新型コロナウイルス感染症を冷静に振り返ってみましょう。
〈国内で初の感染者が発見されてからこれまで〉
(令和2年1月15日〜令和4年4月26日 およそ2年と
3ヶ月が経った)
○国内の感染者数累計 734万6千113人(感染割合 5.87%)
★これまでに感染した人は全人口の約6%
(感染していない人は約94%)
○これまでを平均すると、これまでに一日あたり8,948人が感染
してきた
★1日あたり全人口のおよそ10万人に7人が全国のどこかで
感染してきた
○世代別の感染割合と死亡割合
全人口における感染者の割合は60代以上が低く、高いの
は20代、30代、40代、10代、10歳未満の順。
感染者のうち死亡する割合が高いのは群を抜いて80代以
上、次に70代、離れて60代。死亡する割合が低いのは10歳
未満、10代、そして20代。
※日本の人口=全人口1億2千519万人
(統計局 年齢(5歳階級)、男女別人口(2021年11月確定値、
2022年4月概算値)
〈ワクチン接種前と2回接種完了後と現在の感染率〉
ー2回接種完了後ー
○令和3年12月末までには40、50代も接種率が80%にな
っていたと推測されるが、感染率、重症化率、死亡率の
いずれも接種前より高くなっている。60代以上について
は60代の死亡率以外は低下している。
ーオミクロン株主流化後ー
○各世代において感染率はワクチン接種前を大きく上回っ
ている。重症化率、死亡率も60代の重症化率を除き増
えている。特に高齢者層の死亡率がワクチン接種前より
2倍前後になっているのが気がかり。(オミクロン株の
重症化率はその前と特に変わらないと言われている)
○10代以下の感染割合は際立って高くなったが、重症化
率、死亡率についてはそもそもほとんどいないので気に
なるレベルではない。
感染者数のデータは厚労省HP、人口は統計局HPから
重症者数は日々変動するので各月末集計日の重症者数を用いています
【振り返って言えること】
2年以上経過して全人口の9割以上が未感染(未発症含む)
というのは、「これまでとは違う病気が生まれた」というだ
けで「流行」とは言えないと思う。
そもそも「流行」の定義はないし。
高齢者の死亡率が高いのは「亡くなった時にコロナウイル
スが検出されれば全て『コロナ死』とする」という通達が厚
労省から出ているからではないか。
高齢になれば、大抵なんらかの病気を持っているのに、
その病気が主原因で亡くなっても、この通達によればコロナ
で亡くなったこととして報告されるのだから。
ワクチンに感染予防効果はない。
ワクチン接種によって発症を抑制して感染拡大も抑制しよ
うとしても3ヶ月しか効かないようなワクチンではそれは期待
できない。
EUの薬品規制局は、ワクチンを複数回接種することは免疫
系を弱体化させる可能性があると警告している。
10代以下の子どもたちの感染増を「ワクチンを接種してい
ないから」と決めつけるのはあまりにも短絡的。
そもそも、子どもは無症状が多くて感染を把握しづらいの
になぜ急に感染を発見することが増えたのかその要因を調査
すべきだ(例えば親の感染が多くなれば家族も一緒に検査さ
れるので子どもの感染を発見する割合は高まる)。
そもそも効かないワクチンを接種すること自体が変。
落ち着いて結論するなら、新型コロナウイルス感染症は
「これまでとは違った多様な病状を示し、ある条件が揃うと
手に追い難い状態になり得るカゼ」と考えるべきものだと思
う。
カゼなら、手洗いとうがいに感染予防効果は期待できるが
マスクにはほとんどない(発症者またはウイルス保有者がす
る意味はある)
だから感染予防は、コロナ前と同じ対応に戻して良いと考
えるべきである。