市民提案制度その5 [2009年12月28日(Mon)]
27日の続きです。
提案書を作る上で、もう一つ重要な事は、 自分たちの提案の「長所と短所」を示すことです。 私達は、何か提案をしようとするとき、 それで良くなる面しか考えなかったり、 伝えなかったりしがちです。 だけど、提案は多少なりとも 社会に変化を与えるものですから、 薬に副作用がある様に、 必ず欠点があるはずです。 公園の例であれば、 小川の設置は子どもたちの遊びの多様性や 情操教育の面では良いですが、 事故の危険性が増します。 木製遊具は、暖かみはありますが、 維持管理に手間がかかりそうです。 そういう短所にどのように対応するか、 だから、提案の長所と短所を考えることは、 私達が自分の案を冷静に深く考える事に役立ちます。 また、提案を公開する時には、 その案について多くの人達や役所と議論する時に、 透明性、視点の多様性、冷静さを保つことに役立ちます。 長所と短所を示すことは、 長所だけを強調しがちな「要求や要請」と 大きく違う点だと思います。 次は、「意見の折り合い」について考えてみたいと思います。 |