もう1ヶ月前の催しの報告になっちゃいますが、
6月10日に行った「報告会 被災地の今とボランティア」の様子です。
幼稚園と中学生のお子さん1人ずつを含め、
14人の参加がありました。
この日は「呑んでボランティア」形式で行い、
参加費の他、
一杯300円のお酒と一本400円の缶ビールの売り上げから最低限の事務費をひいた分を
宮城県山元町と福島県矢吹町の酒蔵「大木代吉本店」に、
義援金として送ります。
(大木代吉本店には、
酒蔵環境研究会をとおして送ります)
今回のお酒。真ん中が大木代吉本店のお酒。
他は宮城県。右端の日高見以外は苫小牧で見かけません。
どれも美味しかった〜。
この日は、私の他、気仙沼、宮古にボランティアに行ったTさんと、
私も行った山元町の他、仙台、名取など多くの被災地を取材したSさんをお招きし、
(参加費いただきましたが
)
3人でそれぞれの話をつなげ、比較しながら進めて行きました。
私は、5月下旬に行ったので、大きなガレキは随分片付いていましたが、
Tさんはゴールデンウィーク中に行っているので、
まだまだ震災被害が生々しかった時の状況を話してくださいました。
また、5月下旬にも行っており、
私は行っていない避難所の様子についても話してくださって参考になりました。
Sさんは各地を取材したので、そのお話は、
交通状況につての報告のほか、被災地の状況を比較するときの参考になりました。
話されたことをいくつか記しておきます。
例えば、あまり報道されませんが、
被災後間もなく、ボランティアなのか火事場泥棒なのか分からない輩が現れ、
金庫等を持って行ったりしていたこと。
(誰のものかもう分からない。片付けてるのか、盗んでくのか分からない)
取材の仕方がひどいので、取材一切を断っている避難所もあること。
関連して、事実であったとしても犯罪の種類によっては、
その内容によっては、被災者同士の疑心暗鬼を招いたり、
デマになって拡大したりということも考えられるので、
どこまで記事にしていいのか、
どのような大きさの記事にすべきか報道機関も悩むだろうという話もありました。
実例を出してもらって、私たちも考えましたが、
確かに悩んで結論は三者三様でした。
あえて、負のイメージ的なことを挙げましたが、
そういう状況が多少はありつつも、
支え合っているのは人のつながりが強いからだと思います。
で、「つながり」は、地域を越えて生まれる、創りだせると思います。
このことは、
Sさんが、取材先で偶然「苫小牧に居た」という人に出会って詳しく話が聞けた、
被災した方から苫小牧に居る家族にメッセージを頼まれたりした、
と話していましたが、
私もボランティア活動を通じて、新たなつながりができたりしているわけです。
だから、現地へ行ける環境にある方はどんどん行ってほしいです。
そこで、いろいろ吸収し、いろんな人達と話して来て欲しいです。
地域内はもちろん、
地域を越えた「つながり」が問題を乗り越え、人を助け、
未来を創っていくんだなと、
現地に行って、そして振り返ってみて、本当にそう思うので。
次回に続く。