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NPO法人らぽーる*発達障害・不登校の子どもと家族の居場所作り*

NPO法人らぽーるは広島県の呉市を中心に発達凸凹(障害)児・者や学校に行きにくい子不登校の子ども、若年ひきこもりの子どもや保護者の居場所作りを行っている団体です。 

居場所は安心できてホットひといき出来る場となるように、ストレス発散や情報交換のできる茶話会を開催したり、発達障害のことをDVDで学習、コミュニケーショントレーニングなどを行っています。 

このブログでは、お知らせや日々の活動の報告を行っていきます。 
是非チェック!! ご覧になってくださいね!!  


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【通信2019.10月ひきこもり】ひきこもり当事者が感じる不登校当事者とのちょっとした違いの話 [2020年07月28日(Tue)]
こんにちは。広島県呉市を中心に、発達しょうがいのある子どもや大人の当事者、保護者、そして不登校、学校に行きづらいこどもの保護者の居場所作りを行っているNPO法人らぽーる代表の長尾です。

月曜日になりました。 
毎週月曜日は過去のらぽーる通信に掲載されたエッセーをお届けしております。
本日も聞風坊さんのエッセーを続けて掲載させて頂きますが、1年前のものまで掲載いたしましたので、今後は不定期で掲載にさせて頂きたいと思います。

最新のものをご覧になりたい方は、らぽーるの会員さんには通信を送らせて頂いておりますので、そちらもご検討ください。


ひきこもり当事者が感じる不登校当事者とのちょっとした違いの話  聞風坊



皆さん、こんにちは。令和元年の初秋、涼やかな風といまだ焼け付く日射しの日本のひなた・南国宮崎から、当事者やカウンセラーの立場から率直な発信をしている聞風坊(もんぷうぼう)です。

さて今回は、ひきこもりと不登校当事者の印象の違いについてです。

私聞風坊は小学校から大学までずっと苦登校でしたが、不登校の経験はないので不登校経験者の話を聞くと新鮮に感じます。
同じような苦労をしているにもかかわらず私のひきこもり体験とは少し違う印象を持つからです。

不登校の人は、校則や教師の指導によって、自分がやりたいことを邪魔されてばかりだったり、自分らしくないことを強要されたりばかりだったりするので、学校に行かなくなった感じがします。
ということは、なんだか「自分のやりたいこと」や「自分らしさ」をなんとなくであれ知ってる感じ。

となると周囲はどうすればいいかというと、「待つ」のがいいように思えます。
あれやこれや急き立てずにしていれば、「どうすれば自分のやりたいことが実現できるか? 自分らしくいられるか?」を自分の力で考え出せそうだからです。

また、不登校の人は、とりわけ自己表現したい気持ちが強い感じがします。
音楽でも作文でも絵画でもゲームでもスポーツでも、自分のやりたいことをやって、それを誰かに分かってもらいたい感じ。つまり、承認してほしい。
承認欲求が強い。

となると、承認することつまり「ほめる」ことが自尊心や自己肯定感が高まることにつながるように思えます。

一方のひきこもる人は、これといってやりたいこともないし自分らしさもよく分からない。
そういうことで悩むのに疲れた感じがします。
さらに、誰かから承認されたいかと言えば、ことさら求めてはいない感じ。

「そういうの、もういいから」「ほっといてくれ」「静かに小さく生きますから」って、声も出さずに訴えていそう。

そんなこんなで、ひきこもりと不登校を一緒くたに考えるのではなくて、分けて考える必要があるように思えるこの頃なのでした。

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◎地味に更新してる聞風坊のブログもご覧下さいませ。
 http://monpubowblog.miyachan.cc/ 
著作:『こもって、よし!』、『「親」を育てる「ひきこもり」』&『関わることを考えよう ボクたちはこうしてほしいんだ。』。


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