CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る

Sexuality 夜話 @仙台

地域の多様なセクシュアリティの人たちの談話会
セクマイ夜話のお知らせと、
世話人:小浜耕治の、
セクシュアリティ・人権関連のお話を発信します。


セクシュアリティの個別性理解 [2016年08月30日(Tue)]
セクシュアリティ自認は、時に大きく揺らぎます。
生育過程で、また、親密圏の言動や、社会構造によって、
今いる自分を周囲と折り合いをつけながら構築していく。
ただし、意志を持ってというものではなくて、
変えられない自分をどうサバイブさせてやるのか、
そういう意味での「構築」です。

私の場合、
幼少の頃は男子にも女子にも帰属する感覚で、
周囲からは「おとこおんな」とか言われても、
どちらの性でもあることへの肯定感は強くありました。
思春期に男性への性的指向がはっきり自覚できた時、
これは周りが蔑んでいる「ホモ」というものだとわかり
このことは自己肯定してはいけないと思いました。
禁止は、意識を高めます。
男性への性的指向は無くせないと気づきながら、
そうであっても「普通の」生き方を選べるものだと
自分に言い聞かせるのです。


続きを読む...
発達障害で平凡ではダメでしょうか? [2016年08月29日(Mon)]
もう、10年以上前になりますが、
某有名講師による人権ワークショップに出たときのこと。
エジソンやダ・ヴィンチやトム・クルーズが出てくる
ワークについて、感じたことを話してみましょう。となり、
「有名にならなきゃダメなのかと思った」と発言するも、
いまいち通じず、
ファシリテーターからもう少し説明するよう促されました。

何か特技があったり、
名をなさないといけないというのは
プレッシャーです。
発達障害で平凡ではダメでしょうか?

他の参加者のみなさん、
「何を言うの?」「このワークの意味は違うでしょう!」
という反応でしたが、
ファシリテーターは「それは後で考えることにしましょう」と、
「瓶」に入れてくれました。ペンディングですね。
時間がなくて、そのままになってしまったのですが・・・。

最近はあまりなくなってきましたが、
「ゲイの人って感性が鋭いですよね」「芸術肌の人が多いですね」とか、
悪気はない、むしろ親近感の表明でおっしゃるのです。
ステレオタイプで、「こうなんでしょう?」と決めつけられるのは、
何にしろ嫌なものです。
ましてや、社会がこぞって「感動」を求めてくるのに
うんざりなのは尤もです。

24時間テレビの感動話を、
Eテレのバリバラが批判したことに関連して
http://mainichi.jp/articles/20160829/k00/00m/040/091000c
Posted by 小浜耕治 at 21:17 | 人権 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
犯罪の原因探しはオカシイ [2016年08月26日(Fri)]
セクシュアリティ絡みとは違って、
タレントの事件では、
メディアは当事者を消費し尽くす勢い止まらず。
消費し、私的に断罪して、勝手に排除するために
障害や疾病や性格や社会背景はあるわけじゃない。

困難に名付けをするのは、
支援先につながり、課題解決の方法を見つけるための手段。
レッテルを貼って排除するのとは正反対のこと。
名付けられ疎外感を感じて解決を諦める。
支援とか支え合うこととか、
そういう道から当事者を遠ざける。
消費するメディアがそんな状況を作ってしまうと
気づいて欲しいです。

自分を構成する要素にはこういう側面があって、
このような対処によって、自分を受け入れながら
社会とつながってゆける。
障害や疾病や性格や社会背景を理解することが、
そのように自分の生に活用できると感じられる、
そんな風土を作って行かなければと思います。


高畑裕太事件 安易な原因探しは止めて!です
http://officerico.co.jp/blog/?p=4253
旅で出会う歴史 [2016年08月23日(Tue)]
フィンランドの叙事詩「カレワラ」は、
処女懐胎して生まれた子をを殺そうとしたが、諭され、
渦に呑み込まれていく英雄「ヴァイナモイネン」の記述で終わる。
アテルイは坂上田村麻呂に捕えられ、斬首される。
古い歴史はより力をもった新しいものによって上書きされていくが・・・

今日、岩手の旅で出会った
兜跋毘沙門天立像(とばつびしゃもんてんりゅうぞう)は、
地天女の上に戦の象徴:毘沙門天が乗る仏像。
「征服」をあらわす様に見えますが、
毘沙門天は地天女の手に「支えられて」いるのです。
こんな仏像が、中央政権の蝦夷「討伐」の前線(胆沢城とか)の
近くにいくつか残っているとのこと。
修正し上書きしようとしても、
歴史は人々の精神性の中に刻まれ、確かな歩みを残す。

千年の昔に出会って(レプリカですけど)、そんなことを感じた旅でした。
復興って何だろう [2016年08月19日(Fri)]
「復興って、何だろう。」
答えはそれぞれに見つけなきゃ
いけないことなんだろうな、
と思いながら、カミングアウトのことに
思いがとんだ。

カミングアウトは、
セクシュアリティ込みでの
自分の生活を再構成すること。
「復興」は、
災害があるということを前提にした
社会を構築すること。
ひとりひとりの復興は、
被災の経験を
生活の中に取り込んで前に進むこと。

私の答えは、この方向で
考え続けるのだろうなと思った。
Posted by 小浜耕治 at 21:07 | 震災 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
暴力の連鎖は… [2016年08月16日(Tue)]
「ゲイ社会の残酷さを差別された相手にぶつけるのは、
いささか乱暴じゃない?」

ちょっと田舎のあまりお行儀の良くない高校に
講演に行った時のこと。
終わった終わったさあ帰りましょうと、
アシスタントをしてくれた男の子と車に乗り込むと、
向こうから田舎風のJK二人が
「せんせー達、ホモ〜?きゃははは!」
とぬかしやがるぢゃありませんか。
それに、すぐに逃げやがる。
あまりの直球?に2人して唖然としましたが、
モヤモヤして、2人で振り返りを行いました。

けつろん。
今のは
「なんだって、このブース!」って返すのが
正しいオカマの振舞いだわよね。

とりあえずモヤモヤを吹っ切って帰ってまいりました。

この話をゲイ友の高校講師にしましたら、
「いや〜、おおめに見てやってくださいよ。
本当にバカな子たちなので…」と、
教え子愛に溢れる言葉をいただきました。
そうよね。大人気ない。

続きを読む...
Posted by 小浜耕治 at 21:03 | 人権 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
プライバシーとカミングアウト [2016年08月13日(Sat)]
プライバシーの守り手になること。
人権を尊重する大切なスキル。

伝えられた事を理解できるまで聴く
その人の意向を直接聴く
憶測しない
意向に反し他に広めない
噂話を止める
匿名で相談できる所を知る
その人と一緒に相談する
自分の経験のみを話す

ーーーーー

自分のセクシュアリティに、
・ 気づく
・ 悩む
・ 閉ざす
・ 拒む
・ 許す
・ 開く
・ 受け入れる
・ つながる
・ 引き受ける
・ 示す

すべて、生き残るために必要なこと。
行ったり来たり、立ち止まったり、突っ走ったり。
それぞれのやり方で。


ーーーーー

プライバシーを守りながら、カミングアウトを支えてほしい
Posted by 小浜耕治 at 21:29 | 人権 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
一橋大学アウティング事件 2 当事者性の否認 [2016年08月13日(Sat)]
アウティング事件のこと、裁判になってる中で
被告について擁護するとか思って欲しくないのですが、
いつも「加害者側」も考える習慣なのでご容赦を。

「Aくん」からゲイだとカムアウトされ、
告白された彼「Zくん」は、ホモフォビックな人だったのか?
Aくんの記録によると、9人の友人の中で「一人以外のすべて」から
ゲイに差別的な言動があったとあります。
「一人以外の」というのは、状況から言って
「Zくん以外の」ということなのだと思います。
だからこそAくんはカムアウトし告白したわけでしょう。

しかし、Zくんは他の8人のホモフォビアに抗しきれなかった。
ホモフォビックな仲間の言動に同調しなければ
火の粉は自分に降りかかると感じたのではと思います。
結果、Zくんは変容し、
Aくんが見込んだような存在ではなくなった。
内面はどうあれ、
周囲に同化してホモフォビックな行動に至った。
そんな風に感じます。

続きを読む...
一橋大学アウティング事件 1 [2016年08月13日(Sat)]
一橋大学アウティング事件について

「ゲイだ」とばらされ苦悩の末の死 学生遺族が一橋大と同級生を提訴
https://www.buzzfeed.com/kazukiwatanabe/gay-student-sued-hitotsubashi-university?utm_term=.qsAXK4EwY#.sw05Rr1XQ

一橋大・ゲイだとばらされ亡くなった学生 遺族が語った「事件」の詳細
https://www.buzzfeed.com/kazukiwatanabe/family-told-about-their-son-and-hitotsubashi-lawschool?utm_term=.evpaBYPmV#.lvRzngrJp


ーーーーー以下の記事に基づいて書いています。
一橋大ロースクール学生の自死事件に思う
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20160810-OYTET50006/

これまでの報道などをまとめて、社会的背景も含めて論じています。
記事自体は良いのですが、タイトルや言葉の選び方に
疑問を感じています。この記事に限ったものではないのですが、
本来は「転落死」であると思うのです。

授業に出られない状況の中でも通い方の工夫をし、
当日は模擬裁判に出たいと「これから歩んでゆく」意志を
しっかり示しています。
自ずから死を選んだというように、
ざっくり表現するのは誤りではないか?

転落死に至るまでに、
どれだけの困難が彼にのしかかってきたのか?
裁判でしっかり事実をだして、世に示してもらい、
社会的に議論していきたいです。



ーーーーー次の記事
一橋大・ゲイだとばらされ亡くなった学生 遺族が語った「事件」の詳細
https://www.buzzfeed.com/kazukiwatanabe/family-told-about-their-son-and-hitotsubashi-lawschool?utm_term=.evpaBYPmV#.lvRzngrJp


アウティングのあったLINEグループのメンバーたちには、それを告げるつもりはなかった。

グループの中でも、1人以外の人からは、本心ではないにしてもマイノリティーの人に対する偏見の言葉を聞いたことがありました。具体的には、「生理的に受け付けない」等の言葉です。

だから、告げるとしても、友達として去られることを覚悟した上で、自分のタイミングで話したいと考えていた。
ーー引用終わり

この望みが成しえなかったこと、それが彼の人生をこうも変えてしまう。
私たちにとって共感できる、常識的とも言えるこうした感覚が
通じない社会だと思い知らされる。
この社会に声を大にして伝えていかなければ、仲間を、自分を守れない。

しかし社会は重層的で、そうではない側面も持ち合わせている。
自分を支えてくれる繋がりを、丁寧に見極めながら、
しかし臆せず作って行くこと。
それが生きるためのカミングアウトだ。

自分と社会の間合いを現実的に作る「それぞれのカミングアウト」を
互いに支え合いながら進めたい。
そのためにも、この事件の今後をアシストしたい。



ーーーーー当初の記事。ショックを受ける人が多いのではと電話相談を紹介した。
ゲイだ」とばらされ苦悩の末の死 学生遺族が一橋大と同級生を提訴
https://www.buzzfeed.com/kazukiwatanabe/gay-student-sued-hitotsubashi-university?utm_term=.qsAXK4EwY#.sw05Rr1XQ


この社会は私たちを殺す。
LGBTブームの中でもそれは変わらない。
早くにもっともっと多くのつながりの中で、
丁寧に支えなきゃ、
多様な状況にある人たちを守れない。
多くの人と共に回復できるような態勢をつくり、
私たちを支えあわなければいけない。

◆よりそいホットライン
0120-279-338(東日本大震災被災地以外)
0120-279-226(岩手県、宮城県、福島県)

ガイダンス後、4番でセクシュアルマイノリティ専門回線に繋がります。
365日、24時間
http://279338.jp/yorisoi/

検索
検索語句
最新コメント
タグクラウド
プロフィール

Sexuality 夜話 @仙台さんの画像
https://blog.canpan.info/rainbowyawa/index1_0.rdf
https://blog.canpan.info/rainbowyawa/index2_0.xml