苫小牧川源流を訪ねて その3 [2010年10月20日(Wed)]
さて、また、昨日の続きです。
泥流が流れた跡には、 いろんな動物が歩いた痕跡が残ります。 おそらくエゾタヌキ。 ちょっと分かりにくいかなあ。 上の方の足跡、むにむにって4つ(薄くもう一つ)丸く跡があるでしょう。 こっちは、日本に野生で居てはいけないアライグマ。 見かけが似てるタヌキとは違いますね。 足というより手に近い感じ。 コレはエゾシカ。 2つの蹄が分かりますね。 近くで鳴いてましたよ。 そういえば、この時期シカ猟の解禁時期だそうで、 「近くにハンターが入っているかもしれないから、なるべくみんな固まって」とのことでした。 そうこうしているうちに、 水のながれる音が聞こえはじめました。 源流まであと50mくらいです。 涸沢に降りてから歩くこと40分。 源流です。 と、その前に、 源流付近をうろうろしてたら見つけた 足跡の真打ちをまず先に。 じゃ〜〜〜ん!! 山親爺ことヒグマ! 日本の動物界のチャンピオン。 これは左前足のようです。(現場では右かと思ったんだけど) ヒグマの歩き方って、外側に体重かかるからね。 で、自分の手形と比べてみた。 おお、幅は同じくらい。 私の手の幅は親指の付け根くらいから計って10.5センチ。 ヒグマも同じくらいですから、 足跡から推定するに 体長178.5センチ、体重84キロほどかと思われます。 そして、性質は、おだやか、まじめ、特に奥さんには従順かと...。 冗談はさておき、 ヒグマの年齢は足跡からは超ざっくりとしか分からないんだそうです。 ネットで調べてみると、 足幅が9センチ以下だと、1歳未満の子グマ。 15センチ未満だと100〜150キロくらい。 15センチ以上だとおそらく雄、などとあります。 なので、見つけたのは1歳以上のヒグマで性別不明ってことですね。 私は第一発見者でないですが、 「コレ、ヒグマでないの」って言われて見たときは、 ちょっとザワッとしました。 15人くらいのグループだったから良かったけど、 二人くらいなら、早々に退散ですね。 まあ、クマも人間が怖いっていうけど、 やっぱ、こっちはもっと怖いも 肝心の源流は、また次回。 |