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市民提案制度その4 [2009年12月27日(Sun)]

 24日の続きです。

 提案の「根拠」になる

「現在の問題や不足」を示す事は、

そんなに難しい事じゃありませんよね。

 簡単に言うなら、「それを欲しいと思うのはなぜか」を

文章で示せばいいのですから。

 これに、例えば社会的な事象や事件、

関係のある文献に載っているデータなどを引用して

客観性(自分だけが思っているわけじゃない)を補うのです。

 大変なのは「手順や方法」「法的な根拠」を示すことです。

 先に「法的な根拠」を示すことについて考えましょう。

 法律や条例を読むということは、

私達にとって普通のことじゃありません。

 あの、だらだらと続く日常では絶対使わない文章で作られた

法律や条例は、とても分かりずらいものです。

 だから、ここをすっ飛ばして提案を作ってもいいわけですが、

もし、役所と議論する事になった時、

条例等を持ち出されてけむに巻かれてしまうかもしれません。
(ほとんどの役所の部署は、私達をだますつもりはありませんが、
職員自体、法的な事をよく分かんないで、前任者からの申し送りや
組織の慣例でやっているケースも多いのです)

 なので、

ここは法律を読める人(少しでもいいから)を仲間にして、

法的な根拠を示すことにチャレンジしたいですね。

 それに、例として挙げた公園のことなら、

公園設置に関する事や遊具の安全基準など、

きっと多くの法律や条例があると思います。

 次は「手順や方法」を考えましょう。

 ここを軽くしちゃうと、

「欲しい理由や根拠は言っとくから、あとは役所で考えてよ」

になっちゃうので、ぜひしっかり作りたいですよね。

 提案の多くはきっと、

今までに無いもの、今までを修正すること

が多いでしょうから、

役所に持って行けば

「ムズカシイ」顔をされるでしょう。

 だから「手順や方法」の一つは、

役所がどんなことを理由に、どんな顔をするか予想して

そういう顔をさせないような「具体的な手順や方法」を

用意しておくことです。

 今だったら、財政難が挙げられそうですが、

それに対してこちらは地域の人間関係の再構築とか

地産地消などを理由として、

「お金の有効な使い方」から入って、

具体的な方法を示すということで対応してみましょう。

 例えば、「地域にいる建設技術を持った人と

地域住民の協力」という方法を思いついたら、

地域にそういうひとが居るのか調べておく必要がありますし、

謝礼をどうするか、

地域に住んでいる人は、そういうことに関心が高そうかなども

調べておく事が必要です。

 地産地消をいうなら、

遊具その他に適当な材が手に入りやすいのかなども

調べておくことが必要でしょう。

 調べてみたら、

「あら、机上の理論だった」ということも十分にありえます。

 こういうことを調べるには、

提案する仲間にそういう方面に強い人が居ればいいですが、

いなければ自分たちでイベントを開いたりして、

人のつながりを広げておくことが必要ですね。

 
 長くなっちゃったので、「長所と短所」については次回。
Posted by がばめん太 at 06:54 | 自治、協働、参加 | この記事のURL | コメント(0)
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