前々回に示したグラフをもう一回出します。
感染者が増えてるのは、
去年の7〜8月、去年から今年の12〜1月、今年の3〜5月、
今年の7〜8月。 7〜8月は、夏ですから活動が活発になりますよね、20、30代の増加の割合が大きいのはその証拠だと思います。
12〜1月は、クリマスなどイベントがあります。やはり、そういうイベントの中心の20、30代の増加の割合が大きいです。また、寒さが厳しくなり体調を崩して亡くなる人の数のピークである月です。高齢者はそういう影響もあると推定されます。
3〜5月は、卒業、入学、就職、転居など人の動きが多くなることもありますが、そもそもこの時期は昔から「季節の変わり目でカゼに注意を」と言われていた時期で、12月以降に減ってきた死亡者数が一旦増加する時期でもあります。
さて、自分と自分の周りの人たちの様子を振り返ってみてください。
この増加していた期間、「緩んで(笑)」、マスクを外したり、密になったり、手を洗わなくなったりという人が目立ちました?
飲みに出歩いてる人が目立ち、繁華街が賑やかになりました?
私には変化は感じられませんでした。
独りで外を歩いている人も、ジョギングしている人もマスクしていましたし、スーパーでノーマスクの人は見かけませんでした。入り口でしっかり手を消毒して手のひらの常在菌を皆殺しにしてしまう人ばかりです。
夫婦で食事に行っても間にシールドがあって夫婦関係は疎遠なままだし、街を歩いても、数人で肩を組んで歌いながら歩く人も見かけないし、マイムマイムとかフォークダンスを楽しむ人も騎馬戦で密になって鉢巻きを取り合う様子も見かけませんでした。
草野球を見てたら、円陣を組んでましたが間がスカスカでした。
なのに、なんで増えたり減ったりするのでしょうか?
「デルタ株が強力だからだ」と言っても過去の増減は説明できません。
それに、今までの対策が本当に有効なものなら、こんなに増えていかないでしょう?
「デルタ株ウイルスは、飛沫を小さくし、飛んでいく距離も伸ばす能力があるのだ」とでもならない限り。
60歳以上の感染者の数はそんなに増えてないので、若い人が感染して高齢者にうつしてるとはならないと思います。いくらか緩くなったという話も聞きますが、相変わらず病院や高齢者施設での面会制限が厳重だし。
そもそも、高齢者は本当に怖がって出歩かない人が多いし。
まとめましょう。
まず、
基本的にこの季節的な増減は
これからも変わらず発生すると思うのが正解なのだと思います。
いくらマスクしても三密対策をしても増減を繰り返す、こういうものなのだと。
落ち着いて対処できるものです。
行政やマスコミなどが煽らなければ。
季節の変わり目や人の生活リズムの悪化など(激務、夜遊びなど)で増減する典型的な病気は・・・「カゼ」ですよね。
ところで不明なことが一つあって、最近の50歳以下の世代の感染者の激増。
本当に増加しているのか、PCR検査を受けた人が増えたから増えてるのか?
世代別のPCR検査実施件数のデータがあれば、そのの伸びと比較してはっきりするのですが、それがないので分からないのです。
ただ、感染者が増えても軽症・無症状ばかりなら心配は要らないのですが。
このことは次回に。
あと、高齢者のワクチン接種が2回目までほとんど済んでるのに、重症者が減ってないということも気になりますが、それはまた追って。