ココラットさんの講演会(札幌)その1 [2013年11月12日(Tue)]
先日、札幌の「ちえりあ」で
ビルマ民主支援会代表のココラットさんを招いて、 映画上映会及び講演会が行われました。 ビルマのことは、現在はもっぱら「ミャンマー」とよばれますが、 ココラットさんら、現在の軍事政権に反対する人たちは、 「ミャンマーという呼称は軍事政権が定めたもの」として、 現在も「ビルマ」とよんでいます。 さて、映画「私たちの明日」については、 ビルマ民主化支援会(SCDB)のHPを参考にしていただくとして、 ↓ こちら この日の講演を、手元のメモからご紹介します。 ※一部記憶違いがあるかもしれません。 《ビルマの現状》 タイのビルマとの国境沿いにある難民キャンプの一つでは、 (おそらくメラウーキャンプのことでは?) 16000人が暮らしているが、 そこには病院が2カ所しか無く、 医者は1人、週に一度しか来なく、 スタッフは看護士でも薬剤師でもない。 アメリカの難民キャンプへの支援方針が変更され、 例えば100%キャンプへ送られていたものが半分はビルマ国内へ向けられるようになった。 だが、キャンプの人口が減ったわけではない。 アメリカはH25.6から難民受入れをストップした。 おそらくEU、カナダ、ノルウェーなども追随するだろう。 民主化が随分進んだ様な報道があるが、各民族と国軍の戦いは続いている。 難民が国に帰れることになっても問題は沢山ある。 例えば、もともと住んでいた地域には地雷が沢山埋まっている。 子どもの居る3、40代の親は、 子の教育のために第3国定住を望んでいる人は多い、 しかしそれ以上の世代では望んでいる人は少ない。 難民キャンプの未来は、 キャンプで暮らす子どもたちへの教育にかかっている。 《日本へ望むこと(大きく)》 教育関係の支援。特に地方の人は、人権等について理解が足りない。 ビルマの田舎の姿は20数年前と変わっていない。地方にも仕事が来る様な支援が欲しい。 次回は、ビルマの状況から見えてくる日本の将来への不安について書いてみます。 |