共働の家社会体験・見学旅行の実施!!現在改修中の
共働の家ですが、工事期間中の日中活動の不足を補うため、検討した結果、今年は少し形を変えた学習型の社会体験旅行を計画実施しました。
これまでにも道内外いろいろと訪ね歩いていますが、今回はただ
物見遊山の旅行にするのではなく、この旅行中に一人一人が普段の生活自立訓練や日中活動の成果をどの程度具体的に身に付けられているかを確認することが主たる目的になりました。
<富良野市内での見学の様子>
旅行の日程は、10月20日〜21日の1泊2日で実施でした。今年は
共働の家が
30周年ですから、それにかけて…富良野市にある「
北の国から」関連の施設などを見学先に、バス旅行での社会体験を経験してきました。「
北の国から」を選んだのは、ドラマの開始が施設開設と同時で、北海道の同じ厳しい自然環境の中で過ごしてきたことと、「れい明の里」が今は大勢の障害のある人たちが自立度高く住むことが出来るようになった為、同じように「
…やがて町」になったことからです。
みなさん見学先では秋を感じ、感慨深げに展示物を観ていました。
<美瑛から旭川へ>
朝は6:30と少し早目でしたが、好天のなかバス2台と車いす利用者対応のワゴン車とで総勢69名で出発しました。
バスの中での楽しみ方やトイレタイムや食事時、買い物などでの時間やルールを守った団体行動をとれるか。また、見学先でしっかりと目的の見学や学習体験が行えるか、抑えられない自分ひとりの勝手な行動をどれだけコントロールできるか。ひとりひとり考えながら行動していました。
<昼食バイキングの様子>
<夕食宴会・カラオケなどの様子>
中には例年通りに同じ失敗をしてしまった利用者さんもいて若干の課題は残りましたが、利用者の皆にとって"
社会見学旅行"という行事が本当に格別なものなんだという事にいつもながら気づかされます。
しかも、30年の歳月を経た施設の利用者さんらしく、加齢や疾病等による心身機能の低下や制限のある人も多く、旅行そのものに参加が困難だったり、旅行中に多くの身体介護や行動への特別の配慮が必要でした。この点は年々指摘されていたことですが改めてその現実が確認できました。
<刻み食や食事の配慮>
旅行が無事に終わり、帰ってきてからも行く前以上に旅行の話題が尽きません。本当に楽しんでもらえたんだなぁとホッとしています。
戻ったあとから天気も芳しくなく、紅葉も葉を落とし始めました。他の施設の旅行班はこれから寒い中の出発となったりしています。
posted by 古平福祉会れい明の里 at 10:00|
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