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学校給食展覧会(H19.3.4)その2 [2009年10月26日(Mon)]

 前回の続きです。



 テトラパックの牛乳です。(たたみ方も決まってましたね)
 6Pチーズ、リンゴ、丸もち2つ。
 肉うどん。(一部では、つゆを吸って膨らんだちくわが肉の存在を消し去るので、
 ちくわうどん
 とも、呼ばれています。
 麺類は、個別にパックされており、それを各自温かいつゆに浸して食べます。
 いっぺんに麺を入れると当然溢れます。
 給食調理室が学校にあった方は、ビックリでしょ。
 この頃は、もう麺が保温されていたと思いますが、私の頃は冷たいままだったので、これをつゆに入れると今で言う「冷やかけうどん、そば」「山形の冷やしラーメン」状態になりました。
 お陰で、大人になってからも、札幌競馬場うまの立ち食いソバコーナーで食べる夏季限定メニュー「冷やしそば」を美味しく食べる事ができました。
 (勝ってりゃ、違うもの食うんだけどさふくろ
 そして、生のリンゴ。
 この献立は平成元年のものですが、S63に苫小牧の学校給食で冷やし中華の具による集団食中毒事件青ざめが起き、その後しばらくして全国でO157事件が起きた事もあり、苫小牧の給食には生野菜や果物(缶詰、皮を剥くみかん以外)は全く出なくなりました。NG
 ついでに言うと、冷やし中華は幻のメニューになりました。涙ぽろり




 これは、苫小牧のパン屋三星が誇るシャーベットパン(と言っても、白いのはバタークリーム)と白身魚フライ、ワンタンスープ、牛乳です。
 ワンタンスープは、実際よりずっと美味そうです。(展示なので味付けはしてませんが)
 そりゃそうで、できあがってから食缶に入れて食べるまでに40分くらいもそのままじゃ、具がくたくたドロドロになりますわ。
 ちなみに、シャーベットパンは、私の記憶では9年間に一度出たきりのような気がします。
 それから、今の給食のパンは石狩の平山製菓さんが作ってらっしゃいます。

 


 これは、苫小牧市博物館からお借りした、苫小牧で給食が始まった頃に使っていた食器のセットです。
 先割れスプーンでなく、レンゲだったんですね。
 ミルクポットには、脱脂粉乳だったのでしょう、多分。
 
 ちょっとまじめに学校給食の事を考えてみましょう。
 苫小牧市には2つの学校給食センターがあり、10000と7000食の調理能力を持っています。
 そのうち、10000食の方は建替えることになり、施設の内容を検討されています。
 PTAと一般市民との議論なしで。

 この計画が発表された平成18年、ぱくぱく給食プロジェクトのメンバーは、現在の状況や今後の予定等の質問や、これから市民(自分たちだけでなく)と一緒に考えていって欲しいことなどを学校教育部長に話しに行きました。
 そこで、当時の第1給食センターのトップと次の管理職の発言は
 「新しいセンターができる時には私はいない」
 「一日3食のうちの1食のことですよ」

 戦後の学校給食のスタートは、アメリカの豊富な小麦粉と脱脂粉乳の提供です。食パン
 子供のうちに慣れ親しんだ食べ物は、ずっと影響を受けます。
 給食を例に出さずとも、自分を振り返ってみてください。
 スナック類がそうでしょう?
 駄菓子だって、今原材料名を読んだら子供に食べさせたいとは思いませんよ。せいぜい、20年に1回ならいいかなと思うくらいです。(成人してるって)
 でも、自分は「なんか美味しいんだよなー」って思うでしょう。カツとかチューブチョコとかさくらんぼもちとか。
 
 悲しい事に、今、さらに学校給食の子供に与える影響が大きくなっています。
 単純に言えば、家庭の食が崩壊しつつあり、しかも子供は食べた事の無いものは手をださない、だから食べ残しを防ぐために給食も子供の嗜好(コンビニ、ファストフード、ファミレス風)に合わさざるを得ない。
 要は、味覚を悪い方向へ念押ししつつある ということで、これは栄養士の献立の工夫ではどうしようもありません。

 10000食も作るセンターで、「子供が食べ物の本当のおいしさ」に気付く、食育を兼ねるようなものがつくれますかっての。

 顔1(うれしいカオ)展覧会の模様は、次に続きます
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