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中嶋れん(日本共産党 宮城県委員会政策委員長)のブログ
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「焼却炉のフィルターをくぐり抜ける放射能」[2016年04月22日(Fri)]
 宮城県議会の環境生活農林水産委員会で4月21日、「焼却炉のフィルターをくぐり抜ける放射能」というタイトルの「週刊ダイヤモンド」(2012年10月25日付け)の記事を取り上げました。記事は、ネットで公開されています→http://diamond.jp/articles/-/26833
 環境省は、放射能汚染のある廃棄物を焼却処分するよう自治体に求め「焼却炉のバグフィルターで放射能は99.99%除去できている」としていますが、各地の住民は疑問視しています。この記事は、環境省の言う根拠に疑問を投げかけています。
 そこで、宮城県の環境生活部に、以下の3点を環境省に照会するよう求めました。
 第1は、週刊ダイヤモンドの記事を否定できるかどうかということなのですが、バグフィルターに付着させて除去した汚染物質がはがれて飛び、集塵装置の入り口での濃度よりも出口での濃度の方が高くなる現象(メモリーエフェクト)が発生しているのではないかという点について。
 第2点は、環境省が行った実証試験で、放射性セシウムの99.99%が本当に除去できたと確認されているのかどうかということで、放射性セシウムの物質収支が明らかになっているかどうかという点です。この点については、実証試験を継続した時間が妥当かどうかや、とくに放射能の測定方法とその信頼性に注目してみたいと考えています。
 第3点は、福島県鮫川村で行った実証試験の際に発生した爆発事故についてです。事故の調査報告書の情報開示を請求した人が「多くが黒塗りだった」としています。国民の信頼を得ていくためには、この種の事案の情報は可能な限り公表すべきではないかという問題意識から、報告書の紹介を求めたものです。
 宮城県の市町村長会議が5月下旬に開催され、そこで放射性物質汚染に対処する方針が協議される予定です。選択肢に焼却処分がのぼっているので、採用する前にその技術が信頼できるかどうかを確認しておくことは当然のことです。環境省には、私たちが納得できる根拠を明示していただくことを希望しています。
 写真は、集塵機のバグフィルターをくぐり抜けてサイレンサー(消音器)にたくさんの付着物があることを紹介したものです(週刊ダイヤモンド 「2012年10月25日付け」より)

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コメント
どんどんやってください.セシウム除去率に疑義がある以上,環境省に検証研究をさせるなり,県が自ら検証に乗り出すべきです.
Posted by:大槻憲四郎  at 2016年04月22日(Fri) 14:08

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