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2015年06月03日

感覚過敏を絵でどう表現する!?─原画作成のための作戦会議@あたごラボ

次作、感覚過敏のタクのお話、これから原画の制作へとすすみます。
その前に行くのが「あたごラボ」

あたごラボは、美術家・北爪先生が主催する絵画教室、プルスアルハの立ち上げ前からお世話になっている場所です。
3年前、プルスを始めた頃からすると、チアキの絵の表現力が格段にアップしていますが、あたごラボでのアドバイスが役立っていることは言うまでもありません。

原画の制作前に相談するのは、おもに、構図と表現方法です。

構図は、単調にならないように、ページ毎に変化をつけていきます。
人物を大きく表現するページ、ひきの構図で小さく表現するページ、人物がいないページ。
具体的な描写で安心感のあるページ、抽象的なページ。などなど。
そこに色調も重ねていきます。
例えば画面を暗い色にして、文字を白抜きにするページなども。

ページをめくっていく感覚をイメージしながら、場面が切り替わるようなポイントになるシーンには原画もアクセントをつけながら・・・・・そんなふうに一連の原画を決めていきます。

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もうひとつの相談項目、表現方法について。

「感覚過敏」を絵でどう表現する!? 今回の絵本の最大のポイントです。

感覚、という主観的で目に見えないものを、目に見えてしかも心に訴えるような表現ができれば、感覚過敏が理解されにくくて困っておられる多くの方に、少しでも役立てていただけるものになるのでは・・・と。

先生からのアイデアも含めて、早速、表現方法の試行錯誤に入ります。前回のリクの絵本[ボクの冒険のはじまり]で使った『スタンプ』の表現や、新たな画材もためしてみます。それぞれの感覚を表す「アイコン?」のようなものも試しに作ってみます。

・・・・・アイデアが膨らむ楽しい過程でもあり、思い通りの表現にたどりつけない壁に早晩ぶつかる時期でもあり・・・・・チアキは原画制作モードの1ヶ月余に突入です。

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#みんなの感覚過敏 たくさん集まりました〜