• もっと見る

ペルーアマゾン便り

南米ペルーのアマゾン地域でNPOアルコイリスが行っている国際協力事業を中心に報告するブログリポートです。対象地域はペルーの中央ジャングルにあるウカヤリ州で、主にアグロフォレストリーを中心とした、コミュニティトレードと伝統植物の活用促進を目的としています。
このブログではNPOアルコイリスの活動と自分が参加している日系社会、それからペルーの情報を記載しています。


プロフィール

Amazonさんの画像
NPOアルコイリス!!!
カテゴリアーカイブ
<< 2019年11月 >>
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
Google

Web全体
このブログの中
最新記事
リンク集
最新コメント
Amazon
ガーディアンの家のリフォーム (11/06) Amazon
Copal (11/06) くらしげ
Copal (11/06) yuki
Copal (11/06) スカウトチーム
マクロとミクロの世界 (10/06) Trip-Partner 範國
サンタ・マリア (07/05) カメ
ガーディアンの家のリフォーム (05/20) Amazon
KIZUNA農園9月の定期視察 (10/03) カメ
KIZUNA農園9月の定期視察 (10/02) 渋谷恵子
グリーンナッツとは? (11/21)
最新トラックバック
犬山城 (01/27)
https://blog.canpan.info/pucallpa/index1_0.rdf
https://blog.canpan.info/pucallpa/index2_0.xml
バイオガスの新しい貯留方法 [2012年10月20日(Sat)]

以前プカルパで購入したビニール袋で貯留を試みましたが、いろいろな箇所に穴が開いており失敗しましたので、リマで4mmの厚いビニール袋を購入しました。これぐらいの厚さであればガス漏れの心配はないかと思います。

PENT4250.JPG
早速、買った袋を取り付けている様子です。


PENT4252.JPG
ライン作業長も積極的に
手伝ってくれています。


PENT4244.JPG
長さ5m近くのビニール袋ですので、
いっぱいになるのにかなり時間が
かかると思います。


バイオガスでの調理 ビデオ編 [2012年09月21日(Fri)]

牛糞を活用した、バイオガスで初めて目玉焼きを調理したときの様子を簡単なビデオにまとめてみました。ビデオですとバイオガス特有の炎が見れますので写真より実感がわきやすいと思います。興味のある方は是非覗いてみてください。



バイオガスで初めて調理を [2012年09月19日(Wed)]

R1066699.JPG
バイオガスが連続的に生産できるように
なったので、どう溜めるかが課題として
残りました。
今回、市場で手に入れた円柱状のポリエチレン袋を
試して見ましたが、中々膨らみませんでした。


R1066850.JPG
コンプレッサーで空気を入れて、
穴を探していたら、数ヶ所に穴が
見つかりました。ガムテープで何とか
穴をふさごうとしましたが、上手く行かず、
結局はリマでもう少し厚いポリエチレン袋を
購入することになりました。


R1066845.JPG
前回の出張で手作りバイオガスコンロ
作ったので、今回は調理が出来るかに
チャレンジしてみました。


R1066842.JPG
調理しているとガスの圧力が足りず、
度々消えてしまうので、重みをつけることに
しました。


R1066843.JPG
チューブに重みをつけたら
上手く調理が出来るようになりました。
トラックのタイヤのチューブで
大体15分の調理が可能です。
早くポリエチレン袋を手に入れて、
大量にバイオガスを貯蔵できるように
したいと思っています。


R1066841.JPG
液肥も順調にとれるようになりました。
ある程度たまったら、サッチャインチ農園に
持って行きたいと思っています。


手作りバイオガス・コンロ [2012年09月01日(Sat)]
牛糞を活用したバイオガスが作れるようになりましたので、今度はどうガスを使うかを工夫する必要がありました。通常のガスコンロに接続しても、圧力が足りず、コンロが点火しませんでした。

自分たちが持っている材料で何かできないかと考えていたら、次のコンロが出来上がりました。

R1066691.JPG
長い金属管は元々農薬をまくときに
使われるタンクの中にあった部品です。
運よく下部にネジせんがあり、
簡単に部品を接続することが出来ました。


R1066683.JPG
点火をしてみたら、
いつもより大きな青い炎が出ました。
来れであれば調理が出来ます〜〜〜。
次回は何かを調理してみたいと思います


バイオガスの生産が始まってから、1日おきのペースで行わなければいけないのが、原料となる牛糞の投入です。

R1066560.JPG
大学の牧場で分けてもらった牛糞です。

R1066567.JPG
牛糞と水を5対1の割合で薄めています。

R1066563.JPG
発酵槽への投入です。


バイオガス貯留の工夫 [2012年08月28日(Tue)]

牛糞発酵によるバイオガス作りに成功しましたが、今後は取れたバイオガスをどう貯留するか工夫する必要がありました。低コストで、プカルパでも手に入りやすいものをいろいろ考えていましたが、今回は貯留と持ち運びも可能なチューブを選びました。プカルパ市内ではよく見かける、大型トラックのパンク修理専門店で古いチューブを安く分けてもらい、空気漏れの箇所を直してもらいました。

R1066555.JPG
早速、チューブを発酵槽に
つなげてみました。(7月23日)


R1066556.JPG
ガスの出入りを
コントロールするために
つけてみました。


R1066596.JPG
1日経っただけで
これだけ膨らみました
(7月24日)


R1066605.JPG
3日後にはチューブはいっぱいになりました。
チューブを購入したときは
「大きすぎるのではないか」と
みんな心配していましたが、
使ってみると、バイオガス貯留には
小さすぎることが分かりました。


R1066575.JPG
溜まっているバイオガスは本当に
燃えるかどうか試して見ました。


R1066606.JPG
昼間バイオガスを燃やすと
炎は殆ど見えませんが、
夜には綺麗な青へと変わります。


初めてのバイオガス作りに成功 [2012年08月22日(Wed)]

7月の終わり頃(7月25日)にバイオガスの発酵槽に牛糞を初投下し、今日初めてガスが点きました!!!日本にいた頃からバイオガスの活用は一つの夢でしたので、本当にうれしい達成です。

先週まで、何も出ていなかったので心配していました。発酵槽をいろいろ調べた結果、匂いがするのを見つけ、投入パイプと発酵槽の間からガス漏れがあるのに気が付きました。すぐにシリコンで埋め込み、ガス漏れの問題を抑えました。

RIMG6891.JPG
ガス漏れを起こした箇所です。


R1066545.JPG
プラスチック製の糊を使っていましたが、
それでもガス漏れをおこし、今回は
シリコンを大量につけました。


R1066541.JPG
シリコンをつけてから1週間、
恐る恐る火を点けてみると
バイオガスに火が点きました!!!
身体の奥から喜びに満たされる瞬間でした。


R1066535.JPG
インターネットでも見ていましたが、
バイオガスの炎は綺麗な青色です。


R1066535 (2).JPG
発酵槽を作り始めた頃から
ライン作業長は一緒に
手伝ってくれていましたので
炎が点くのを見て、本当に嬉しそうな
表情を浮かべていました。
半信半疑だった農業技師にもすぐに
電話で連絡をし
「僕も見たいから明日まで少し残してね」と
嬉しそうに言っていました。


牛糞でバイオガスが作れるのを立証することが出来ましたので、次は他の生ごみやサッチャインチのオカラで出来ないかを試そうと思っています。それから、明日から毎日原料を入れようと思っていますので、液肥がたくさん作れるようになります。液肥はカビに効果があると聞いていますので、サッチャインチ畑でもその効果を見てみたいと思っています。現在、マシセアは線虫と線虫に続くカビの問題で全滅しているところもありますので、液肥が大きな希望となる可能性があります。

発酵槽を作るときに使った材料をコストの面で少し工夫すれば、農家たちは喜んで生活に取り入れると信じています。


バイオマスの初投下 [2012年07月25日(Wed)]

RIMG6899.JPG
ネットで見つけた情報の指示通り
集めた牛糞を3対1(水3、糞1)の
割合で溶かしている様子です。


RIMG6901.JPG
バイオマスの初投下です。


RIMG6903.JPG
慣れていない作業ですので
結構こぼしたりしました。


PENT2961.JPG
気をつけながら投下していましたが、
結局入れ過ぎて、液肥の出口から
大量に漏れました。
僕のズボン、靴に大量にかかりました(涙)。


PENT2964.JPG
後片付けは結構大変でした〜。


これで15〜30日間待つのみとなりました〜。楽しみです。


バイオマス探し [2012年07月24日(Tue)]
バイオガスの発酵槽を試すために、ウカヤリ国立大学の牧場から牛糞を少し分けてもらいました。僕たちが行ったときは丁度、牛が放牧されており、楽に糞を集めることが出来ました。

RIMG6895.JPG
大学の一番奥にある
牧場です。牛は全て牧草を食べるために
出ていました。


PENT2943.JPG
ライン作業長と牛糞を
集めている様子です。


PENT2954.JPG
今回はバケツ3個分の
牛糞を集めました。


PENT2955.JPG
ここでも三輪貨物バイクが
大活躍です。
もしこのバイクがなければ
結構大変な作業となっていました。
工場から牧場までは約3Kmあると
思います。


僕は大学で獣医学科を勉強しましたので、牧場では懐かしい匂いを感じました〜。従兄弟や妻は牛糞を少し気持ち悪がっていましたが、僕は大学では毎日の様に触っていましたので全然OKです。

バイオガス発酵タンクの完成 [2012年07月23日(Mon)]
自分たちで作ったバイオガス発酵タンクには液漏れがあったので、車やバイクのゴムの部品を作っている工場にヘルプをお願いしました。

PENT2753.JPG
液漏れの箇所を説明している様子です。


PENT2755.JPG
専門家ですので、簡単に解決できると
言っていましたが、見積が思った以上に
高くびっくりしました。
他の手が思いつかないので、
仕方なくお願いしました。


RIMG6891.JPG
さすが専門家の仕事だけあって
ぴったりでした。


RIMG6889.JPG
こちらも綺麗な出来栄えでした。


RIMG6893.JPG
バイオガスが出るための
パイプを自分たちでつけました。


RIMG6892.JPG
完成です!!!


バイオガスのための発酵槽 [2012年07月17日(Tue)]
以前から動物や人糞の有効活用としてバイオガス・液肥の利用を考えていましたが、難しく見え中々手が出せませんでした。運よく今年の5月にバイオガスを有効活用している埼玉県小川町を視察することができ、身近に感じられるようになりました。ネットで様々な発酵槽を調べ、自分たちの手で作れそうなものを選びました。

発酵槽を作るもう一つのきっかけは、最近マシセア地区の農家たちの間に線虫が発生し、線虫の残した穴から入り込むカビによって、サッチャインチが枯れるのをよく見かけるようになっています。液肥にはカビをコントロールする作用もあると聞いていますので、バイオガス以外に、液肥の効果に大きな期待を持っています。

biodigestor-casero-51.jpg
ネットで見つけた
小型のバイオガス発酵槽です。


RIMG6640.JPG
プカルパの第1市場で見つけた
プラスチックの容器(容量約250L)です。


RIMG6645.JPG
工場に帰って早速作業を
始めました。
ライン作業長はやる気満々で
あれこれ手伝ってくれました。


RIMG6647.JPG
なんとか形にすることが出来ましたが、
後は水漏れ、ガス漏れがないかを
試す必要があります。


RIMG6646.JPG
液漏れがないようにバイクのチューブを使いましたが
残念ながら水を入れて試したら、
上の排水口(液肥が出る箇所)
からわずかに漏れるのを
見つけました。


続く・・・