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中嶋れん(日本共産党 前宮城県議会議員)のブログ
日本共産党宮城県委員会政策委員長。
シエルの会(自閉症児の親の会)会長。
原発問題住民運動宮城県連絡センター 世話人。
東日本大震災復旧・復興支援みやぎ県民センター事務局次長。
青森県むつ市大畑町生まれ。青森高校、東北大学理学部物理学科卒。
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大川小裁判の上告理由=「判決理由に食い違いがある」「大川小に津波が来るという直接的な知見はなかった」−判例違反ではないか、法律審に事実認定のことを持ち出すのか、一審と二審で主張していなかったのではないかと、追及しました[2018年07月06日(Fri)]
 7月2日の文教警察委員会で、被告の石巻市と宮城県が「大川小学校まで津波が来るとした直接の情報はなかった」ことを上告理由で主張しようとしていることがわかりました。
 日本の裁判では「知見があったか、なかったか」で予見可能性の有無を判断しています。被告の主張に合致する判例があるのかを尋ねましたが、宮城県は判例を挙げることができませんでした。何を主張しても判例違反になる可能性があるのではないかと指摘しておきました。
 「大川小学校まで津波が来るとした直接の情報はなかった」とは、教育長の答弁で、私の直前に質疑した議員に対する答弁で持ち出されたので、考える時間はあまりありませんでしたが、頭に浮かんだのは、北上川護岸が宮城県沖地震で損壊するという知見をめぐって、被告が事実審で不誠実な態度をとってきたことでした。
 石巻市と宮城県には、子どもの安全をどんなことがあっても守るという立場に立ってほしいと念願しつつ、質疑の概要を私のメモからつくってみました。

●「上告の提起について」文教警察委員会での質疑の概要

Q、さて、議案は、上告の提起および上告受理の申立てを専決処分した件の承認を求めるものだ。このうち上告は、憲法違反がある場合になされるもので、通常はあまりないのではないかと理解している。憲法違反があると判断しているか、判決のどの部分に憲法違反があるか、憲法の何条に違反しているのか。

<答弁>教職員課長
 上告の理由、上告受理申立ての理由については代理人が文書を作成しつつあり、こちらと協議中だ。上告については、説明資料にあるように、憲法違反の他に、「判決に理由を付せず、あるいは理由に食い違いがある場合」も、上告の理由を構成する。いま中味を検討しているということだ。

Q、「食い違いがある」ということを発言したが、判決のどこに食い違いがあるか。

<答弁>教職員課長
 いま吟味しているので、具体にはお話しできない所もある。さきほど、教育長が発言したが、事実認定がなされているところがあるが、事実の評価について、我々の主張と相いれない所がある。

Q、「我々の主張と相いれない所がある」ということだが、一審、二審で主張していたのであれば理解できる。
 さきほど教育長が、(私の前に質疑した議員への答弁で)「宮城県沖地震で北上川の護岸が地震で損壊するとした情報はあったが、大川小学校まで津波が来るとした直接の情報はなかった」という趣旨の発言をした。
 それでは、被告は一審と二審で、北上川護岸の損壊について、主張したことがあったか。一回も主張してこなかったのではないか。
 仙台高裁判決を読んで、私は県の態度を恥ずかしく思った。原告は最終準備書面で(宮城県沖地震で北上川の護岸が損壊して津波が大川小学校まで及ぶ可能性について)一審で4回、控訴審で2回、主張したことを指摘している。ところが被告はこの問題について主張したことがない。そればかりか「原告が主張したことがない」と事実に反することを言い立てて、判決で認定するな、「被告を不意打ちするな」とまで主張した。
 先週の木曜日に教職員課長と打ち合わせをした際に、裁判の原則である「弁論主義」について調べておいてほしいと、要望しておいた。被告が一審と二審で主張していたのであれば、今の上告理由は成り立つかもしれないが、被告は、堤防について、そしてそのことと関連した津波が大川小学校に到達する可能性について、何も主張していなかったはずだ。上告理由の中で主張できる資格がないと思うが、それでも言うのか。

写真は、3・11の日に、北上川の護岸を超えて押し寄せてきた津波です。
110311.jpg
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