★障害について子どもへどう説明したら?! 大人にとっても簡単に読めるものを…
情報シートとページを作成しました
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http://pulusualuha.p2.bindsite.jp/kouji.html「高次脳機能障害」は、病気や事故で脳が大きく傷ついて,後遺症として脳がうまく働かなくなる障害です。
・さっき話したことも覚えていられない(記憶障害)
・ぼんやりしていてミスが多い(注意障害)
・いきあたりばったりの行動になる(遂行[すいこう]機能障害)
・急におこったり興奮したりする(社会的行動障害)
といった症状がおきます。
『見えない障害』ともいわれる、わかりづらい障害です。
'前できていたことができない' ’以前とは別人のようになってしまった!' ’なんでこんなことも…!?' まわりの家族にとっても、介護や生活面、経済面、そして心理面…さまざまな負担がかかります。
原因は脳卒中がもっとも多く6-7割、次に頭部外傷(頭の大ケガ)です。
(頻度は少ないですが、脳腫瘍[しゅよう]、喘息や溺水[できすい:おぼれ]による低酸素脳症などが原因になることもあります)
子育て世代で突然障害を負う場合もたくさんあります。
お父さんやお母さんの以前とはちがう言動に、理解が追いつかず、子どもが戸惑っている場合もあります。
子どもへどう説明したら?という声をうけて、さいたま市障害者更生相談センターと共同でこのシートとページを作成しました。
大人の人にとっても、余裕がないときにでも読みやすい分量と構成です。

【↑PDFを印刷できます】
★子どもの安心のためにできることは?
・子どもが困っていることや心配していることについて、話をできる時間をもてるとよいと思います。いろいろな工夫をいっしょに考えます。
・例えば、子どもとの約束を忘れてしまい守れなかったときなど、子どものせいではないことを伝えます。
*いっしょに障害について学ぶための素材として、ページやシートを活用いただけたらと思います。そのほかにも次のようなことができます。
・日常生活をサポートします。[食事、生活リズム、身だしなみ、学校の準備、遊びなど]
・家族の安心のためにとりくんでいることを伝えます。[例:相談や家族会に行っていること、リハビリに通っていること]
★相談できる場所や人をみつけて、ひとりだけでかかえこまずにとりくめるとよいと思います。
いろいろな過程を通って、落ちついた生活を送っている人がたくさんいます。このページが、子どもと家族の安心に少しでもつながったら幸いです。
*ページには、全国の相談窓口、くわしい情報をえられるサイトのリンクがあります