
北海道電力が放出放射能を過小に報告、「初歩的なミスなぜ続く」−地元紙が北電の原発を運転する資格を疑問視する社説。シビアアクシデントを起こす技術を利用し続けようとすることに根本問題があります。焼却炉からセシウム137などが漏れる(当たり前だけれど)。[2020年01月03日(Fri)]
北海道電力が、原発敷地内の焼却炉から放出している気体状の放射性物質を、31年間も過小に報告していたというニュースがありました。10日ほど前の12月24日でした。
北海道新聞が12月26日付の社説で、「初歩的なミス なぜ続く」と、北海道電力に原発を運転する資格があるのかを疑問視するような社説を書いていました。
機械設備にトラブルはつきものだし、ヒューマンエラーも無くすることができません。女川原発の歴史にも、トラブルや東北電力と関係企業によるミスは数え切れないほどあります。
シビアアクシデントを起こすような技術を利用し続けることが問題なのだと思います。電気をつくるのにはほかの方法があり、経費も原発の方がはるかに高くてビジネスとして成り立たなくなっているのですから。
●
北海道電力のプレスリリースはこちら
泊発電所の敷地内には放射性廃棄物処理建屋があり、放射線管理区域で発生した紙や布等の可燃物の焼却や防護服等の衣類の洗濯排水等の廃液処理等の作業が行われています。気体廃棄物は、各号機の排気筒と建屋排気口および焼却炉煙突から放出されていますが、フィルタ等の処理装置を通しても、放射性物質は低減されるだけで、大気中に放出されます(当たり前ですが)。
セシウム137、ストロンチウム90も、粒子状で放出されています。宮城県の放射能汚染廃棄物の焼却問題で、フィルターを過信して「放射能は漏れない」という理解を口にした人がいますが、このニュースをどう聞いたでしょうか。




北海道新聞が12月26日付の社説で、「初歩的なミス なぜ続く」と、北海道電力に原発を運転する資格があるのかを疑問視するような社説を書いていました。
機械設備にトラブルはつきものだし、ヒューマンエラーも無くすることができません。女川原発の歴史にも、トラブルや東北電力と関係企業によるミスは数え切れないほどあります。
シビアアクシデントを起こすような技術を利用し続けることが問題なのだと思います。電気をつくるのにはほかの方法があり、経費も原発の方がはるかに高くてビジネスとして成り立たなくなっているのですから。
●

泊発電所の敷地内には放射性廃棄物処理建屋があり、放射線管理区域で発生した紙や布等の可燃物の焼却や防護服等の衣類の洗濯排水等の廃液処理等の作業が行われています。気体廃棄物は、各号機の排気筒と建屋排気口および焼却炉煙突から放出されていますが、フィルタ等の処理装置を通しても、放射性物質は低減されるだけで、大気中に放出されます(当たり前ですが)。
セシウム137、ストロンチウム90も、粒子状で放出されています。宮城県の放射能汚染廃棄物の焼却問題で、フィルターを過信して「放射能は漏れない」という理解を口にした人がいますが、このニュースをどう聞いたでしょうか。



