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ペルーアマゾン便り

南米ペルーのアマゾン地域でNPOアルコイリスが行っている国際協力事業を中心に報告するブログリポートです。対象地域はペルーの中央ジャングルにあるウカヤリ州で、主にアグロフォレストリーを中心とした、コミュニティトレードと伝統植物の活用促進を目的としています。
このブログではNPOアルコイリスの活動と自分が参加している日系社会、それからペルーの情報を記載しています。


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Ahuihua [2019年07月11日(Thu)]
Kizuna農園が回復し出してから、訪れてくれる動物の数は圧倒的に増えてきました。農園の周りは牧草地だったり、キャッサバ芋の単作農業だったりするので、餌を探しに:猿、狐、ハゲタカ、鷲、梟、アルマジロ、カワウソ、蛇、蝶々、蛾などなど。

今回は今年初めて巨大な蝶々の幼虫を見つけました。他の植物農園で以前見たことがありましたが、Kizuna農園で見るのは初めてです。この幼虫はアマゾンではAhuihua(アウイワ、学名:Brassolis sp.)と呼ばれ、伝統的に食用とされています。聞いた話では串にさして炭で焼いたり、Patarashca(バナナの葉でくるんだ魚や肉の蒸し焼き、若しくは炭火焼)にしたりして、食べているそうです。

ahuihua IMG_0570.JPG
今回農園で見つけたAhuihuaです。
大きさは10〜15cmあり、ギョッとする
大きさです。


Ahuihuaはチョウ目(チョウもく、学名:Lepidoptera)に分類され、ココナッツやパームヤシの若い葉っぱを大量に食べ、コントロールしないと植物を枯らします。生産農家にとっては大きな経済的打撃を与える害虫です。1匹の幼虫は生きているうちに500〜600平方センチもの葉っぱを食べると言われています。現在Kizuna農園では少ししかないので、特に問題はありませんが、大量に繁殖しだしたら、どうするか考えなければいけません。

チョウ目に分類されている幼虫のタンパク質含有は20〜60%もあるとされ、動物の飼料としていくつかの論文が発表されています。個人的には僕はSuriを何度か食べたことはありますが、このAhuihuaはまだありません。



ahuihua R1079078.JPG
生では勿論食べる勇気はないと思いますが、
料理で出されても食べられる自信はありません。
個人的には形を崩してハンバーガーなどにすれば
食べられると思います。

ahuihua IMG_0573.JPG
色も生々しいので
初めて食べた人はかなり
チャレンジ精神あったと思います。

AhuihuaIMG_0576.JPG
今年の4月に撮った写真です。
チャレンジしたい人たちはこの時期に
来れば出会える可能性は高くなると
思います。


皆さんはこのAhuihuaを食べる勇気ありますか?


久しぶりのバナナ・パン [2014年07月30日(Wed)]
去年は「アマゾン風バナナ・ホットケーキ」と言う題でこの一品を紹介しましたが、今回は何となくバナナ・パンと紹介しています。

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作業長が得意とする1品です〜。
農園生活ではパンが手に入りにくいこともあり、
バナナとキャッサバ芋のでん粉だけで作れる
手軽なパンの代わりとなる1品です。

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前回作った時はでん粉が足りず
ちょっと食べにくかったですが、
今回は丁度良い固さになっていました。

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バナナの葉に包んで15〜20分
焼き上げて完成です〜。

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僕は個人的にモッチッとしていて
大好きなパンです〜。毎日食べても
飽きないくらいですが、
手間暇がかかるため、作業長も
滅多に作ってくれません(涙)・・・


バナナの自然の甘さとキャッサバ芋のでん粉の程よいモッチッと感が合わさっているヘルシーなパンですので、今後、農園にいるときは積極的に作ろうと思っています。

Buetenスープ [2014年07月26日(Sat)]
通常、レストランや市場で殆ど見ることが出来たい一品ですが、L作業長が「Bueten」と呼ばれているスープを作ってくれました。今回は「Doncella(ナマズの一種)」と呼ばれている魚の頭とバナナを中心に作りました。


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Doncellaの頭をまず炭火焼します。

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マシセア地区出身のE技師も
積極的に手伝ってくれました。

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焼きあがったDoncellaの頭を
スープの中に入れて、魚の肉が
崩れるまで煮込んでいきます。

このスープの主な材料は次の通りです:
- アマゾン・ウコン
- ニンニク
- トマト
- Aji dulce
(辛くない唐辛子)
- Sacha Culantro
(アマゾン・コリアンダー)
- すり潰したバナナ
(とろみを出すため)
- 塩・胡椒

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1時間煮込んで、魚の肉が骨から
半れやすくなったところで、
すり潰したバナナで
とろみを出して、完成です!!!


僕はこのスープが大好きです〜。アマゾンの旨味が凝縮した一品です〜。
作るのは結構手間暇かかるので作る人がどんどん減り、レストランや売店で殆ど見ることができません・・・L作業長がいるお陰でアマゾンの伝統の味(彼はおばあちゃんの味と呼んでいます)を食べることが出来ています〜。

クイ(CUY) [2014年01月14日(Tue)]
数年前、自分の個人ブログでもCUY(クイ、テンジクネズミ)を紹介したことがありますが、プカルパで久しぶりに食べたので、ここでも紹介したいと思います。

その前にちょっと個人的な話をしたいと思います。僕は獣医学科に通っていた時代に大量の動物(鶏、クイ、ヤギ、馬、牛、犬など)を授業や実習の中で殺す必要がありました。そこから、自分たちが食べている「肉」について非常に敏感になりました。スーパーや市場に行けば肉はパックの中に入っており「肉=命」と感じることが殆どありません。多くの人は肉を好んで食べるわりには、「もし自分の手で動物を殺して、さばくとなれば」大半は「残酷だからできない」、「かわいそうだ」とか言うと思います。

でも個人的には、見えないところで毎日大量の動物が殺されているのに、自分は何も悪いことをしていないと思い込んで生きていくと、「命」に対する有難みは薄れてくると思っています。僕は獣医学科時代に何度も屠殺場での実習を行いましたが、そのたびに並んでいる牛や豚の目を見て、心が痛みました。中には毎回涙をこぼす同級生もいました。これが大きなきっかけとなって、自分は人間社会の在り方、食文化に疑問を持つようになり、最終的には獣医界から離れる決断を出しました〜。ま〜まだ肉は食べていますが・・・食べる回数はかなり減りました。

この様な経験をした僕ですので、妻や子供には「命」について良く話題にしています。もし今後も肉を食べたければ、少なくとも一度は自分の手殺して、捌きなさいと言っています。今まで妻は自分では動物は殺せないと繰り返していましたが、KIZUNA農園での滞在が長くなるにあたって、冷蔵庫がないため、パックの肉は保存できず、肉を食べたければ、生きた動物を買う道に追い込まれました。

そこで本題に入りますが、日本の食品加工専門家がプカルパに来た際に「クイ」を食べたいと希望を出したので、市場で生きたクイを2匹購入して、農園に連れて行きました。娘には最初からクイを買った目的を説明し、納得してもらいました。

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話題のクイです〜。


妻と食品加工専門家にクイの殺し方と毛の取り方を教え、二人で勇気を出して見事にこの試練を乗り越えました。妻は「Aさんと一緒だったからできたけど、一人だったらできなかったと思う。でも確かに自分の手でやると、動物の命に対する感謝の気持ちと、毎日動物を殺している人たちへの感謝の気持ちが大きくなるね〜」とコメントをしていました。

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今回はあえてあまり味付けせずに
自然のまま頂くことにしました。
調理は作業長にお願いして、
得意な炭火焼にしてもらいました。

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最終的には写真の様な状態に
なりました〜。慣れていないと
あまり美味しそうに見えないですが、
子供たちは香りに連れられて
「食べたい食べたい」と
言ってきました〜。


この日は特に妻は娘に「ちゃんと手を合わせて頂きますと言いなさいよ」と言っていました。

Cinamillo (Oenocarpus mapora) [2014年01月12日(Sun)]
Cinamillo(学名: Oenocarpus mapora)はアマゾン地域では一般的に見られていたパームの一種でしたが、パルミート(ヤシの木の芯、成長点)を食べるために大量伐採が行われ、最近ではあまり見ることができません。運よくKIZUNA農園には生産中の木が数本あって、作業長に収穫や食べ方を教わりました。


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Cinamilloの木は10メーターちょっとまで
高くなります。

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Cinamilloの青い実です。
熟すると黒くなります。

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熟したCinamilloの実です。

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実を割ってみると
写真の様になります〜。
大きな種があって、果肉は
比較的少ないです。

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伝統的には水の中で
Cinamilloの実を潰して、
ジュースを作って行きます。

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皮や種を濾して、砂糖を適量入れて
完成です〜。味にはちょっと癖があって
慣れないと飲みにくいですが、作業長の
話によれば栄養満点でCinamilloジュースを
飲むだけで、栄養満点の朝食になるそうです。
ネットで栄養成分表を探しましたが、残念ながら
見つかりませんでした。


Cinamilloジュースを軽く発酵させた方が美味しいと作業長が言っていました。僕はまだ発酵ジュースを飲んだことがありませんが、機会があればチャレンジして見たいと思います。

種からはオイルも搾れるとネットにありましたので、近々やってみたいと思います。



Suriの串焼き [2013年08月06日(Tue)]
大学の工場裏で獲ったSURIを農園で串焼きにしました。


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子供たちは大喜びで
味付けを手伝ってくれました〜。

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まだ生きているSURIに
レモン、塩、胡椒、ニンニクなどを
漬けています。

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都会ではまず見られない光景ですが、
子供たちは生きたSURIに串を
刺しています。

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手についた味付けを
ペロペロなめる娘です〜。
2歳近くまで日本で育ったとは
思えない光景ですね〜(笑)。

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炭で焼いたSURIです〜。
さ〜試食タ〜イム。

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ずっと「食べたい食べたい」と
おねだりしていた娘が最初にパクッと〜
行きました。

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食品加工専門家も
嬉しそうな顔を浮かべながら
食べていました。


チャンカーカ作りに挑戦 [2013年08月05日(Mon)]

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みんなで作ったCachete(サトウキビ搾り器)で
食品加工専門家が一生懸命サトウキビジュースを
搾っています。

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1時間ちょっとかけてやっと
10数リッターが溜まり、
いざ、チャンカーカ(アマゾン黒糖)
作りに挑戦です〜。

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ロケットストーブの火力をうまく
調整しながら、2時間近く加熱しました。
夜遅くなってしまったため、作業長と
レオさんは寝てしまい、チャンカーカ作りに
経験がない僕たちだけでなんとかやっています。

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ベタツキ感が強くなり、
ちょっと焦げ臭い匂いが出る様に
なったので、火から下しトレーに
広げています。
でも出来上がったのはチャンカーカではなく
サトウキビ飴でした!!!

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パティシエの経験もある食品加工専門家は
出来た茶色いサトウキビ飴を何度か伸ばして
黄金のキャンディーに変身させました。


チャンカーカ作りは思っていた以上に難しかったですが、一切添加物が入っていないヘルシーなキャンディーが出来上がりました。子供たちは大喜びでした!!!

次の日、作業長と一緒にチャンカーカ作りにもう一度チャレンジしましたが、うまくいきませんでした。作業長は「チャンカーカ作りには完熟したサトウキビを使わないと飴になってしまうんだよね・・・今回青いものと熟したものを混ぜて使ったから失敗した。おばあちゃんからこのことを聞いていたけどすっかり忘れていた。次回は気を付けよう」と説明していました。それから「プカルパでも都会化が進むことによって、消費社会が促され、大量に安いお菓子が販売去れる様になった。親たちも原料からお菓子を作るのを忘れ、子供たちは化学添加物がたくさん入ったものを当たり前の様に口にする様になった。おまけに今回作ったような飴を町の子供たちにあげても『貧乏くさいから嫌だ』と言われてしまう・・・特に今、ものすごいスピードでアマゾンの伝統文化が失われつつあるんだよね・・・」と悲しそうに付け加えていました。

作業長は懐かしいチャンカーカ作りを通じてインスピレーションを受けた様に次の話をしてくれました「昔は人とのつながりによって生活は成り立っていたけど、今はお金中心的な冷たい社会になったと感じている。辛い畑仕事や家造りも『Minga(日本の結)』でコミュニティーの人たちを集めてやったよ。手伝ってもらう家はごはんと酒(Masato)をたくさん用意して、仕事が終わると、手作りドラムやギターでみんなが踊り出すのが当たり前だった・・・仕事と言うよりお祭りやパーティー気分だったな〜。子供の頃は、今見たいな綺麗な商品は手に入ることは殆どなったけど、畑、森、川に行けば食べ物は余るほどとれた。おじいちゃんたちは余ったものだけを市場で売ってお金に変えていた。そのままにしておくと腐ってしまうからね、ま〜当時お金は殆ど必要なかったしね・・・今の社会を浅く見ると豊な社会に見えるかもしれないけど、昔に比べると僕には貧しく感じるな〜。昔はものに溢れていたから盗む人もいなかった。だって盗む必要がなかったよ。一言頂戴と言えば、みんな喜んで分け合っていた。今はちょっとしたお金のため殺されることもあるからね・・・」と遠いまなざしを浮かべながら言っていました。

初めてサトウキビ搾り器を使って [2013年08月04日(Sun)]
プカルパでは「Cachete」と呼ばれている手作りサトウキビ搾り器を作っている様子です:https://blog.canpan.info/pucallpa/archive/572

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「Cachete」に更に長い棒を
入れて使うみたいです〜。

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洗ったサトウキビを長い棒で
潰してから、二つ折りにして
更に小さい棒を入れて搾って行きます〜。
手作りなのに想像していた以上に
搾れます。

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小さい棒でサトウキビを
搾っている様子です。

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写真ではちょっと見にくいと思いますが
搾れたジュースが上手く流れるために
作業長は「Cachete」の両側に綺麗な
ラインを掘りました。

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サトウキビ10数本搾って
10L近くのジュースを得ることが
出来ました!!!

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搾ったジュースを布で
濾している様子です〜。
娘は「早く飲みたい飲みたい」と
ずっとおねだりしていました〜。

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食品加工専門家の希望もあって
ジュースの一部はペットボトルに
入れて発酵するのを待つことにしました。


今日一日レオさん、作業長と一緒にこの様な道具を作って、昔の人たちの知恵はすごいな〜と感じました。自分にいきなりサトウキビジュースを絞りたいと言われても、何をすればいいか想像もつかい・・・でも彼らはイヤな顔一つせずに「じゃ〜作ろう」と言ってくれました。少ない道具で工夫して、更にない道具を作って行きますので圧倒されました・・・都会に長く住んでいると彼らが持つ想像力と適応性が失われていくのを強く感じた1日でした。

キャッサバ芋のJuanes [2013年08月03日(Sat)]
手作りのおろし器でキャッサバ芋をすりおろしてからJuanes作りの材料を調理始めました〜。このJuanes はプカルパのレストランでほとんど見かけることがないですが、作業長が得意としている料理ですので、リマや日本からお客さんが来ると必ず作ってもらっています。

Juanesの綺麗な色を出すためにはウコン(プカルパではGuizador、海岸地帯ではPalilloと呼ばれています)を使いますが、今回はKIZUNA農園に生えているのを収穫して使いました。

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レオさんは食品加工専門家二人に
ウコンの収穫や説明を
行っています。

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作業長の娘も手伝ってくれました。
写真ではウコンをすりおろしています〜。

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作業長はBijaoの葉を
裂けにくくするために
火であぶっています。
これは葉っぱを使う料理では
必ず行う手順です。

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火あぶりが終了した
Bijaoの葉です〜。


以前このブログでキャッサバ芋のJuanes作りをもう少し細かく紹介した記事がありますので興味のある方は次のリンクを覗いてみてください:https://blog.canpan.info/pucallpa/archive/265

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出来上がったJuanesです〜。
キャッサバ芋はでん粉が多いので
モチッとしていて日本人向けの
料理だと思っています〜。
それに作業長はアマゾンハーブで
絶妙に味付けをしてくれるので
本当に美味しいです〜〜〜。

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みんな大喜びでした〜。
食品加工専門家も「美味し、美味しい」を
繰り返しながら食べていました。


アマゾン風バナナ・ホットケーキ [2013年08月01日(Thu)]
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プカルパでは一番多くみられる
バナナです〜。通常のバナナの倍以上の
大きさがあり、中はオレンジ色です〜。

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作業長はアマゾンらしい朝ご飯を作ると言って
バナナをフォークで潰して、キャッサバ芋の
でん粉をこねられる様になるまで入れました。

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食品加工専門家たちが興味津々に
作業長を見ていました。

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ペースト状になったバナナを
バナナの葉っぱの上に置いています。

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炭火焼で20分近く焼き上げて
完成です。

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完成品です〜。
キャッサバのでん粉がうまく
バナナと絡み、モチッとしていて、日本人が
好む触感となっていました〜。
砂糖を入れていないのに、バナナの甘さだけで
充分すぎるぐらい甘くなっていました。


作業長は「母親によく作ってもらったよ〜。朝家族みんなで食べる朝ご飯が楽しみだった〜。今考えると、畑では砂糖がなくても困らなかったし、必要性を感じたこともなかった。このバナナパンの様に果物の甘味だけで作るもので充分だった。それにサトウキビの収穫が始まると、母親や兄弟たちと一緒に大量のサトウキビシロップを作って、甘味料として使っていた。サトウキビシロップは瓶詰すれば長く持つし、慣れると砂糖よりヘルシーで美味しいよ〜」と話していました。

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