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中嶋れん(日本共産党 宮城県委員会政策委員長)のブログ
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奥山恵美子仙台市長の引退表明にあたってー「みんなの会」が4月8日、声明を発表しました[2017年04月09日(Sun)]
[声明] 
奥山恵美子仙台市長の引退表明にあたって
       いのち、緑、平和を守るみんなの会
              2017年4月8日
 昨日、奥山恵美子仙台市長が今期限りで引退し、7月に行われる市長選挙に立候補しないことが報道され、本日記者会見が行われました。
 市長選挙に向け、「いのち、緑、平和を守るみんなの会」は、この間3回にわたって「仙台市政を検証するつどい」を行い、市民の皆さんから様々な分野と角度で奥山市政を転換しなければならないとのご意見が多数寄せられました。私たちも、現在の奥山市政に対しては、きびしい見方をしています。
 奥山氏は、被災者がまだまだ生活再建を果たせないにもかかわらず、復興事業計画を終了させてしまいました。足らない施策を拡充するどころか、被災者の医療費・介護料免除を打ち切るなど、支援の打ち切り・縮小を進めました。先月の議会では、市が事業者から買い取った復興公営住宅が、その事業者が後から建てた高層マンションの日影になってしまった問題で、「受忍の限度内」と述べるなど、落胆した被災者に冷たい姿勢をあらわにしました。仮設住宅や復興公営住宅に市長自らが足を運び、声を聴き、考えるという、市長として当たり前のことも行ってきませんでした。「復興にメドを付けた」などという評価は当たりません。
 保育所の待機児童も、認可保育所を希望しても入れない児童数は、毎年1000人前後から減らず、今年度4月解消の目標も果たせませんでした。原因は、公立保育所を毎年2か所づつ廃止し続けてきた失政にあります。子育て支援にも、若者支援にも積極的に取り組まない市政では、将来に向かって活力を維持できる都市づくりなどできません。
 高齢者の生活と健康を守る自治体の役割が求められていますが、仙台の市政はここでも後ろ向きです。高すぎる国保料を引き下げることもせず、国保会計の黒字を市の一般財政に還元させています。国の介護保険制度の改悪に抗して、市民と介護事業者を支えるという姿勢もありませんでした。
 教育長をつとめた市長でありながら、教職員の県雇用から市雇用に切り替わる現在の好機にも、少人数学級の拡大や、教育環境の整備に積極的に取り組むこともしませんでした。
 市民の暮らしの安全・安心、大切な環境を守るという自治体の責任も果たす意欲は見られませんでした。原発事故で発生した放射能汚染廃棄物の焼却を実施し、全県の一斉焼却にもきっぱりと反対できないでいます。相次ぐ石炭火力発電所の被災地仙台への進出計画も、市の姿勢の弱さに付け込まれているものです。
 仙台の市政が、これらの問題点を克服していくためには、次のような市長が求められていると、私たちは考えます。

一、 市民の声を聴き、国や県にもしっかりものをいうことができる市長
一、 市民の暮らしを応援し、福祉の増進に努力する市長
一、 杜の都仙台の環境を守り、安全・安心に責任を持つ市長

 奥山氏の引退は、こうした市長を、幅広い市民の共同の力で生み出す条件を広げるものと受け止めています。私たちとご一緒に、運動を続けてこられた市民団体や個人に加え、現職市長引退の下で文字通り「市民協働」を模索するさらに広い団体や市民の方々とも共通する要求を基盤に共同の輪を広げられるからです。
 さまざまな経緯や思惑の違いはわきに置いて、市民の暮らしのために、まっすぐ向き合う市政をご一緒に作ることを呼びかけます。市長選での市民との協力・共同をめざし、できる限り早期に共同の候補者を擁立できるよう力を尽くすものです。
                         以上
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