CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る

NPO法人らぽーる*発達障害・不登校の子どもと家族の居場所作り*

NPO法人らぽーるは広島県の呉市を中心に発達凸凹(障害)児・者や学校に行きにくい子不登校の子ども、若年ひきこもりの子どもや保護者の居場所作りを行っている団体です。 

居場所は安心できてホットひといき出来る場となるように、ストレス発散や情報交換のできる茶話会を開催したり、発達障害のことをDVDで学習、コミュニケーショントレーニングなどを行っています。 

このブログでは、お知らせや日々の活動の報告を行っていきます。 
是非チェック!! ご覧になってくださいね!!  


最新記事
月別アーカイブ
<< 2020年09月 >>
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      
検索
検索語句
【通信2020.1月ひきこもり】目的地に行くまでにバテてしまうんです [2020年08月31日(Mon)]
こんにちは。広島県呉市を中心に、発達しょうがいのある子どもや大人の当事者、保護者、そして不登校、学校に行きづらいこどもの保護者の居場所作りを行っているNPO法人らぽーる代表の長尾です。

月曜日になりました。 
毎週月曜日は過去のらぽーる通信に掲載されたエッセーをお届けしております。
本日も聞風坊さんのエッセーを続けて掲載させて頂きますが、1年前のものまで掲載いたしましたので、今後は不定期で掲載にさせて頂きたいと思います。

目的地に行くまでにバテてしまうんです。  聞風坊

皆さん、こんにちは。令和最初の冬。空気は冷たくても日射しは熱い日本のひなた・南国宮崎から、当事者やカウンセラーの立場から率直な発信をしている聞風坊(もんぷうぼう)です。

さて今回は、外に出たくない一因は移動中のストレスだという話です。

こもる人は、世間のイメージに反し存外外出していて、外出先での人間関係に疲れることはよく知られています。

自分が周囲からどう見られているか? 
自分の言動が人を傷つけたんじゃないか? 
嫌われるんじゃないか? 
といろいろ気遣いながら、その場にいるからですね。

これに比べて、外出先と自宅との移動のストレスはあまり取り沙汰されません。

実は、こもる人は、「移動」にも強いストレスを感じているのです。

ほぼ個室で自分の都合で乗り降り自由なマイカー移動だとだいぶ楽なのでしょうが、バスや電車での移動だと、乗降時刻の計算や、乗り降りの場所を間違えないように気をつけなければなりませんし、同級生に会ったら嫌だなとか、誰かから声かけられたらどうしようとか、乗車中にどんな人と出会うかで気をもみます。

なにより変な人と思われないよう、移動前には持ち物や身繕いを準備万端にせねばならず、移動中も乗務員や他のお客さんに適切な言動ができるよう常に気を張っていなければなりません。さらには、目的地に着いてからの適切な言動も予習しなければなりません。

こんな風に「移動」するので、目的地に着いたときは疲労困憊で、到着するやいなや「もう帰りたい」なんて思うことも少なくありません。

現在、居場所など当事者が集まる場はたくさん開設されていますが、どんなに魅力的な場であっても、「移動」の際の困難はつきまといます。
medical_jijo_group_smile.png
このようなことから私たちは、こもる人の「移動」に心を寄せておく必要があるんです。


◎地味に更新してる聞風坊のブログもご覧下さいませ。
 http://monpubowblog.miyachan.cc/ 
著作:『こもって、よし!』、『「親」を育てる「ひきこもり」』&『関わることを考えよう ボクたちはこうしてほしいんだ。』。
【通信2019.10月ひきこもり】ひきこもり当事者が感じる不登校当事者とのちょっとした違いの話 [2020年07月28日(Tue)]
こんにちは。広島県呉市を中心に、発達しょうがいのある子どもや大人の当事者、保護者、そして不登校、学校に行きづらいこどもの保護者の居場所作りを行っているNPO法人らぽーる代表の長尾です。

月曜日になりました。 
毎週月曜日は過去のらぽーる通信に掲載されたエッセーをお届けしております。
本日も聞風坊さんのエッセーを続けて掲載させて頂きますが、1年前のものまで掲載いたしましたので、今後は不定期で掲載にさせて頂きたいと思います。

最新のものをご覧になりたい方は、らぽーるの会員さんには通信を送らせて頂いておりますので、そちらもご検討ください。


ひきこもり当事者が感じる不登校当事者とのちょっとした違いの話  聞風坊



皆さん、こんにちは。令和元年の初秋、涼やかな風といまだ焼け付く日射しの日本のひなた・南国宮崎から、当事者やカウンセラーの立場から率直な発信をしている聞風坊(もんぷうぼう)です。

さて今回は、ひきこもりと不登校当事者の印象の違いについてです。

私聞風坊は小学校から大学までずっと苦登校でしたが、不登校の経験はないので不登校経験者の話を聞くと新鮮に感じます。
同じような苦労をしているにもかかわらず私のひきこもり体験とは少し違う印象を持つからです。

不登校の人は、校則や教師の指導によって、自分がやりたいことを邪魔されてばかりだったり、自分らしくないことを強要されたりばかりだったりするので、学校に行かなくなった感じがします。
ということは、なんだか「自分のやりたいこと」や「自分らしさ」をなんとなくであれ知ってる感じ。

となると周囲はどうすればいいかというと、「待つ」のがいいように思えます。
あれやこれや急き立てずにしていれば、「どうすれば自分のやりたいことが実現できるか? 自分らしくいられるか?」を自分の力で考え出せそうだからです。

また、不登校の人は、とりわけ自己表現したい気持ちが強い感じがします。
音楽でも作文でも絵画でもゲームでもスポーツでも、自分のやりたいことをやって、それを誰かに分かってもらいたい感じ。つまり、承認してほしい。
承認欲求が強い。

となると、承認することつまり「ほめる」ことが自尊心や自己肯定感が高まることにつながるように思えます。

一方のひきこもる人は、これといってやりたいこともないし自分らしさもよく分からない。
そういうことで悩むのに疲れた感じがします。
さらに、誰かから承認されたいかと言えば、ことさら求めてはいない感じ。

「そういうの、もういいから」「ほっといてくれ」「静かに小さく生きますから」って、声も出さずに訴えていそう。

そんなこんなで、ひきこもりと不登校を一緒くたに考えるのではなくて、分けて考える必要があるように思えるこの頃なのでした。

a1130_000078.jpg
◎地味に更新してる聞風坊のブログもご覧下さいませ。
 http://monpubowblog.miyachan.cc/ 
著作:『こもって、よし!』、『「親」を育てる「ひきこもり」』&『関わることを考えよう ボクたちはこうしてほしいんだ。』。


【通信2019.7月ひきこもり】「ただ聞かれる」ことが何よりの薬になることもあります [2020年07月20日(Mon)]
こんにちは。広島県呉市を中心に、発達しょうがいのある子どもや大人の当事者、保護者、そして不登校、学校に行きづらいこどもの保護者の居場所作りを行っているNPO法人らぽーる代表の長尾です。

月曜日になりました。 
毎週月曜日は過去のらぽーる通信に掲載されたエッセーをお届けしております。
本日も聞風坊さんのエッセーを続けて掲載させて頂きますね。

「ただ聞かれる」ことがなによりの薬になることもあります  聞風坊 

皆さん、こんにちは。令和元年の初夏、猛暑日と肌寒い日が交互に来て、衣替えに苦労した日本のひなた・南国宮崎から、当事者やカウンセラーの立場から率直な発信をしている聞風坊(もんぷうぼう)です。

さて今回は、聞くことの大事さについてのお話しです。

カウンセラーは、基本中の基本として「聞く力」を身につけます。
ちなみに私は師匠から「ただ聞くように」と習いました。

話の内容が、イイとか悪いとか、どんなアドバイスしてやろうかと考えながら聞くのではなくて「ただ相手の語りに耳を傾けるんだよ」という意味ですね。

カウンセラーというと、アドバイスをする人みたいに思われることが多いのですがそうではありません。
実はアドバイスはあまりできないんです。
少しばかり話を聞いたところで気の利いた解決法をアドバイスするなんてできませんもの。

むしろ逆に、カウンセラーは聞くことに専念します。
そうして、相手を理解することに努めます。
具体的には、相手の立場に身を置いて、感じたり考えたりしながら聞きます。

そして、相手がまだ言葉にできていない(苦悩)体験を言葉にしてみます。
「それはこういうことでしょうか?」という風に。これを共感的理解を示すと言います。

ためしに言葉にされた自分の体験を聞いた相手は、それをとっかかりにして少しずつ自分の言葉で自分の体験を語れるようになっていきます。
「というより、こんな感じかなぁ」みたいに。

こうして、自己理解がすすみ、自己受容していき、これでいいと思えるようになってくると、結果的に自己肯定感が高まります。
カウンセリングはこれを目指しています。

さて、子どもの不登校やひきこもりで悩んでいる多くの親の人たちは、息子や娘がなんにも言ってくれないと不平を募らせています。

実のところ子どもさんは、悩みごとを言わないのかも知れないし、うまく言葉にできないから言おうとしても言えないのかもしれません。

人は、誰かに話す、裏を返せば誰かに自分の体験を聞いてもらうと、気持ちの整理ができたり、問題解決のヒントを見つけたりできる力を持っています。
これといったアドバイスなしに。

いっちょ前の大人にするためにアドバイスせねば! 
そんな気持ちを少し横に置いて、子どもの話をただ聞く、心の声に耳を傾ける。共感的理解をする。

「ただ聞く」。
それだけで子どもの育ちを手助けする親の役目は十分に果たせるかもしれませんね。
カウンセラーみたいに。

shinpai_haha_woman_young.png

◎地味に更新してる聞風坊のブログもご覧下さいませ。
 http://monpubowblog.miyachan.cc/ 
著作:『こもって、よし!』、『「親」を育てる「ひきこもり」』&『関わることを考えよう ボクたちはこうしてほしいんだ。』。

【通信2019.4月ひきこもり】自分のことならは伝えてもいいと思う [2020年07月13日(Mon)]
こんにちは。広島県呉市を中心に、発達しょうがいのある子どもや大人の当事者、保護者、そして不登校、学校に行きづらいこどもの保護者の居場所作りを行っているNPO法人らぽーる代表の長尾です。

月曜日になりました。 
毎週月曜日は過去のらぽーる通信に掲載されたエッセーをお届けしております。
本日も聞風坊さんのエッセーを続けて掲載させて頂きますね。

自分のことならは伝えてもいいと思う  聞風坊

皆さん、こんにちは。平成31年の春が近づき花木も芽吹きだした日本のひなた・南国宮崎から、当事者や心理職の立場から率直な発信をしている聞風坊(もんぷうぼう)です。

さて今回は、自分のことなら一応伝えておいてもいいと思うよ。です。

ひきこもり・不登校親の会で、親の人の話を聞くと、子どもと会話することをとてもためらっていることに気づきます。
我が子に話しをするだけのに!

聞くと、我が子の反応がとても怖い様子。
親子関係が今よりもっと悪くなるんじゃないかと不安で、腫れ物に触るように皆さん我が子と関わっているようです。

この話題になったとき、私はいつもお伝えしています。
「自分のことを伝えるだけなら問題ないと思いますよ」

とはいえ、伝え方には少しコツがいります。
こうなってほしいとか、こうしてほしいとか、考えを直してほしいとか、子どもへの要望を伝えるのではなく、今の私の状態・状況だけを伝える感じ。報告する感じでやることです。

「最近ご飯食べないようだから、あなたの体調が、私、心配なんだなぁ」
※心配している私の状態を伝えます。
あなたにご飯を食べてほしいという要望は伝えません。

「あなたの声が聞けてよかった」
※うれしがっている私の状態を伝えます。
あなたにもっと話をしてほしいという要望は伝えません。

もし、少しばかりの要望をするとしたら、子どもの意思を確認します。
「あなたの顔が見たいから、少し話がしたいんだ。どう?」
「サポステのパンフもらってきたから置いておくね。結構優しい人たちで安心したのよ。気が向いたら見といて。(気が向かなかったらこのままでいいからね)」

私の気持ちを大切にし丁寧に相手に伝えることを心がけると同時に、子ども(相手)の気持ちも大切にしそれを丁寧に聞く姿勢でいることを示すのですね。
私メッセージとして知られている交流のやり方です。
お試しあれ。

pose_puzzle_kumiawaseru.png
◎地味に更新してる聞風坊のブログもご覧下さいませ。
 http://monpubowblog.miyachan.cc/ 
著作:『こもって、よし!』、『「親」を育てる「ひきこもり」』&『関わることを考えよう ボクたちはこうしてほしいんだ。』。

【通信2019.1月ひきこもり】そっくり親子はきっとわかり合えると思う [2020年07月06日(Mon)]
こんにちは。広島県呉市を中心に、発達しょうがいのある子どもや大人の当事者、保護者、そして不登校、学校に行きづらいこどもの保護者の居場所作りを行っているNPO法人らぽーる代表の長尾です。

月曜日になりました。 
毎週月曜日は過去のらぽーる通信に掲載されたエッセーをお届けしております。
本日も聞風坊さんのエッセーを続けて掲載させて頂きますね。

そっくり親子はきっとわかり合えると思う  聞風坊

皆さん、こんにちは。平成最後の冬もやっぱり寒い日本のひなた・南国宮崎から、当事者や心理職の立場から率直な発信をしている聞風坊(もんぷうぼう)です。

さて今回は、親子そっくりなのだからわかり合えないはずはないのだけど? です。


少し前に、ひきこもり親の会の方の話を聞きました。
お店での忘年会は集まらないけど、会員のホームパーティなら何時間も話しに花が咲くそうです。

これを聞いて思いました。
なんだかいじましいぐらいに子どもとそっくりだなぁと。
こもっている人も外での飲食よりも顔見知りの人だけが集まる居場所やフリースペースでのパーティにはよく集まります。
※実際はこうなるまでにとても苦悩するのですが

親も子も、見知らぬお店だと緊張するし、気心知れた人の所ならば気楽に集まれるのでしょうね。
同じような困り感、同じような喜び方みたいです。
きっと親子で「あるある話」がたくさんできそう。
そうなれば自然と仲良くなれそうです。

なのに! 子どもとわかり合えない親がなんと多いことか。

聞くと、子どものそんな消極的なところが嫌いみたいなんです。

そう、まさに自分と同じようなところが!

どうも、自分の嫌いな面を子どもから見せつけられて耐えられない。
だから、どうにか子どもには変わってほしい。
子どもにだけはそうあってほしくない。
でも子どもは変わらない。
なぜ変えないのか分からない。
そんなうちの子が理解できない。
親の人たちは、そんな思いでいるようです。

ならば! 
親が子どもとわかり合えるようになるための近道は、自分自身を認めることなのかもしれません。

人前だとそわそわして落ち着いて話ができない父親の私。
緊張して胸苦しくなってしまう母親の私。
いろいろ考えすぎてやる気がくじけてしまう私。
変えた方がいいと思ってるけどなかなか自分を変えられない私を。

好きにならなくてもいい。
嫌っていた自分を、自分らしい自分をただ認める。
それだけ。
そうしたら、子どもの受け容れがたい面も認められるようになるはずです。
だって、親子そっくりなのだから。

きっと「そういうの、あるよね〜」と、お互いわかり合えることでしょう。

futago_coodinate.png

◎地味に更新してる聞風坊のブログもご覧下さいませ。
 http://monpubowblog.miyachan.cc/ 
著作:『こもって、よし!』、『「親」を育てる「ひきこもり」』&『関わることを考えよう ボクたちはこうしてほしいんだ。』。購入ご希望の方はブログまでご連絡を。

【通信2018.10月ひきこもり】子どもへの期待が遠すぎる話 [2020年06月29日(Mon)]
こんにちは。広島県呉市を中心に、発達しょうがいのある子どもや大人の当事者、保護者、そして不登校、学校に行きづらいこどもの保護者の居場所作りを行っているNPO法人らぽーる代表の長尾です。

月曜日になりました。 
毎週月曜日は過去のらぽーる通信に掲載されたエッセーをお届けしております。
本日も聞風坊さんのエッセーを続けて掲載させて頂きますね。

子どもへの期待が遠すぎる話  聞風坊

皆さん、こんにちは。朝夕に冷気を含みはじめた日本のひなた・南国宮崎から、当事者や心理職の立場から率直な発信をしている聞風坊(もんぷうぼう)です。

さて今回は、子どもにどうなってほしいかという期待が、今現在の状態からは遠すぎることについてです。

こもっている人のご両親とお話する際、子どもさんにどうなってほしいか? と訊くことがあります。
その時の答えはほぼ「働いてほしい」「自立してほしい」となります。

では、子どもさんは今現在どんな風かというと、
ほぼ一日中家にいて、近所のコンビニには人目を忍んで夜中に行っている(ようだ)。
本人に将来のことを尋ねれば途端に機嫌が悪くなって部屋にひきこもる。
という生活をしていることは珍しくありません。

働く。自立している。
という親が期待する状態からはとても距離のある生活状態です。
働くまでに、または自立した生活を送るまでには相当な時間と頑張りがいりそうです。

親が自分の期待と子どもの現実との距離・「遠さ」を知ることはとても大事なことでしょう。

この「遠さ」に気づくと、親が常に問いとして持っている「どうしたらいいのか?」「どうしたら働くのか、うちの子は?」が、「どうこの長い道のりを歩んでいけばいいのか?」という問いに不思議と変わるからです。

すると答えは簡単。
遠すぎる目標を現実的な近い目標に換えればいいだけだからです。

まず1日1回外出する。
散歩する。
それを1週間続ける。

次は、昼間コンビニに行き好きなお菓子を1個買って美味しく食べる。とか。
今の目標が楽に達成できるようになったら次の近い目標を設定する。
千里の道は一歩からの大原則に従えばいいだけだからです。

さて、夏休み明けは、登校について悩むことが多くなるかもしれません。
ひょっとしたら、毎日元気に登校する。というのは遠すぎる目標なのかもしれません。

この時、どのくらい働くか、どのくらい学校に行くか。という「できそうな目標を目指す」という視点からどうしたらいいかを考えてみることは役立ちそうです。

働く働かない。
学校に行く行かない。の2つの状態しかないと考えるのではなく。

school_iyagaru_boy.png

◎地味に更新してる聞風坊のブログもご覧下さいませ。
 http://monpubowblog.miyachan.cc/ 
著作:『こもって、よし!』、『「親」を育てる「ひきこもり」』&『関わることを考えよう ボクたちはこうしてほしいんだ。』。購入ご希望の方はブログまでご連絡を。

【通信2018. 7月ひきこもり】ボクたちのことをボクたち抜きで決めるな!の話 [2020年06月22日(Mon)]
こんにちは。広島県呉市を中心に、発達しょうがいのある子どもや大人の当事者、保護者、そして不登校、学校に行きづらいこどもの保護者の居場所作りを行っているNPO法人らぽーる代表の長尾です。

月曜日になりました。 
毎週月曜日は過去のらぽーる通信に掲載されたエッセーをお届けしております。
本日も聞風坊さんのエッセーを続けて掲載させて頂きますね。

ボクたちのことをボクたち抜きで決めるな! の話  聞風坊

皆さん、こんにちは。梅雨入りした日本のひなた・南国宮崎から、当事者や心理職の立場から率直な発信をしている聞風坊(もんぷうぼう)です。

さて今回は、個人の意思を尊重するお話です。

不登校やこもっている人と話をしていると、自分の気持ちを大事にしてもらえなかった経験が必ずといっていいほどあります。

それは、家族や先生やその他親密な人が、以下のように関わった経験です。

将来は公務員か正社員がイイと思うよ。

そうできないことばかり考えるんじゃなくて前向きにね!

あの子と付き合うのはやめた方がイイと思うよ。

泣いてる場合じゃないでしょ、しっかり頑張らないと!

または、大事なことに関わらせないという形をとることもあります。

子どもだからあなたには分からないのよ。

君には話してなかったが来月引っ越すことになったんだ。

あ、願書出してきたから。

自分のことなのに。家族のことなのに関わらせてもらえない。

意見すら言えない。

こんな風に、日常的に大事にされない、価値を置かれていない扱いを繰り返し受け続けると自尊感情や自己有用感はとても低くなります。
ひょっとしたらゼロかも。

Nothing about us without us. 
私たちのことについて、私たち抜きで決めるな!

というスローガンがあります。

自分たちを軽んじてきた人たちや社会から、自分たちの、人として当然普通の権利を取り戻すための運動で使われているスローガンです。

不登校やこもる人は、この熱いスローガンを胸に秘めて、黙ってそこにいるかもしれません。

あなたについてのことだから、あなたを抜きに決めません。

あなたの意思をなにより大事にしてあなたと一緒に決めていきます!

不登校やこもる人と関わる人は、このスローガンを胸にするといいかもしれません。

hair_all_back_man.png


◎地味に更新してる聞風坊のブログもご覧下さいませ。
 http://monpubowblog.miyachan.cc/ 
著作:『こもって、よし!』、『「親」を育てる「ひきこもり」』&『関わることを考えよう ボクたちはこうしてほしいんだ。』。購入ご希望の方はブログまでご連絡を。


【通信2018.4月ひきこもり】子どもから期待されている話 [2020年06月15日(Mon)]
こんにちは。広島県呉市を中心に、発達しょうがいのある子どもや大人の当事者、保護者、そして不登校、学校に行きづらいこどもの保護者の居場所作りを行っているNPO法人らぽーる代表の長尾です。

月曜日になりました。 
毎週月曜日は過去のらぽーる通信に掲載されたエッセーをお届けしております。
本日も聞風坊さんのエッセーを続けて掲載させて頂きますね。

子どもから期待されている話  聞風坊

皆さん、こんにちは。寒波襲来をしのいですっかり日が長くなった日本のひなた・南国宮崎から、当事者や心理職の立場から率直な発信をしている聞風坊(もんぷうぼう)です。

さて今回は、子どもの期待に応えるというお話です。

親の人と話していると、自分の子どもに対してとても不満が多いなぁと思います。

学校に行かない! 
自分で行きたいって言った学校なのに! 
バイトするって言ったのに! 
ゲームやめるって言ったのに! 

なんにもやらない! ほんとヤだ!
こんな感じ。

つい、期待しちゃってるんでしょうね。
子どもに。

でも、子どもがその期待に応えてくれないので、ショックを受けて、
怒る! 叱る! 時に泣く。究極、我が子を嫌いになる。

そしてどうしようもない気持ちで毎日を過ごす。

そのうち、
自分の人生っていったいなんなんだろう…。
そんな疑問も湧いてくる。

こんな風に、しんどい日々を送っている親の人にたくさん出会います。

さて、どうしようもない状況を打開する鉄則があります。

今までと真逆の視点から考えるのです。

もし、子どもに期待して裏切られたと思ってるのなら、
真逆に、
子どもは自分にどんな期待をしているか?
その期待にどう応えようか?

私は、親として子どもに何ができるのだろうか?
と考えるのです。

きっと、
子どもに何もしてもらえないという不満はなくなるでしょう。

逆に、
子どものためになにかできそうなワクワク感を感じるでしょう
そして自分の力強さを感じるでしょう。

では、子どもが期待していること。それは何かというと、
ただ話を聞いてほしい。 
それだけのことだったりします。

shinpai_haha_woman_young.png

◎地味に更新してる聞風坊のブログもご覧下さいませ。
 http://monpubowblog.miyachan.cc/ 
著作:『こもって、よし!』、『「親」を育てる「ひきこもり」』&『関わることを考えよう ボクたちはこうしてほしいんだ。』。購入ご希望の方はブログまでご連絡を。
【通信2018.1月ひきこもり】自らやることのお話 [2020年06月08日(Mon)]
こんにちは。広島県呉市を中心に、発達しょうがいのある子どもや大人の当事者、保護者、そして不登校、学校に行きづらいこどもの保護者の居場所作りを行っているNPO法人らぽーる代表の長尾です。

月曜日になりました。 
毎週月曜日は過去のらぽーる通信に掲載されたエッセーをお届けしております。
本日も聞風坊さんのエッセーを続けて掲載させて頂きますね。

自らやることのお話 聞風坊

皆さん、こんにちは。冬はやっぱり寒い日本のひなた・南国宮崎から、当事者や心理職の立場から率直な発信をしている聞風坊(もんぷうぼう)です。

さて今回は、自分の変化と成長のために自分に働きかけるお話です。

私聞風坊は、自助グループのおかげで今があります。

自助グループというのは「自分のことは自分でやる」を旗印にした集まりです。
参加者は、自分を変えることができるのは自分だけという思いを胸に、自分の変化と成長のために集います。

この経験から私は、自分の変化と成長のために必要なことは、謙虚さと感謝の気持ちで日々を丁寧に暮らすことだと気づきました。

例えば、家族(自分の親や子ども、伴侶)にイラついた時は、イラツク自分を謙虚に認め、それに気づかせてくれたことに感謝し、どのようにすればよりいいかを考え、これまでの自分とは違った行いに取り組みます。

または、親をアテにするあまりに親に文句ばかり言って日々を暮らすより、自分に期待して自分のために自分は何ができるだろうか? と日々考えて行動します。

そうして、親から何かされないとデキない自分、親が何もしてくれないからダメなままの自分であることを手放すのですね。

自分をアテにできるようになると、何が起きるか予測のつかない社会の中に身を置いたとしても、自分を頼みに落ち着いてやっていけるようになりますね。

さて、この過程で不思議なことが起こります。

自分を頼みにする人は他者も頼みにするようになることです。

自分を信頼し思いやる人は、他者も信頼に値し自分に対し気遣ってくれることに気づくからかもしれません。
自分が他者に対してそうであるように。

最後にひとつ。
自助グループには、成長できる機会を自分で独り占めしてはなりません。

成長の機会は他者と分かち合わねばなりません。という教えがあります。

誰かと関わる際、次のように自分に問うことは役立つでしょう。
変化と成長に取り組む機会を奪っていないか?   …子どもから。 …同朋から。

medical_jijo_group_smile.png

◎地味に更新してる聞風坊のブログもご覧下さいませ。
 http://monpubowblog.miyachan.cc/ 
著作:『こもって、よし!』、『「親」を育てる「ひきこもり」』&『関わることを考えよう ボクたちはこうしてほしいんだ。』。購入ご希望の方はブログまでご連絡を。



【通信2017.10月ひきこもり】当事者は24時間戦っているんです。自己承認のお話 [2020年06月01日(Mon)]
こんにちは。広島県呉市を中心に、発達しょうがいのある子どもや大人の当事者、保護者、そして不登校、学校に行きづらいこどもの保護者の居場所作りを行っているNPO法人らぽーる代表の長尾です。

月曜日になりました。 
毎週月曜日は過去のらぽーる通信に掲載されたエッセーをお届けしております。
本日も聞風坊さんのエッセーを続けて掲載させて頂きますね。


当事者は24時間闘っているんです。自己承認のお話  聞風坊

皆さん、こんにちは。残暑厳しい日本のひなた・南国宮崎から、当事者や心理職の立場から率直な発信をしている聞風坊(もんぷうぼう)です。

さて今回は、承認のお話です。

他者からの承認は、人間にとって欠かせないと言われています。

特に、褒められることや思いを寄せられること、お給料をもらうことや社会的地位を得るなどのプラスの承認はその人が生きていくエネルギーになります。

不登校やこもっている人たちは、これら他者からのプラスの承認が不足しているので、周囲の人は積極的にこれを与えましょうとアドバイスされているでしょう。

ところが、その効果がいまいちな場合が多いのです。

なぜ? Why!?

理由の1つとして、本人自身が自分をプラスに承認していないことがあるようです。

こんなんじゃダメだ。
まだまだダメだ。
また出来なかったしほんとダメだ。

こんな風に24時間過ごしていることは珍しくありません。

しかも、自己肯定しなきゃイケない! 褒めねばならない! 自分をほめられない自分なんてダメだ! なんて風に、プラスの承認ができない自分自身をこれまた責めたりして。

この息つく暇のない自己攻撃は、さながら24時間戦闘状態であるようです。

私聞風坊も、こもっている頃はこんな感じでした。

起きていたら自分の声にさいなまれ、寝ていたら悪夢にうなされていました。
安まる暇がないひきこもり生活です。

では、どうするか?

これらのことを全部承認してみるのは1つの方法です。

そうそう、承認できないんよ自分のことが。それが私。ま、いっか。それはそれで私OK.
そう言えば、承認できてるとこもあるし。

こんな感じで、とにかく全部自分のことについて承認するんです。

そしたら肩の力や胸のつっかえが少しとれることは少なくありません。
お試しあれ。

そして皆さん、どうぞ自己承認不足で人知れず闘っている私たちのことを承認して下さい。

mukiryoku_man.png

◎地味に好評らしい聞風坊のブログもご覧下さいませ。
 http://monpubowblog.miyachan.cc/ 
著作:『こもって、よし!』、『「親」を育てる「ひきこもり」』&『関わることを考えよう ボクたちはこうしてほしいんだ。』。購入ご希望の方はブログまでご連絡を。




| 次へ