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市民が行政に提案するということ。 [2021年11月16日(Tue)]

 市民が行政に提案するということは具体的にどういうことなのでしょう?

 学校給食を例にして考えてみましょう。

 ある自治体の学校給食に使われている味噌を、地元産の大豆が原料で美味しさも安全性も評価されている味噌に変えてくれるように提案するとします。

 事前に調べておくべきことは次のようなことが挙げられます。

 調理場の規模。
 何を調理場で作り、何を外注しているのか?
 保護者が支払う給食費はいくらか?
 給食費は全て食材費に使われているのか、調理員の人件費や調理する際の燃料費その他にも使われているのか?
 食材費は給食費だけで賄っているのか?市のお金が繰り入れられいるのか?
 従来の味噌とその味噌の価格差は、例えば1kgあたりいくらか?
 給食費はどのように決定されるのか?

 調べることのほか、導入される方向に進めば自分たちはどのように関わるつもりなのかも決めておく必要があるでしょう。

 おそらく多くの自治体は、給食の食材費は給食費だけで賄っていると思います。
 言わば「カツカツ」の状態の中で、栄養士は美味しさと栄養と安全に気を配りながら献立を作っています。
 給食費は30円値上げするだけでも大変なことなのです。

 仮に味噌を変えることでこれまでより1ヶ月10円のコストアップになるとしたら、これを埋めるには、以下の3つの方法が考えられます。(地元農協等からの寄付も考えられるけど、それは除外して)
 @給食費を10円値上げする
 A市から経費増分を繰り入れる
 B他の食材の質を落とす

 Bは最悪。
 提案が通って味噌が美味しくなっても他の食材の質が下がっては、子どもにとってはありがた迷惑。
 地元紙などには「市民提案が採用された!」などと書かれるかもしれないけれど。

 トンチンカンな提案が通ってしまうことはたまにあります。
 これは伝え聞いた話ですが、ある自治体の学校給食の話では、その自治体の議員が執拗に麦飯の導入を求め、それが実現したことがあったそうです。
 麦飯のどんな栄養を目的に導入を求めていたのかは、その話を教えてくれた人も忘れてしまっていましたが、栄養士は、現状の献立でも議員の言う栄養はクリアしているし、コスト増になると上司に説明していたそうですが結局導入することになったそうです。
 もう十数年前の話と聞いています。

 実態を調べもせずに自分の思いを伝え、それが通ればそれでよし、提案がとおった影に何があるかには関心無しなんてことだとしたら、それはあまりにも無責任。

 市民参加は自由に気軽に行われるべきですが、自分たちがしっかり調べて考えを組み立てておくということも合わせて必要なことなのです。
Posted by がばめん太 at 18:45 | 自治、協働、参加 | この記事のURL | コメント(0)
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