バイオガスの新しい貯留方法
[2012年10月20日(Sat)]
以前プカルパで購入したビニール袋で貯留を試みましたが、いろいろな箇所に穴が開いており失敗しましたので、リマで4mmの厚いビニール袋を購入しました。これぐらいの厚さであればガス漏れの心配はないかと思います。
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バイオガスの新しい貯留方法
以前プカルパで購入したビニール袋で貯留を試みましたが、いろいろな箇所に穴が開いており失敗しましたので、リマで4mmの厚いビニール袋を購入しました。これぐらいの厚さであればガス漏れの心配はないかと思います。
バイオガスでの調理 ビデオ編
牛糞を活用した、バイオガスで初めて目玉焼きを調理したときの様子を簡単なビデオにまとめてみました。ビデオですとバイオガス特有の炎が見れますので写真より実感がわきやすいと思います。興味のある方は是非覗いてみてください。
バイオガスで初めて調理を
手作りバイオガス・コンロ
牛糞を活用したバイオガスが作れるようになりましたので、今度はどうガスを使うかを工夫する必要がありました。通常のガスコンロに接続しても、圧力が足りず、コンロが点火しませんでした。
自分たちが持っている材料で何かできないかと考えていたら、次のコンロが出来上がりました。 バイオガスの生産が始まってから、1日おきのペースで行わなければいけないのが、原料となる牛糞の投入です。
バイオガス貯留の工夫
牛糞発酵によるバイオガス作りに成功しましたが、今後は取れたバイオガスをどう貯留するか工夫する必要がありました。低コストで、プカルパでも手に入りやすいものをいろいろ考えていましたが、今回は貯留と持ち運びも可能なチューブを選びました。プカルパ市内ではよく見かける、大型トラックのパンク修理専門店で古いチューブを安く分けてもらい、空気漏れの箇所を直してもらいました。
初めてのバイオガス作りに成功
7月の終わり頃(7月25日)にバイオガスの発酵槽に牛糞を初投下し、今日初めてガスが点きました!!!日本にいた頃からバイオガスの活用は一つの夢でしたので、本当にうれしい達成です。 先週まで、何も出ていなかったので心配していました。発酵槽をいろいろ調べた結果、匂いがするのを見つけ、投入パイプと発酵槽の間からガス漏れがあるのに気が付きました。すぐにシリコンで埋め込み、ガス漏れの問題を抑えました。 発酵槽を作り始めた頃から ライン作業長は一緒に 手伝ってくれていましたので 炎が点くのを見て、本当に嬉しそうな 表情を浮かべていました。 半信半疑だった農業技師にもすぐに 電話で連絡をし 「僕も見たいから明日まで少し残してね」と 嬉しそうに言っていました。 牛糞でバイオガスが作れるのを立証することが出来ましたので、次は他の生ごみやサッチャインチのオカラで出来ないかを試そうと思っています。それから、明日から毎日原料を入れようと思っていますので、液肥がたくさん作れるようになります。液肥はカビに効果があると聞いていますので、サッチャインチ畑でもその効果を見てみたいと思っています。現在、マシセアは線虫と線虫に続くカビの問題で全滅しているところもありますので、液肥が大きな希望となる可能性があります。 発酵槽を作るときに使った材料をコストの面で少し工夫すれば、農家たちは喜んで生活に取り入れると信じています。
バイオマスの初投下
これで15〜30日間待つのみとなりました〜。楽しみです。
バイオマス探し
バイオガスの発酵槽を試すために、ウカヤリ国立大学の牧場から牛糞を少し分けてもらいました。僕たちが行ったときは丁度、牛が放牧されており、楽に糞を集めることが出来ました。
僕は大学で獣医学科を勉強しましたので、牧場では懐かしい匂いを感じました〜。従兄弟や妻は牛糞を少し気持ち悪がっていましたが、僕は大学では毎日の様に触っていましたので全然OKです。
バイオガス発酵タンクの完成
自分たちで作ったバイオガス発酵タンクには液漏れがあったので、車やバイクのゴムの部品を作っている工場にヘルプをお願いしました。
バイオガスのための発酵槽
以前から動物や人糞の有効活用としてバイオガス・液肥の利用を考えていましたが、難しく見え中々手が出せませんでした。運よく今年の5月にバイオガスを有効活用している埼玉県小川町を視察することができ、身近に感じられるようになりました。ネットで様々な発酵槽を調べ、自分たちの手で作れそうなものを選びました。
発酵槽を作るもう一つのきっかけは、最近マシセア地区の農家たちの間に線虫が発生し、線虫の残した穴から入り込むカビによって、サッチャインチが枯れるのをよく見かけるようになっています。液肥にはカビをコントロールする作用もあると聞いていますので、バイオガス以外に、液肥の効果に大きな期待を持っています。 続く・・・ |