• もっと見る

« 2011年09月 | Main | 2011年11月»
fxwill.com
最新記事
カテゴリアーカイブ
<< 2011年10月 >>
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
最新コメント
野田真美
陳情は不採択になりました 第2回 (03/18) 非営利自治支援事務所Pucca
陳情は不採択になりました 第2回 (03/17) 野田真美
陳情は不採択になりました 第2回 (03/16)
月別アーカイブ
TPPに参加したら、私たちの暮らしは? [2011年10月28日(Fri)]

 TPPに参加したら、私たちの暮らしはどうなるでしょう?

 食べ物だけに関わらず、

日用品から学習用品まで、

質の良いものを買える人は限られてくるでしょう。

 例えば、有機栽培の食品、

日本製の衣類とか。

 こういうものは、高収入の人しか買えなくなります。

 いや、有機でなくても国産品は、

海外資本が日本で作った農産品くらいしか食べられなくなるでしょう。

 なぜでしょうか?

 それは、TPP推進論者の言い分を聞くと分かります。

 例えば農産品。

 「TPPに参加しても日本の農業はつぶれない、

付加価値のある良質なものを作るようにすれば需要があるからだ」

と言います。

 でも、付加価値が付くということは、

それだけ高くなるということです。

 今だって、本当は子どもにより安全なものをのを食べさせたいと思っているのに

経済的にそれができない家庭も多いのです。
 (しかも、今度は、それに加えて放射能だ)


 付加価値の付いた良質なものを手に入れることができるのは、

都市部である程度の収入を持つ人や、

国会議員や大企業の二代目、三代目とか、

有名大学の学者とか、

そういう人達に限られてしまいます。


 地方自治体の公務員は?

 彼らもやがて、

「良質なものを買えない人」の方に入ることになるでしょうね。

 公務員は、そんなに裕福なわけではなく、

共働きでなくてもやっていけるくらいの収入ですが、

これからも給料は減っていくでしょうから。


 いずれにしろ、

TPPによって、さまざまな面で格差は大きく広がる。

 
 単純に考えてみましょうよ。

 その人が参加したら自分が負けると思っていたら、

その人をゲームに誘いますか? 

 そいつを誘うと自分が有利になる場合しか誘わないよね。

 アメリカが日本の参加にこだわるのはなぜ?


 日本の企業が外国で生産する理由、

食料自給率がさっぱり向上しないのはなぜ?

 価格競争では勝てないからだよね。


 では、競争で勝てない国の国民はどうなる?

 日がなファーストフードを食べるはめになるのは誰?

 良質な国産品を買えるのは誰?


 TPPへの参加は、

日本を、格差の広がる社会にすることです。

 そういう荒んだ社会では、

右にも左にも、暴力的な不満分子は増えるでしょう。

 
 食べ物その他、様々な面で安心が保証されず、

格差が広がり、市民間の断絶が大きくなり、

極端で暴力的な思想が蔓延る社会...。

 
 そんな世の中を、

子ども達に引き継がせることはできないでしょう。