際協力体制などの推進の枠組みを再構築することになったことにより、申請内容を見直す必要が生じたためだと、説明しました。
 これは、9月11日の萩生田光一・文部科学大臣の発言をもとにしたものと思われますが、萩生田大臣の一連の発言は、ILC計画には踏み込まないと決定した昨年3月の「見解」が前提になっています。
 宮城県の長期ビジョンに盛り込んだ判断が妥当なのか、ILC計画の実現可能性と研究戦略上の妥当性、地域づくりを大型事業誘致に頼ることの妥当性、両面から引き続き追いかけてみたいと思います。

 今後の検証に役立つと思われるので、萩生田光一文部科学大臣が2020年の定例記者会見でILCに関してどのように発言してきたか、整理して記録しておきます。

●2020年9月11日(金曜日)
記者)
大型加速器ILCに関してお聞きします。8日に、高エネルギー研究機構が、国の大型研究ロードマップにILCへの申請を取り下げたという発表がありました。これ、今まで文科省がずっと議論されてきた内容だと思うんですけれども、このことの受止めと、今後の取組について教えてください。

大臣)
高エネルギー加速器研究機構が、「学術研究の大型プロジェクトの推進に関する基本構想ロードマップ」への申請を取り下げたというのは事実でございますが、申請の取下げ理由はですね、本年2月にILCに関する国際会議での声明において、ILCに関する国際協力体制などの推進の枠組みを再構築することとなり、その内容を踏まえ、申請内容を見直す必要が生じたためだと伺っております。文科省としては、米欧の政府機関との意見交換を行いつつ、国際研究者コミュニティによる議論を注視してまいりたいと思っているところです。

●2020年6月23日(火曜日)
記者)
今、東北地方に設置が予定されている国際リニアコライダーについてお聞きします。今週ですね、欧州の方で、欧州科学技術の長期計画で欧州戦略というのがあるんですが、そこに国際リニアコライダーの結果が盛り込まれました。ただ一方で、その文書からは、日本がやるのであれば欧州も協力するといった、ちょっと、少し後ろ向きなような表現をとられました。今回、それに載ったということで、大臣の所見と、今後の政府としての話合いの方針・方向性などがあれば教えてください。

大臣)
お言葉ですけど、東北地方に予定しているという事実はございませんで、九州でも熱心に誘致をしておりますので、改めてお願いをしたいと思います。先週の6月19日に欧州合同原子核研究機構が発表した「欧州素粒子物理戦略2020」において、ILC計画については、「タイムリーに実現する場合には、欧州の素粒子物理学コミュニティは協力を望むであろう」と記載されました。これは、欧州の研究者コミュニティが、素粒子物理学分野の取組の優先度を示す同戦略において、ILC計画に具体的な協力をもって参加することにまでは踏み込まなかったものと認識しています。また、欧州自身の将来の加速器研究計画について、より多くの分量を割かれており、「技術的及び財政的な実現可能性を調査すべき」ことも記載されています。文科省としては、今回の欧州素粒子物理戦略も踏まえ、米欧の政府機関との意見交換などを行うなどして、昨年3月に示したILC計画に関する見解に沿って対応してまいりたいと思います。

●2020年1月31日(金)
記者)
昨日、日本学術会議のほうで3年ごとにまとめられている大型施設研究計画に関するマスタープランが取りまとめられました。その重点計画の中で、現在、東北地方に誘致を目指している国際リニアコライダー、ILC計画は選ばれなかったということになったんですけれども、その受け止めと今後の進め方について教えてください。

大臣)
昨日、公表されました日本学術会議のマスタープラン2020の中にILC計画は重点大型研究計画に選定されなかったと承知をしています。これは学術界を代表する見地から取りまとめられたものであり、今後の行政側の検討において参考となるものだと受け止めています。国際プロジェクトであるILC計画は、国内外の幅広い賛同が得られることが必要であり、マスタープラン2020の結果を踏まえるとともに、欧州素粒子物理戦略等の議論の進捗も注視しつつ、慎重に検討を進めてまいりたいと思います。あくまでこれは国内の単独の計画じゃなくて国際プロジェクトでありますし、我々も、先行きを中々皆さんに説明しづらいのは、各国がどういう財政的な協力をするかということの詰めがまだ進んでおりませんので、そういう意味ではこの段階で長期のプロジェクトに入らなかったということはそんなに驚くべきことではないんじゃないかなと思っています。しっかり、国際機関との連携を確認しながら事業の有効性も含めて、また、日本国内でやるのかやらないのか、やるとすればどこなのかと色んな課題もありますので、今後もしっかり注視をしていきたいなと思っています。


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