陳情は不採択になりました 第4回(各市議の質問と解説) [2022年04月05日(Tue)]
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さて、前回の更新からすごい時間が経ってしましました。
厚生委員会での各議員の発言を紹介します。 なお、ここで示す内容は、私のメモと記憶によるものです。 もう一度、陳情書と趣旨説明の最も重要な部分を示します。 〈陳情書で示した重要なこと〉 ○ワクチン接種券配布前に、5〜11歳の子どもへの接種開 始の情報とともに「この世代の感染状況(世代人口におけ る発生割合、死亡者数等)」「接種は義務ではないこと」 など、保護者が接種を検討するための情報を提供する。 ○ワクチン接種を義務と誤解させないため、接種券の配布は 該当する子どものいる全世帯に一斉に配布せず、接種を希 望する保護者からの申し込みがあった場合に配布する。 〈陳情書の趣旨説明で一番強調したこと〉 ○(厚労省HPからのデータを示した上で)5〜11歳以下 の子ども達のほとんどが感染しない、感染しても未発症、 発症しても重症化しない、特別な疾患がない限り亡くなる ことはない。この世代の事実を、保護者に伝えて欲しい。 陳情書で示した方法の根幹はここである。 以上をまとめるとこうなります。 @5〜11歳の子どもたちはほとんど感染または発症しないという現実をデータで知らせることが必要。 A5〜11歳の子どもたちへのワクチンは義務ではないことを知らせることが必要。 B具体的な手法例として、ワクチン開始と接種券配布は2段構えにする。 このことに対する、各議員の質問は以下のようなものでした。 オレンジ色の部分は私の解説です。 板谷 良久議員(新緑)の質問 ○陳情書の例のような方法では、余計にかかる費用はどれほど? =回答= 一遍に接種券を送るのに比較して66万円ほどの郵送料 の増。対象人数は約10,500人。 ○同じく、余計にかかる日数は? =回答= 3/28に発送予定だが、最初に案内を送って、申し込み があってから接種券を発送するとすると、最初の接種券 の発送は、3/28からさらに2週間程度遅れると予想。 ○接種券には厚労省のリーフレットの他に、市独自のものを作成 して同封するつもりはないか? ○保護者が子どもへの接種を義務と誤解しないような工夫が必要 接種券の2段構えでの発送について質問していますが、結局、日数がかかって無理ですねと理事者の説明に納得していました。これについて反論はありますが、それはさておき、陳情者が強く主張している「感染状況を知らせること」については触れずじまい。 市独自のリーフレットを作ってはと提案していましたが、それもワクチンに関する丁寧な説明の盛り込みのみでした。 神山 哲太郎議員(公明党議員団)の質問 ○ワクチン接種の選択の自由は保証されているか? =回答= 保証されている、 ○二世帯住宅に住む高齢者から「子どもから感染するのが怖い」 という相談があった。ワクチンを射っていても子どもから感染 するということがあるのか? =回答= そういう話は聞く。(結論として回答する能力は市には ない) ○アメリカの子どもにワクチン接種したデータでは副反応の出現 頻度が低かった。 ○ワクチン接種の有無による差別が起きないように行政は工夫し てほしい。 最初の質問は、冒頭に理事者から「5〜11才の子どもへの接種は義務ではない」と説明されているのに、なぜ質問するのか不明。聞き漏らしたのか?市が、義務化してやるという情報でも独自に手に入れたのか? 2番目の質問は、地方自治体がそれに主体的な答えができないのというのは常識だし、そもそも陳情内容に関係がない。 3番目は、副反応を評価するデータだから、これも陳情内容に関係がない。 4番目も、陳情内容に関係がない。 陳情書の審議としてみればピント外れな質問ばかりです。 なんとなく「子どもにも接種しないと大人に広がるぞ。副作用の心配はないから問題ないんじゃない?」って言っているのかなと感じます。 でも、陳情書はワクチンに対する心配は述べていますが、それは枝葉で本題はそこじゃないことはわかると思うのですが…。 橋本 智子市議(民主クラブ)の質問 ○市が独自に作るリーフレットには「子どもへのワクチンは努力 義務ではなく、市は推奨する」と書くとしたか? =回答= そのようなことはない。 ○努力義務ではないのであれば、陳情者が自治体の例として挙げ た南大津市のやり方がいいと思う。しかし、その方法だと市が 煩雑になるというのも分かる…。 ○ワクチンに対する問い合わせには十分に答えられる体制をとっ て欲しい。 板谷市議の質問に対する理事者の答弁の再確認が2つ、もう一つは南大津市のやり方がいいと思うけどそれだと煩雑でダメなんですね…とご自身で納得されていました。感染状況を保護者に伝えることについての質問もなく、確認のための質問時間だったように感じました。 松井 雅宏市議(改革フォーラム)の質問 ○発送準備状況は? =回答= 対象者の抽出、接種券印刷、封筒詰め、発送のうち、接 種券の印刷中。 ○5〜11歳の子どもの苫小牧市における感染状況は把握してい るか? =回答= 道の所管事項のため把握していない。 ただし、感染第6波により保育園等で延べ54園が休園 等の措置をとっているのは把握している。また小学校に おいても学級閉鎖等が相当数ある。 ○接種券の配布は法定受託事務か? =回答= 接種事務自体はそのとおりである。接種券の発送方法に ついては市町村に裁量範囲であると考える。 接種券発送の準備状況、接種券発送方法の市町村の裁量の余地を質問しており、良い質問だと聞いていましたが、なぜか私の説明に納得するだけで終わりました。すごく突っ込む余地があったのに。また、保育園の休園数から「子どもの感染数は相当数」と理事者が答えたときに「休園する場合の感染者数などの基準は?」「相当数という正反対に取れる言葉では回答にならないだろう」等の質問ができるはずなのに、それもありませんでした。 触沢 高秀市議(無所属)の質問 ○アメリカの子どもたちへのワクチン接種の副反応の発生頻度が 高いというデータを紹介。 ○厚労省のリーフレットだけでは情報不足である。 「陳情者に全賛同する」と仰ってくださってありがたかったのですが、ご自身の持つデータを発表して意見をするだけだったので、陳情書の審議には全く影響を与えていません。賛同してくれるなら、他の議員の質問が甘々ですから、きちんと質問して欲しかったです。 5人の議員が質問したのですが、驚くことに、陳情書が最重要視している 「この世代の感染状況を保護者に伝えること」 については、 誰も質問も要望もしていない のでした。 |




