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いよいよ明日! [2008年03月08日(Sat)]
あと数分で当日になってしまいますが、いよいよ明日、シンポジウムです。先ほどまで都合のついたスタッフと登壇者の方々のプレシンポ(第0部)を行いましたが早速熱い議論が繰り広げられました・・・

さて明日の本番のシンポジウムですが、会場の神戸市産業振興センター(リンクはアクセス)は確かに神戸駅から5分ですが、その道のりは少し難しいので、どうぞ迷われずにお越し下さいね。一応、開始の13時まで神戸駅中央口、国道2号線を横断する歩道橋などに案内係の方を配置する予定ですので、見かけたらどうぞお声をおかけください。

1週間の短い間でしたが、シンポジウムのプログラムの紹介をして参りました。最後は本番ではご挨拶として壇上に立つリメンバー神戸の代表、梁さんの言葉を取り上げたいと思います。

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 1992年、仲間と始めたホスピスケアを考える集会の中で、「私たちは置き去りにされている」という遺族からの切実なメッセージを聴き取り、翌年から病死遺族を中心とした遺族ケア(神戸ひまわりの会)を、ホスピス活動の一環として行なってきました。
 ひまわりの会の集いを重ねていくうちに、参加者の中でとても居心地の悪そうな、落ち着つかない雰囲気の遺族がいるのに気がつきました。そのような人の多くは事故死や心臓発作を死別の原因にあげて参加していましたが、個人的に話をすると「実は事故死ではなくて自殺なのですが、そのことはとても話せなくて参加しています。他に参加できるような集まりもないし」と教えてくれました。10数年前、自死遺族にとって、死別体験者の集いでさえ死別の所以を隠さなくてはならない状況がありました。
 その後曲折を経ながら、自死遺族に特化した自助グループ「リメンバー神戸」を立ち上げ、現在に至っています。その間、「リメンバー名古屋」「リメンバー福岡」の立ち上げと初期の活動にも関わってきましたが、その経験の中で自死遺族当事者であることと支援者であることの間に「必然的に発生する」垣根を取り壊して連帯することの意味の大きさを学びました。ここで強聴しておきたいのは、垣根を乗り越えるのではなく、「ベルリンの壁の崩壊」がドイツ市民社会の融和をもたらしたように、同時代に共生する仲間として垣根を「取り壊す」ことです。
 自殺者や自死遺族だけでなく、不登校、ニート、精神障害者、失業者、離婚体験者、HIV感染者、オールドカマー、ニューカマーなど「少数者」は差異の強調に基づく偏見や無視や排除や圧迫にさらされています。実は差異の強調とその結果もたらされる情緒的確執は自死遺族同士でも起こりえます。例えば夫を失った配偶者と結婚している息子を失った母親は、「親の育て方が悪いので夫は自ら死を選ぶような人間になってしまった」「嫁のせいで息子は自殺してしまった」という対立や対決を招く可能性があります。かように人が連帯していくためには複雑な障壁が存在しています。
 今回の企画のコンセプトである、「遺族同士の、遺族と市民の、市民同士の連帯を見据えたボトムアップシンポ」は実は20代の若くて柔軟な発想を持つメンバーによって練り上げられたものであり、天命を幾度となく思い知らされた世代としては、若い力の時代を切り拓く叡知に敬服しております。遺族、支援者、市民が固有で多様な存在の意味と関係性を有していることを前提に率直で活発な論議がなされることを通じて21世紀に共生の時代が達成されることを祈念しています。

リメンバー神戸
梁勝則
Posted by yang at 23:46
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