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日本最大の豪雨体験 活動報告 in つくば(茨城県) [2015年08月04日(Tue)]
連日の猛暑が日本列島全域を覆っている8月、猛暑の一方で台風やゲリラ豪雨などの被害も日本各地で起こっています。

先月24日には渋谷駅がゲリラ豪雨で冠水したというニュースが報じられていましたね。
最近、集中豪雨による被害が日本のあちらこちらで起こっています。

ちなみに、「ゲリラ豪雨」というのは気象上の正式名称はありません。激しい夕立などの俗称として使われているものです。

さらに、ゲリラ豪雨はスコールとは違います。似ている部分もありますが、一番大きな違いは「冷たい雨」か「温かい雨」かの違い。
南国のスコールでは雹が降るようなことはないですが、ゲリラ豪雨の場合は雹による被害報告が出たりしますね、あの違いです。

このような豪雨、激しい雨となるとどのくらいの雨量なのかご存知ですか?
日本での記録は、2011年7月に新潟で観測された10分間に50ミリ(1時間に換算すると300ミリ)
という記録が最大だそうです。

また「最近、ゲリラ豪雨増えてない?」と思っているみなさんは正しく、気象庁によれば、1976年
から2014年までの期間で50mm/hrや80mm/hrの降水量の発生回数は明瞭に増えていることがわかっているそう。

これらの増加傾向の原因の一つは、地球温暖化の影響が想定されるようですが、その因果関係ははっきりとは説明できないようです。今後の継続的な観測記録が待たれます。

そんな中、私たちは茨城県つくば市にあります「国立研究法人 防災科学技術研究所」にお招きいただき、最大級の豪雨体験をしてまいりました。

■国立研究法人 防災科学技術研究所(NIED)■
http://www.bosai.go.jp/

国立研究法人 防災科学技術研究所、通称「NIED」。なにやらカッコイイですね。
私たちを数々の災害危機から守ってくれそうな力強い名前です。

この施設はまさに自然災害などが起こった場合にどうなるかを科学的に調査し、国民の安全対策に活かせるように様々なデータを研究している施設なのです。

地震であれば住宅やビルの耐震設計に活かしてもらったり、豪雨の場合に土砂がどのように流れるかなどを研究しているわけですね。

今回は、その豪雨再現ができる「大型降雨実験施設」で過去の記録で出た最大の豪雨、300mm/hr
の雨を降らせるとのこと。
日本雨女雨男協会が体験しないわけにはいきません。

ということで、行ってまいりました!
たくさんのメディアも集まる中、千葉県で巻きずし教室を開催されている協会会員、みちさんファミリーが参加してくださいました!
彼女は日本デコずし協会のデコ巻きずしマイスターでありながら、強烈な雨女レジェンドを持つ強者です。

みちさん、以前、つくば市の近くにお住まいだったそうですが、つくば市にこんな施設があることはご存じなかったそう。今回のツアーはなんとしても参加せねば!ということでご参加くださいました!

今日の天気は晴れ、今回は晴れと人口豪雨のコラボレーション、その先には美しい虹が広がっているのでは・・・などと意味不明なことを考えながら施設に着きました。

実験施設は、広さ3,000平方メートルという世界最大級の大型降雨実験施設。
16メートルの高さに設置した2,176本のノズルによって、最大で1時間あたり300ミリという雨を
雨滴の大きさもコントロールしながら自然に近い状態で再現できるそうです。

今回は、50ミリ、180ミリ、300ミリの三種類の降雨を再現、それぞれの違いを体験できました。

まずは50ミリの雨ですが、これはまあ、体験したことあるーという感じの激しい雨ですね。
正直、この雨でも外を歩く気には到底なれない激しい雨の感じです。
でも、視界もさほど遮られることもなく、会話も普通にできます。

続いて180ミリ、これは先の広島での土砂災害時と同等の雨とのこと。
ここまで来ると視界がかなり不鮮明になり、雨音はバタバタという音に変わり、傘をさしていて
も足元は雨のしぶきでびしょびしょになります。

そしてラストは300ミリ。ここまで来ますと、水しぶきによる白煙で周囲は白くなり、どどどーーーっという感じの雨音で1メートル離れた人との会話は聞こえません。
シャワーを浴びているのと同じような感じ、シャワーが自分の周囲全体を覆っているような不思議
な感覚になります。

みちさんファミリーの子ども達が履いていた長靴の中にも雨が入り込み、逆さにすると水がジャバっと出てくるくらい。。。半ズボンで長靴というスタイルだと全く長靴は役には立ちませぬ。

施設の地面は関東では一般的な赤土に芝生がランダムに生えていて、急激に水たまりが深くなって
いきます。これが都市部であれば、アスファルトに雨が落ちての跳ね返り量はもっと激しくなるで
しょう。

そんなことも含めて、これが都市部で起こったら外は歩くべきではないでしょう。
そもそも都市部の排水機能の限界は60mm/hrと言われています。
300mmにいたってはその5倍、地下街や地下鉄などにも深刻な被害が出るのは間違いありません。
地下のほうに移動するのは絶対避けるべき。

世界的な気候変動が指摘され、それへの対応が今後の課題となると言われる昨今、私たち一人一人
も災害に対する意識と知識を持たなければ、と思わせてくれる実験でした。

この研究所では定期的に一般の方に災害に対する知識を深めてもらうための施設公開をしています。
みなさんもぜひこの研究所の施設公開に足を運んで、災害に対する正しい知識を学ぶと同時に、災害の時にどうするかを、家族や友達、知人と一緒に考えてみてほしいなぁと思います。

お招きいただいた防災科学技術研究所のみなさん、貴重な体験をさせていただきまして、本当にありがとうございました!

ちなみに、今回の視察ツアーとは直接関係ありませんが、みちさんの巻き寿司のクオリティーがハンパないexclamation
これは一見の価値あり、です。ぜひご覧ください(笑)

■千葉県 巻きずし教室 みち■
http://profile.ameba.jp/happy-roll/

■日本デコすし協会■
http://deco-sushi.com/