そもそもワークショップってどんなことするの?
簡単に言うと「参加者が中心となって行う学習・体験・作業などの場」なので、いろんな形があります。
何かテーマがあるということも付け加えたほうがいいかな。
11月23日(水・祝)に「まえむく(市民グループ まるごとの笑顔とむねいっぱいの空気)」が開催するイベントもワークショップなので、それを例に説明してみましょう。
このイベントは子どもと大人が同じ会場で別々のワークショップを行うというのが特徴です。
子どもの方はクリスマスリース作りからボール遊びなどのメニューがあるわけですが、「ただ遊んでるだけ?」…ではなく、そこに「保護者のそばにいるけど、保護者から離れて楽しむことを可能にする」というテーマがあります。
これも一つのワークショップの形。
じゃあ大人は?
大人の方は「思っていること」「気づいたこと」などを言ってもらうのが一つ。
この3年間でのメリットとデメリットという形で。
言うだけ言ったら(笑)、その意見(言ったこと)に共通することを見つけ出していきます。
例えば「コロナで付き合いが減って楽になった」「会食が減って家計に良い」「イベントが減って出費が減った」という意見があったとします。
共通するのは直接的には「出費が抑えられた」ということですが、もう少し深く考えるとイベントには「友人が出店するから」とか「友達に誘われて」行くこともありますから、様々な付き合いやそれに伴う食事などの出費が「無くそうとは思わないけど、ちょっと多いなあ」と感じていたんじゃないかと推測されます。
確かに、コロナ前から「経済活性化」がずーっと叫ばれて、企業も自治体も「何かイベントを仕掛けて、そこでお金を使ってもらう」ことに躍起になっていましたからね。
つまり、実はこういうことに関して「本当の必要性より盛られていたんじゃないか?私たちはなんとなくそれに乗っかってたんじゃないか?」という仮説が立ちます。
この見つけ出し〜仮説までは、ワークショップの進行役が参加者と話し合いながら行います。
だから、何も考え込むことはありません。
こんなふうにデメリットとメリットを元に仮説を立てて、最後にその仮説に対応する「暮らし方」を導き出します。
それが「ほんとうの新しい生活様式」です。
思っていることを形にするのはなかなか難しいけれど、それが可能なのがワークショップです。
いっしょにやってみませんか?