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現場に近い方が管理部門より給料が安くていいのか? [2009年03月13日(Fri)]

 今まで、役所がやって当然とされていた仕事が民間に
移されています。
 
 私も基本的にこの考え方に賛成です。

 ただし、

 「民間でやれるものは民間に」ではなく、

 「民間でやった方がいいものは民間に」

 であり、

 「どっちでやった方がいいのかは、地域によって
違い、それは市民と行政が一緒に考える」

 という考え方です。

 まあ、それはさておき、気になるのは

 「民間でやった方が安くなるから、民間に」という
主張と、それが主に「直接市民生活に関わる公共サー
ビスばかり対象にされる」

 ということです。

 「安さ」を重視して民間に移行された公共サービス
部門は、常に安さを求められます。
 
 公共サービスは、とても重要なことなのに、安さが
追求され、それは人件費(社員の給料の削減または労
働環境の悪化)にしわ寄せがいきます。
 
 それから、民間に移行される公共サービスと言えば、
廃棄物・資源物回収、給食調理、公共交通、保育園な
どが挙がりますが、これを民間でやることに問題はな
いとしても、安さを追求することは大きな問題がある
と思います。
 
 素直に言って、

 事務室でボールペンを持っている管理部門より、
汗をかいて最前線で仕事をする人の方が給料が安くて
いいなんて思えません。
 彼らは、直接的に市民の健康や環境、教育の公共サ
ービスに関わっているのです。

 そういう現場を体験したことが無い人が管理部門を
担い、現場で働く人より高い給料を貰うのが当たり前
になるようでは、決していい社会にはならないと思い
ます。

 民間に委託するのは、改善志向を持ちにくい行政組
織から公共サービスを切り離し、民間の能力で公共サ
ービスの質を上げるためです。
 そのことによって、相対的に経費を削減するのです。
 
 民間に移行しても、そこで働く人の給料は公務員と
同じくすべきだと思います。
(公務員の給料が高いか低いかは別問題です)

 公共サービスが民間に移行することによって、
「現場で働く人達」全体の労働環境が下がっていくこ
とは絶対に回避すべきだと思います。
 

 



 
Posted by がばめん太 at 07:08 | 自治、協働、参加 | この記事のURL | コメント(0)
第1学校給食センター更新計画 [2009年03月13日(Fri)]

 現時点での第1給食センターの建替計画が、
市議会に対して公表されました。

 以下に、その図面を添付しています。
 
 この図面は、現在開催中の市議会に提出され
た議案書の中の一部です。
 市議会に提出されたという時点で、形式上は、
「社会に公表された」ということになります。
 これは、その写しを議会関係者から入手した
ものです。



 建設場所は柳町1丁目3
 調理能力は11000食。

 これまでの施設と大きく変わった主な点は、
次のようなことです。

   調理施設内の清掃に、水をばしゃばしゃ
  かけるウェットシステムからドライシステ
  ムに変わったこと。
   魚・肉の下処理室が設置されたこと。
   (これまでは全て、スライスされ、調味
  や衣付けが済んだものを使っていました)
   和え物室ができたこと。
   アレルギー食専用室ができたこと。

 これに、これまでに公にされた情報をプラス
して、どう変わるのかを確認してみましょう。
(あくまでも、現時点での予測が含まれてます)

ごはん調理能力
 11000食変わらず。

食パン献立数
 第1センターは、小学校2献立、中学校1献立。
 第2センターは、小学校1献立、中学校1献立。
 (現在は、小学校1献立、中学校1献立で第1
 と第2は同じものを作る。なお、これから第1
 と第2が別なものを作るのかは不明)
 
鍋アレルギー食対応
 現在非対応→対応可能に。
 ※現在、牛乳アレルギーに対し麦茶を提供。
  ただし、食材に使われている牛乳については
  非対応。

おでん献立構成
 主食(米飯、パン、麺のいずれか)
 汁物
 副菜(揚げ物、蒸し物、焼き物(レトルトを湯
   煎)、炒め物)
 デザート(ゼリー、ヨーグルト、缶詰果物、
     ナッツ等)
 牛乳または麦茶
  ↓
 主食(米飯、パン、麺のいずれか)
 汁物
 副菜1(揚げ物、蒸し物、焼き物、炒め物)
 副菜2(和え物。※サラダもオーケー?)
 デザート(ゼリー、ヨーグルト、缶詰果物、
     ナッツ等)
  ※果物が生を使用できる可能性あり?
  ※簡単なデザートを作れる可能性あり?
 牛乳または麦茶

おにぎり食器の種類
 仕切り皿(ごはんはこれに盛られる)、
 汁物用お椀の2種
  ↓
 ご飯茶碗、汁物用お椀、副菜用皿
 ※麺の時は、どんぶり様の大きめお椀を使う

 
 以上のように、かなり良くなるように見えま
すが、実は大きな問題を抱えています。

○和え物室は、第2センターの建替えが済む
  まで設備が入らない。
   ↓
  和え物の提供は無い=おかずは増えない
            生の果物が出る可能性は
           多分ない?
            手作りデザートの可能性
           も消失?

 ○第2センターの建替え時期の見込みは
  「第1センター更新後10年以内に建てる
  べき」とされているのみ。
   ↓
  新しい第1センターの完成でさえ、22年
  度から23年度に伸びた。

 ○アレルギー対応の範囲の検討が立ってない。
   ↓
  新しいセンターの供用開始時でも、現行と
  同じレベルになる可能性が残っている。

 ○第2センターは増築もできないので、新し
  い食器は収納できない。そのため、第2セン
  ター担当校の分も第1センターから運ばれる。


 私たちは、現状を見て思います。
 限られた人数しか居ない給食センターに全て押し
つけるのは無理です。
 もし、市教委が市民と意見交換をする場を作り、
協力関係を築いていたら、例えば、アレルギーの
把握を、現在の未就学児(4歳くらいから)も含
めて、保護者組織に依頼して把握できた可能性が
あります。
 (PTAは、独自に給食アンケートを実施した
 力を持つ)
 
 今からでも、まだ間に合います。

 将来を考え、市教委は市民と意見交換を行うべき
だと思います。


ほえー添付した図面の見方に対する質問等ありましたら、
プロフィールのアドレスまでお問い合わせください。