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Sexuality 夜話 @仙台

地域の多様なセクシュアリティの人たちの談話会
セクマイ夜話のお知らせと、
世話人:小浜耕治の、
セクシュアリティ・人権関連のお話を発信します。


地方のコミュニティで育っていくこと [2019年08月10日(Sat)]
来月に迫った「仙台プライドジャパン」について、主催者とのインタビューを公開しましたが、私自身の考えについて表明していませんでした。とても長文になりましたが、ごらんいただけると幸いです。
なお、この文章はあくまで小浜の考えであって、パレード主催者の見解ではありません。

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地方のコミュニティで育っていくこと

私がゲイバーデビューをしたのは、1992年の初め。大阪で映画館デビューの後、上野のゲイ冊子専門店で「さぶ」を買い、乗客の少ない新幹線でむさぼり読んで、広告を確認した後のことでした。もう、29歳にもなっていましたが、デビューしたての初々しさが受けたのか、それなりにモテてお持ち帰りもされ、おずおずと馴染みになっていきました。疫学で言う「商業施設ユーザー」というやつですねww。

お酒おごられたりしたら固辞せずいただき、お話弾ませ楽しく過ごし、かといってそれがすべて「今晩のお相手」になるのではなく、単に「お近づきになる」程度の意味だとわかったり、口はばからない悪口があふれているけれど、知った人のことが聞こえてきても、にっこり笑って受け流しその人にはフィードバックしないことや、中には地位のある方もいらっしゃってるので、昼間会っても知らん振りしなきゃいけないとか、バーの「作法」もだんだん身につけながら、知り合いも増えていきました。

その後、札幌・名古屋のグループの尽力があってサークルが立ち上がりましたが、月一回のミーティング以外は、私のゲイライフといったらゲイバーで過ごす時間が主な行動でした。恋愛に発展する可能性をはらんだ人間関係という、これまで経験のなかった世界です。20代の大半までをクローゼットで過ごしていた私は、早く遅れた分を取り戻さなきゃと、いろんな人から卑近なことから高尚なことまで、様々学ばせてもらったと思います。ゲイバーコミュニティは、よちよち歩きのゲイの私を育ててくれた所です。

サークルが立ち上がった後、私はHIVの活動につながりました。93年には始めて自分で企画したイベントを行ったのですが、そのチラシをゲイバーに持っていった時には、マスターはとても扱いに困っていました。目の前で破って捨てられるようなことはありませんでしたが、おそらく私が帰った後は捨てられたのではと思います。当時ゲイバーでは、HIVというようなネガティブな話はご法度でした。日常の生き辛さから逃れ、ひと時自分らしくなれて楽しめる場がゲイバーです。そこでは病気の話で楽しい雰囲気に水をさすということはできなかったわけです。

しかし、2000年前後になると状況が変わってきます。開店すぐで客は私一人というときに、「HIVの話なんだけど」と、相談されることが出てきました。お客さんから相談されることがあるとのことでした。男性同性間感染対策研究班ができたのもこの頃で、私は仙台でもゲイコミュニティでの活動を始めなければと思いました。ゲイバーという現場の声を聴けたからです。活動をはじめ、お店に協力をお願いすると、ほとんどのところで快く受け止めてもらえました。みなさんリアルな問題として無視できないと、肌で感じておられたのでしょう。ゲイに向けての活動は、ゲイバーと言う現場がなければ成立しません。自分たちの問題を自分たちで克服していこうという、活動とバーの協働が始まりました。

これは、コミュニティーセンターの活動として現在も進行中です。私はその後、こちらの活動からは離れることになりましたが、活動してくれている仲間がいてこそ、安心して任せておけると感じています。

震災後、性的マイノリティの社会での可視化はいのちにつながることだと切実に感じ、HIV/セクシュアリティ/性的自立に関する学習会を、コミュニティセンターを会場に始めました。そこには、ゲイバーというような居場所のないトランスジェンダーが多く参加してくれました。また、小さなグループがたくさんできて、学習会がその相互交流の場にもなりました。そして、それらのグループが協働して、主として当事者のための夏まつりとして「東北レインボーSUMMER」が開催されます。OUT IN JAPAN仙台撮影会の話をもらったときも、この東北レインボーSUMMERのネットワークが活かされました。東北レインボーSUMMERは、資金や人材の面で継続が難しくなりましたが、この状況が仙台市との協働事業「にじいろ協働事業」を提案する、大きな要因となりました。

にじいろ協働事業のボランティアには、それほど多くゲイバーユーザーが参加してくれていたわけではありません。ゲイバーでクローゼットとして守られた中と、自治体と協働した啓発活動はなかなか両立するものではないので、それは仕方ないなぁと思っていました。にじいろ協働事業は最大二年年限の事業なので、その後について考えておかねばいけなかったのですが、ボランティアの中からは「来年はパレードをしたい」との声も上がっていました。

そうした中、「仙台プライドジャパン」の開催について、主催者から協力の呼びかけがありました。なんと悩ましいことになったんだろうというのが当初考えたことでした。杉田水脈の一件以来、それを問題視しない人が仙台にもいることを知っていましたが、まさかその人からパレードをしたい旨を言ってこられるとは思っていませんでした。「LGBT活動家」を敵視する人と一緒に、何かできるはずもないと、当初は考え、会いにいくのもたいへん気が重かったです。

しかし会ってみると、思想信条の杞憂はあるにしても、仙台という地域でのLGBTの可視化、地域状況の改善という点では、思いを持った人であることがわかりました。ゲイバーという現場で、地域の状況を見てきたからこそ、パレード開催という行動を起こしたということが伝わってきました。政治色のないパレード、一部の活動家ではなく一般LGBTというような、お話にならない「主張」も、LGBTの社会的活動がどのようになされてきたかという認識自体があまりない中、SNS上でなされている言説をそのまま借りてきたに過ぎないという状況が見えてきました。

地元のゲイバー経営をベースに始まったこと、という点について、足りない言葉を補うことで、私も不安をぬぐいながら外側からできる協力はしてみようという気持ちになりました。その結果なされたのが、7月30日と8月6日に公開したインタビューです。

ここで、私は「まだまだカミングアウトが難しく、パレードを歩ける人も少ない中で、このような人たちの小さな声を聴いてゆける、様々な社会的課題に直面するまだ出会えていない人たちのためのパレード」にしていくという約束ができたと感じています。党派対立は望んでおらず、その火種となるような行動はしない旨も聴き出せたと考えています。私ができるのはここまでで、この後はそれに沿った発信が、主催者からなされれば良いと考えています。しかしまだそれは果たされていません。対立の火種を抱えたままですが、少しでもこれを解消してもらい、何とか「地元のためのパレード」と思えるものが開催されればと望んでいます。

状況は厳しく、私の他地域にいる友人は懐疑的であることも承知しています。しかし、この局面をのりこえていくこと、それはコミュニティとともに成長できることではないかと思います。そして主体的に考え、ともに成長してくれる人が、この仙台で一人でも増えてもらえれば嬉しいと感じています。
Posted by 小浜耕治 at 02:34 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
仙台プライドジャパン主催者に対するインタビュー [2019年08月05日(Mon)]
2019年9月16日(月・祝)に「仙台プライドジャパン」が開催されます。
https://sendaipridejapan.wixsite.com/spj2019
開催趣旨などについて、疑問があったので、
主催の(一社)日本LGBT機構理事長・東城ひろみ氏にインタビューを行い
ツイッターにて公開しました。
以下はその連続ツイートをまとめたものです。
https://twitter.com/aoikousi/status/1156192808518029313
https://twitter.com/aoikousi/status/1158056400355909633



20190730公開 第一弾https://twitter.com/aoikousi/status/1156192808518029313

浜)突如杜の都仙台に現れた「仙台プライドジャパン」。9月16日(月祝)、札幌パレードの翌日に開催されるパレードとは?古くから仙台で活動する小浜耕治が、件の東城ひろみ理事長にインタビューします。

浜)東城さん、こんばんは。「仙台プライドジャパン」は、「日本LGBT機構」の主催ということですが、いつどこでできた団体ですか?

東)小浜さん、よろしくお願いします。「日本LGBT機構」は2017年に東京で設立しました。

浜)仙台じゃないんですか?それが何で仙台でパレードを?

東)仙台でゲイバーを経営しながら、東京と行ったり来たりしていて、東京の知人が協力してくれたので、向こうで法人登記しました。
元々出身は宮城ですし、現在の生活は仙台中心です。経営しているゲイバーでいろんな人と話してる中で、地元仙台でも大きなイベントを行って、地域の状況を良くしていけたらと思いました。

浜)もともと仙台なんですね。「日本LGBT機構」の活動の本拠地は仙台ということで良いですか?

東)はい。近く法人登記も仙台に移す予定です。

浜)なるほど。とても気になっていたのですが、「日本LGBT機構」を検索すると杉田水脈議員のパーティーに出ていたというのが出てきます。本当に参加していたんですか?どんなスピーチをしたのですか?

東)参加していました。
あの一連の騒動で傷ついたという人、そうでもなかった人が両方いたのだと話しました。私は個人の思いだけでこう言ってるのではありません。
傷付けられることはあってはならないですし、逆に文面の捉え方も人それぞれであった訳ですから、賛否双方が感情的にならずに、膝を付き合わせて冷静に話す事が大事で、私の店ではそのように心がけていました。
意見を同じくするコミュニティーではない、ゲイバーという思想心情の違う方々が様々くる場所での意見を聞いた上で、思い込みではなく、彼女と話してみようとおもったのです。
本人には、「全文を読めばわかる」と言って終わらせず、きちんと丁寧に説明しないと、混乱はなかなか収まらないと言うことを話しました。

浜)杉田議員とのその後の交流はありますか?

東)あまりありませんね。私個人としては、思想信条に関わらず様々な人と交流して、LGBTをどう考えているかを伺い、コミュニティの現状について説明していくというスタンスで活動しています。その一環で自民党のパーティーに呼ばれたときに会いましたが、その後、議員本人からのアプローチはありません。

浜)その後は深くやり取りしていないわけですね。
思想信条・政治信条と、昨年の多くの当事者を傷つけた寄稿文のことは別ではないかと思います。それ以前の動画で深く傷ついた人も多くいます。傷ついた人がいることについて、きちんと謝罪した上でないと、コミュニケーションは取れないのではないかと思います。

東)弱者に寄り添うのが政治の基本ですから、それから外れるようであれば、きちんと意見を表明することは必要だと思います。傷つけられることはあってはならないことです。

浜)お店で話を聞いていて、傷つけられた人の声は聞こえていましたか?

東)正直、そうでない、さほど傷ついていないと話す人が多かったです。傷ついたと話してくれる人はそれほどいなかった。よく聴けていたかと振り返ると、そうではなかったのではと思います。

浜)パレードには、お店以上に様々な人に参加して欲しいと思います。そのためには、日ごろ世間からの様々なことで傷ついている人も多く参加して欲しい。そういう人が安心できる環境を作る必要があると思います。そうして初めて、弱くされている人の声が聞こえてくる。

東)考えておかなければいけない、大事なことだと思います。

浜)そう考えると、杉田水脈は来てもらっては、安心して参加できない人が出てしまいますね。

東)今回のイベントの趣旨にはそぐわないですし、直接の連絡先も知りません。お声も掛けることはございません。来るかどうかはわかりませんが、参加者がまた分断されないようにすることを優先すべきだと思います。
彼女と話し合うのは、パレードとは別の場ですべきだと考えます。

浜)ありがとうございます。少し安心しました。
さて他にも、「政治色のない」とか、「一般LGBT」とそうじゃない人の分断とか、気になるところがまだあります。今日のところはここまでにして、また後日、このことを聞かせてもらえますか?

東)わかりました。よろしくお願いします。



20190805公開 第二弾https://twitter.com/aoikousi/status/1158056400355909633

浜)こんばんは。先週始めに第一弾をお送りしました、仙台プライドジャパン主催者インタビュー。今日は「一般LGBT」や「政治色」について伺いたいと思います。東城さん、よろしくお願いします。

東)小浜さん、よろしくお願いします。

浜)今回のパレードについて、楽しいイベントにして観光客を含めお客さんがたくさん来て、復興に一役買える、地元仙台に貢献したいと、壮大な夢があるようなのですが、これは何かモデルがありますか?

東)以前のデモ重視だったところから主張のアプローチを変えた、オーストラリア・シドニーのマルディグラのようなお祭りができたら良いなと思っていました。


浜)なるほど。マルディグラは世界中から観光客が訪れる大きなお祭りですよね。でも、第一回のパレードから、そういう大きな規模にはできませんよね。一足飛びには行かない。あくまで長期目標というニュアンスで捉えて良いですか?

東)将来、そういう形に成長していけたらよいと考えています。

浜)目標が大きいので、焦りも感じてしまうのではないかと重います。壮大な夢をぶち上げ、なるべく多くの人が参加しやすいようにしたい。なにか、他と差別化できる形はないのか?という中で、「政治色の無い、一般LGBTも楽しめるパレード」というフレーズが出てきたように思います。
浜)大きくしていくために、今の仙台で何が一番大事かというところがずれていないか?というところについて、聞いていきたいと思います。

浜)ツイッターでの反響を見てみると、このアカウント説明文にある「一般LGBT」「政治色の無いLGBTプライドパレード」という部分に引っかかる、という人が多く見られます。私の周囲でも、どういうことだろうと、疑問の声が上がっています。
浜)LGBTは、多様な性的マイノリティが互いのちがいを尊重しながら、社会に向き合って自分たちの存在を示していくための言葉として用いられるようになりました。一般LGBTってどういう人たちのことを考えてのことでしょう?「日本初!」となっているので、これまでのパレードでは楽しめなかった人たちということになりますか?

東)活動家の方、及びそのコミュニティーの方々と比して、その様な活動をしていない、興味のない、属してない圧倒的大多数のLGBTを一般と表現させて頂きました。思想信条を同じくする方々が中心で催せば、もう一方の人達に限らず中間の人達も楽しめないでしょう。そういう多くの方々がおります。

浜)具体的には、東城さんがこれまでお店で出会ってきた人たちの中では、従来のパレードを心から楽しめていない人が多かったということでしょうか?

東)同じ価値観や意識を持ったコミュニティーに属してる方々にとっては意外かもしれませんが、そういう方々が圧倒的に多いです。

浜)いわゆる社会的活動を行っている人たちとは、感覚が違う人が多くいると言うことですね。東城さんはそうした人たちの声を聴いてきた。活動している人だけではない、それ以外の感覚の人がお店には多く来ていて、その人たちの声も含めた意見の幅を感じておられたというリアリティがあるわけですね。
浜)わかりました。ただ私には、一般・社会的活動と二分してしまうのにはたいへん抵抗があります。

東)分断してしまうと感じられる表現になってしまったのは、至らなかったと思います。本意ではありません。

浜)さて、バーを訪れるお客さんや社会的活動をしている人以外にも、たくさんの当事者がいるだろうと思います。大多数は、未だ声をあげない、声を聴くことが難しい人たちなのではと思います。相談活動をしていると、こういう思いでいる人がいるのか!と、自分の世界の狭さに愕然とします。
浜)「LGBT」は、基本はじめは孤立していたりするので、一人ひとりがとても違った経験をしています。置かれている環境も、その考え方も様々です。そこで言う「一般LGBT」とは何でしょうか?一般の対義語は特殊だったりしますが、活動家もツイッタラーもバーのお客さんも、みんな「特殊」。
浜)声が聞こえるという点で特殊なのではないかとも思えます。東城さんが感じられるより、さらに多様性があるのが本来の姿なのではと思います。

東)その通りだと思います。

浜)そうした中で行われるパレードは、社会全体に「私たちはここにいます!」と、声をあげることと、未だ出会えていない「声をあげていないLGBT」の人たちに「つながろうよ!」と呼びかける、二つの意義のあるものではないかと思います。東城さんはどう思われますか?

東)もうひとつ、すでにつながっている人がお互いに祝福しあうことも大切だと思います。LGBTコミュニティの中では、これがとても重要です。

浜)楽しんで、エンパワーしあうことって大事ですね。自分たちどうしで開放されて楽しんで、その様を社会に見せて「私たちはすぐ隣にいます!」と示して、孤立している人に「つながろうよ!」と呼びかけることがパレードにはできますね。
浜)ただ、パレードには程度の多少はあるにせよ、カミングアウトすることが求められます。地方では、仙台でもこれは容易いことではありません。社会に示すことが、パレードのパレードたるゆえんですが、仙台のカミングアウトできる当事者って、そんなたくさんいるわけでもない。

東)それがいちばん難しいと感じるところですね。

浜)そこに配慮していけるやり方を考えていきたいですね。
東)そう思います。

浜)さて、政治色という点です。「シスジェンダー・へテロセクシュアル中心の社会で、長年声をあげられてこなかった人たちが、LGBTという傘の下に集い声をあげ始めた。」ということを言いましたが、これってすごく政治的な、社会を変えていく取組みだと思います。
浜)そういうものに対して、レインボーフラッグやプライドという旗印がたっている。プライドパレードは、その始まりも、そして現在も、このような政治的な存在なんだというのが私の基本的な認識です。

東)LGBTにも当然多種多様な意見があります。真にLGBTの未来の為に戦うのであれば、一方の意見だけを押し通し、もう一方の意見に反するのであれば、それこそ多様性の否定であり、LGBT全体の幸福ではありません。私がいう政治色のないということは、一方の意見にくみしないということです。

浜)政治的というものとは別に「党派性」という言葉もありますね。私たちが尊重され、すべての人が尊重されるよう世の中を変革していく方法には、様々な方法があるわけです。それをどんな優先順位でどんなタイミングで行っていくか?それが「政策」で、党派によってこれが違ってきますね。
浜)違う政策は時としてぶつかり合うわけです。東城さんの言う、政治色を無くすというのは、このような党派の対立を避けると言う意味ではないですか?

東)党派の対立を感じさせないことで、たくさんの人が抵抗なく参加してもらえたらと思っていました。ネガティブな主張が応酬されると、怖い印象が強くなります。

浜)より多くの人に参加してもらいたいという気持ちからの「政治色のない」ということだったのかなと思うのですが、いたずらに党派性とその対立をあおることがないよう、配慮したいという趣旨だったのですね。

東)そうです。

浜)パレードが行われるのは、仙台市議会議員選挙が終わって半月、宮城県議会議員選挙まで一ヶ月と言うタイミングです。党派性が強調されやすい期間にあたっていると思います。ですので、政党活動については、遠慮してもらう。そういう配慮が必要と思いますが、いかがでしょう?

東)政党アピールをやめていただくのは必要と思います。どこかに与することなく公正にが大事なので、各党にお声掛けして等しく挨拶をいただくのがよいと思います。

浜)政党からの挨拶は必要ですか?声をかけても、いただけるところ、そうでないところが出てきて、不偏不党にならない事態は容易に想像できます。いっそ、挨拶も求めなくて良くありませんか?


東)挨拶を出す出さないはそれぞれで自由なので、お声がけだけはしてみます。

浜)政党の挨拶より大事なのは、地元仙台のリアルな現場の声ですよね。東城さんはバーでのいろんなお客さんの意見に接していて、どれかひとつに偏ることはできない。バランスを取らなければいけないと感じられているのだろうなぁと思います。
浜)小浜も、個人的に主張したいことと、今地域で何が重要ということを説明するにはバランスを考えます。地元当事者の多様な状況を伝えることが、一番大事なことではないかと思います。

東)はい。バランスを考えるのに苦労するくらいの多様な経験、意見が聞くことができます。

浜)地域での取り組みは一過性のことではなく、いろんなリアルな声を粘り強く聴き続けることが求められていると思います。パレードの時も、終わってからも、聴けていない声はないか?と丁寧に取り組んでいくことが求められると思います。

浜)議員のみなさんや、他の地域から来てくれた人、関心を持ってくれたアライの人たちにも、やっと言えた地元の声に耳を傾けて欲しいと思いますが、いかがでしょうか?

東)主役は地元の小さな声ということですね。その通りだと思います。

浜)地域には様々な社会的課題があります。自死やHIVの問題、教育やいじめ、トランスジェンダーの就職問題、パートナーシップ制度、婚姻の平等、性別変更の法改正など、地元での地に足を着いた生活の中で、切実に求めていきたいという声も聴きたいところだと思います。

東)社会的な課題に対する政策では、賛否あって議論が必要なことも多いです。その対立が強調されるのは、せっかく政党の人に遠慮してもらったのに、やはり対立してしまった、ということになると困ります。

浜)そうですね。政策に賛成反対ということよりも、もっと具体的に感じていることそのものの方がきちんと聴けるようにしたい。そう思います。

東)いろんな希望の声を聴いていきたいです。仙台の街の人にも聴いてもらいたいです。

浜)それも立派な政治的なことですね。

東)そう言うことなんですね。政治色をなくすといって、声も聞こえなくなっては困ります。

浜)政治色をなくして、一般LGBTが楽しくたくさん参加してくれるパレード、というのは、実のところは地元でカミングアウトできない、あるいは孤立している当事者に向けて、一緒にいるよとよびかけていく、声を聴かせて!と呼びかけていくということで大丈夫でしょうか?

東)そんなパレードにできたらと思います。

浜)ネット上で出てきている誤解が、こういう方向性だという理解に変わって行って欲しいです。

浜)さて、パレードの意義で、震災のことに触れていますが、ここにも疑問の声が上がっています。次回はこの部分について伺いたいのですがどうでしょう?

東)わかりました。震災は私にとってとても大きな出来事でした。たくさん伝えたいと思っていることはあります。

浜)それは楽しみです。よろしくお願いします。

Posted by 小浜耕治 at 03:22 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
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