聖ルカ幼稚園 [2009年03月21日(Sat)]
うちの子は、三年保育でしたが「あっ!」という間に
卒園です。 聖ルカ幼稚園は、苫小牧では1、2を争う歴史のある 幼稚園ですが、中心部の人口が減っていることもあり、 今通っている園児の数はとても少ないです。 今年の卒園児は、うちの子を入れて13人。 人数が少ない分卒園式は、園児と先生と保護者、それ ぞれの「思い」が伝わりあう、ちょっと感動的なものに なります。 一人一人が、拍手に包まれて入場し、白い敷物が敷か れた通路を歩いて席につきます。 その後ろには、お母さんが座っています。 聖歌、聖句、祈り、 保育証書授与では、担任の先生が名前を呼び、思いで を短く述べてから、園長先生の待つ舞台に証書を受け取 りに行きます。 これを一人ずつ、ゆっくりと行います...。 祝辞等があり、在園児達とのお別れの言葉...。 そして、再び聖歌。 式が終わって、謝恩会が終わっても、 先生達と写真をとったりして、みんな、なかなか帰り ません。 というより、帰れないんですね。 多分、大人数の幼稚園では、味わうことができない、 あたたかな時間です。 聖ルカ幼稚園は、特に際立った特徴があるわけでは ありませんが、とにかく、 先生と園児の距離がすごく近いのです。 先生と園児、園児同士も「ぎゅっ」てすることが 大好きのようですし、とてもいい関係のようです。 子ども達を見ていると、毎日が満たされているとい うことが分かります。 ということは、先生達が子ども達のやりたいことを 上手に引き出して、その実現をサポートしてるんだな と思います。 ただ、やりたいことを勝手にやらせたんじゃあんな 顔で帰ってきません。 「工夫して、実現した」という満足した顔です。 (先生達は大変だ) 聖ルカ幼稚園は、ごくごく普通の幼稚園です。 だけど「すくすく育つ」 という言葉の見本が聖ルカ幼稚園です。 私は聖ルカ出身ではありませんが、 おそらく、このことってずっと変わらない聖ルカの 特徴なのでしょう。 どんどん変わる時代の中で、ちゃんと進化してるの に何も変わってないように見せられる。 ずっと普通でいることができる。 すごいなあと思います。 昨日は、うちの子にとっては、とても大切な日だっ たけれど、 私にとっても、たった1日ですごく多くのことを学 んだ日でもありました。 |