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中嶋れん(日本共産党 宮城県委員会政策委員長)のブログ
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貧困と感染症を活写し告発した『イギリスにおける労働者階級の状態』ー新型コロナ禍の中で生誕200年を迎えるエンゲルスを想う。[2020年06月13日(Sat)]
 フリードリッヒ・エンゲルス。カール・マルクスとともに科学的社会主義を学説に押し上げた人物として歴史に名を残している。
 きょう届いた雑誌『経済』7月号で、今年がエンゲルス生誕200年にあたることを教えられた。生地バルメン(現在はドイツのヴッパータール市の一部)で、コロナ危機のため予定より7週間遅れて、5月15日からバルメン文化会館で「エンゲルス展」が始まっているという。
 エンゲルスとの出会いは高校2年生の時だった。『空想から科学へー社会主義の発展』は、その後何度も読み直すことになった。
 『イギリスにおける労働者階級の状態』は東北大学3年生の時だ。一度読んだだけで、中身はほとんど覚えていないが、労働者が不衛生な状態に放置されていることを告発した「緩慢な殺人」という表現と、「こんなルポルタージュを書いてみたい」と思ったことを鮮やかに覚えている。
 その全編に貫かれているヒューマニズムに共感したことが、のちに「日本共産党の事務所で働いてみないか」という誘いに応えることになった。

 さて、テレビでCOVID−19の解説者としてすっかり有名になった岡田晴恵さんの著書『なぜ感染症が人類最大の敵か?』が届いた。
 まずいつものように全体の構成を確認し、パラパラとページをめくっていたら第234ページにある「エンゲルスの見たロンドン」という活字が目に飛び込んできた。
 岡田晴恵さんは、「幾多の感染症がはやり、労働者やその幼い子供らの生命を奪っている現実」を、若き日のエンゲルスが「怒りと悲しみに震える思いで、工場を、スラム街を、炭鉱を」歩き回ったことを紹介している。
 新型コロナ禍のなかで、エンゲルスの足跡はますます重みをもつものになっているようだ。

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