ジャック・フルーツ試作
[2019年07月13日(Sat)]
数日前にジャックフルーツ(ペルーやブラジルではジャカと呼ばれています)を紹介しましたが、今回は料理専門家の按田さんと試した料理を紹介したいと思います。
青いジャカを植物ミートとして使えるのを
教えてくれた。アメリカ在住の友人です。
彼のお陰でアグロフォレストリー栽培の
新たな可能性を見つけることが出来ました。
青いジャカの仕込みについて下記のリンクを
参照ください:
https://blog.canpan.info/pucallpa/archive/875
皮をとってから、1時間半〜時間煮込んだ後の
様子です。特に硬い芯を柔らかくするのに時間が
かかります。
種や芯を選別した後に残るジャカのパルプです。
見た目は鶏肉に近いですよね。
味かなり薄いので、多くの料理に使えると
思っています。
プカルパではごぼうは手に入り難いので
ジャカ、ニンジン、大根、竹の子のきんぴらを
試してみたら、違和感なく美味しく感じました。
(レシピ按田優子考案)
ジャカ、キクラゲ、農園の竹の子、ニラ、
生姜などを使ったお汁です。
10歳の娘も美味しそうに食べてくれました。
(レシピ按田優子考案)
ジャカ、レンズ豆、ニンジン、キャッサバ芋の澱粉
サッチャインチプロテインパウダー、オートミールなどを
用いた植物ハンバーガーです。
このハンバーガーが一番評判がよく、リマの実家でも
作ってみました。
(レシピ按田優子考案)
ペルー料理のAji de gallinaを似たてた
Aji de Jackaです。今回はミルクを入れないで、
農園のウコンで色を整えました。
ミルクを入れた方が味がまろやかになりますので、
評判はいまいちでした。次回は植物ミルクを
作って再チャレンジしたいと思っています。
かなり前に紹介した普通のAji de Gallinaのレシピです:
https://blog.canpan.info/heiji/archive/86
ジャカにはオリゴ糖のペクチンが多く含まれているそうですので、日常的に食べることによって、腸内環境が改善されると思っています。腸内には細菌がおよそ1000種類、100兆個も生息していることが知られています。体の健康には、腸内にビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌が占める割合を増やすことが重要です。近年、善玉菌を増やすにはオリゴ糖や食物繊維を積極的にとって、腸内フローラと協同して健康を作ることが大切だと言われています。
今後、回復して行く森の幸を活用して、腸内環境を整える料理を按田専門家と一緒に考えて行きたいと思っています。