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北杜夫... [2011年10月29日(Sat)]

 北杜夫さんが亡くなりました。

 中学校の時に、教科書に載っていた

「どくとるマンボウ航海記」で北さんを知り、

初めて買った文庫本が、

北さんの「あくびノオト」。(中学生のとき)

 いや「へそのない本」だったかな。

 代表作の「楡家の人々」や「夜と霧の隅で」「幽霊」などは、

難しそうでだいぶ後から読みました。

 「どくとるマンボウ航海記」も全部読んだのは、ずっと後。

 しばらくエッセイと短編が収められたものを読んでました。

 北さんの文章の中に現れる、

恥ずかしがり屋な部分、

シニカルな部分、

それなのに素直に自分を表しちゃう部分、

大げさに話を膨らませる部分、

そういうところが大好きでした。

 特に、比喩の仕方が個性的で、

私もかなり影響を受けてます。

 5年以上、北さんの作品は買ってませんでしたが、
(最後に買ったのは「母の影」かな)

中学生以降、ずっと一番好きな作家です。

 というか、小学校の時は作家なんて知らないし、

これから最も好きな作家が現れるとも思えないので、

死ぬまで一番で、結局ずっと一番好きな作家ということですね。


 亡くなった日の2日後、

私は、自分が卒業した中学校の40周年記念行事に

パネリストとして参加することになってました。

 
 中学校から仲の良かった友達にも亡くなっているのがいますが、

こうして少しずつ「思い出」が、

向こうの世界へ行ってしまうのかなと、

ちょっと感傷的になりました。

TPPに参加したら、私たちの暮らしは? [2011年10月28日(Fri)]

 TPPに参加したら、私たちの暮らしはどうなるでしょう?

 食べ物だけに関わらず、

日用品から学習用品まで、

質の良いものを買える人は限られてくるでしょう。

 例えば、有機栽培の食品、

日本製の衣類とか。

 こういうものは、高収入の人しか買えなくなります。

 いや、有機でなくても国産品は、

海外資本が日本で作った農産品くらいしか食べられなくなるでしょう。

 なぜでしょうか?

 それは、TPP推進論者の言い分を聞くと分かります。

 例えば農産品。

 「TPPに参加しても日本の農業はつぶれない、

付加価値のある良質なものを作るようにすれば需要があるからだ」

と言います。

 でも、付加価値が付くということは、

それだけ高くなるということです。

 今だって、本当は子どもにより安全なものをのを食べさせたいと思っているのに

経済的にそれができない家庭も多いのです。
 (しかも、今度は、それに加えて放射能だ)


 付加価値の付いた良質なものを手に入れることができるのは、

都市部である程度の収入を持つ人や、

国会議員や大企業の二代目、三代目とか、

有名大学の学者とか、

そういう人達に限られてしまいます。


 地方自治体の公務員は?

 彼らもやがて、

「良質なものを買えない人」の方に入ることになるでしょうね。

 公務員は、そんなに裕福なわけではなく、

共働きでなくてもやっていけるくらいの収入ですが、

これからも給料は減っていくでしょうから。


 いずれにしろ、

TPPによって、さまざまな面で格差は大きく広がる。

 
 単純に考えてみましょうよ。

 その人が参加したら自分が負けると思っていたら、

その人をゲームに誘いますか? 

 そいつを誘うと自分が有利になる場合しか誘わないよね。

 アメリカが日本の参加にこだわるのはなぜ?


 日本の企業が外国で生産する理由、

食料自給率がさっぱり向上しないのはなぜ?

 価格競争では勝てないからだよね。


 では、競争で勝てない国の国民はどうなる?

 日がなファーストフードを食べるはめになるのは誰?

 良質な国産品を買えるのは誰?


 TPPへの参加は、

日本を、格差の広がる社会にすることです。

 そういう荒んだ社会では、

右にも左にも、暴力的な不満分子は増えるでしょう。

 
 食べ物その他、様々な面で安心が保証されず、

格差が広がり、市民間の断絶が大きくなり、

極端で暴力的な思想が蔓延る社会...。

 
 そんな世の中を、

子ども達に引き継がせることはできないでしょう。
TPPへの参加は日本をアメリカに売ること [2011年10月19日(Wed)]

 TPP(環太平洋経済連携協定)に参加することは、

日本をアメリカに売り渡すこと。

 今でも属国みたいなもんだが、

参加したら完全に奴隷だね。

 
 普段、勇ましい人達は何をしてるんだ?

 フジテレビの周りでデモする時間があるなら、

前原や蓮舫みたいのを言論で攻めるべきだろう。


 本当に骨のある保守は、亀井さんくらいなのか。
マスコミの意図。 [2011年10月04日(Tue)]

 どうにも、意図的に間違って、

もしくは読む人が誤解しやすいようにマスコミに使われてますね

「風評被害」

 例えば、ネットで見た記事です。
 ※発表日とか、破産した企業の所在地とかは外してます。


タイトル「狭山茶販売業者が自己破産、原発風評追い打ちか」

 「信用調査機関の帝国データバンク大宮支店(さいたま市)は、埼玉県の製茶販売業「○○園」が、さいたま地裁川越支部に自己破産を申請したと発表した。
 負債総額は約5億円としている。同支店では、個人消費の不振で売り上げが低調だったところに、東京電力福島第一原子力発電所事故による茶葉への放射能汚染の風評被害が追い打ちをかけた、と分析。」

 コメントの発表者は帝国データバンクなので、

経済界の考え方が現れたものとも言えますが、

記事タイトルも発表に同調してます。

 下線のところですが、

この販売業者の扱っていた茶葉は、基準値を越えていなかったようですね。
(基準値そのものが問題なのは、ここでは触れない)

 でも、売れなかったと。

 売れなかったのは風評被害によるものだと。

 安全な茶葉が、

「あそこの茶葉も汚染されている」といった風評によって売れなくなったと。

風評とは「世間の噂、取りざた、評判」とあります。(角川国語辞典)

 下線部を分析すると

「安全な茶葉が、『この茶葉も東京電力福島第一原子力発電所事故によって放射能汚染されている』という世間の噂で売れなくなってしまう被害を受けた」

と言ってるわけですね。

 ???

 これだと、噂の出どころの世間(.要は消費者)が悪いような文章ですね。

 違うでしょ。

 売れなくなったのは、消費者の防衛行動でしょ。

 不買運動を起こしたわけでもない。

 責任は東電と中央政府でしょ。

 下線部は本来こうあるべきです。

 「東京電力福島第一原子力発電所事故による各地の放射能汚染に対応した消費者の防衛行動に
より一層茶葉が売れなくなったことが」

 こう、帝国データバンクが発表すれば、

記事タイトルは、

 「狭山茶販売業者が自己破産、原発への消費者の防衛行動が追い打ちか」か、

「狭山茶販売業者が自己破産、原発に対する東電と国の対応が追い打ちか」

あたりになりますね。

 倒産の原因を明確にタイトルにできる。

 しかし、前者の記事では強烈な批判必至。

 だから、自分を守りつつ、経済界の意向を反映し、

よそから突っ込まれても交わせるタイトルにするんですね。

 昔は「新聞をよく読みなさい」って言われたけど、

今は「新聞の使っている言葉の意味をよく確かめてから読みなさい」だなあ。

 
 これからは、学校教育で新聞が使われるようだけど、

大丈夫かなあ...。 
Posted by がばめん太 at 05:42 | 自然を中心に環境 | この記事のURL | コメント(0)