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ペルーアマゾン便り

南米ペルーのアマゾン地域でNPOアルコイリスが行っている国際協力事業を中心に報告するブログリポートです。対象地域はペルーの中央ジャングルにあるウカヤリ州で、主にアグロフォレストリーを中心とした、コミュニティトレードと伝統植物の活用促進を目的としています。
このブログではNPOアルコイリスの活動と自分が参加している日系社会、それからペルーの情報を記載しています。


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手作りソーラーウォーターヒーターE [2015年04月12日(Sun)]

DSC_0152.JPG
3月にタンク台にタンクを乗せましたが、
仕事が忙しく、その後作業を進めることが
出来ませんでした。

DSC_0132.JPG
1ヶ月近く経ってから、やっと時間を
作ることができ、パネルとなる台を
作りました。

DSC_0148.JPG
少しずつ集めたペットボトルを切って、
黒いホース(点滴灌漑用)に重ねて
入れていきました。

DSC_0129.JPG
インターネットで見た限り、
ペットボトルを2重にした方が、
温度上昇が良いとされていたので、
今回、600tのペットボトルと3Lの
ペットボトルを使って2重につけました。

DSC_0277.JPG
ペットボトルとホースの列を合わせている
様子です。

R1078655.JPG
今回集められたペットボトルで、
16列作ることができました。
今後これらの列を増やし行きたいと
思っています。

R1078662.JPG
非常にいい天気だったのに、
突然大雨が降り、作業を
中断しなければいけませんでした。


パネルの列を増やす必要はありますが、天気のいい日にどれだけ水の温度が上昇するかが楽しみです。この技術が上手く行けば、マキの量の節約とマキを集めたり、割ったりする作業を減らすことが出来るので、みんなで期待しています。

手作りソーラーウォーターヒーターD [2015年03月14日(Sat)]

R1078600.JPG
木クズをボンドで貼りつけた
タンクを出来上がったタンク台に
乗せてからピッチを塗ることに
しました。

R1078608.JPG
5人でやっとタンクを台に
上げることができました。

PENT4368.JPG
以前にも紹介したピッチです。

PENT4372.JPG
火でピッチを溶かしている
様子です。

R1078613.JPG
今回はピッチを塗りやすくするため、
マシセア地区で使われている工夫を
活かそうと思いました。
マシセアでは舟の穴や裂け目にピッチを
塗ることが多く、広範囲にわたる場合、
使用済みのエンジンオイルとディーゼルで
薄めてから使っているそうです。
マシセア出身の若い技師たちはこの作業を
やった経験があり、今回お願いして手伝って
もらいました。

DSC_0270.JPG
半日かけてやっと写真の
状態となりました。
これで雨が来てもOKです。


ピッチは熱い状態で塗らなければいけないので、慎重に作業を進めなければいけません・・・それでも今回はあちこち火傷してしまいました(涙)・・・手、腕、足などについたピッチは洗っても落ちないので、レオさんに聞いてみたところ「ガソリンで落とせばいいんだよ〜。この年になってそんなことも分からないの〜?」と笑われました・・・

手作りソーラーウォーターヒーターC [2015年03月08日(Sun)]
R1077196.JPG
ウォーターヒーターのための水のタンクですが、
断熱材が必要で、いろいろ調べましたが、どれも
値段が高く、農家は真似しにくいと思いました。
そこで手に入りやすい木クズをボンドで
貼り付けるアイデアが出てきました。
(2014年9月の写真です)

R1077264.JPG
木工工場から譲ってもらった
木クズです。

R1077260.JPG
木クズをボンドと混ぜている様子です。

R1077201.JPG

R1077246.JPG
この日はボンドが切れて、
これ以上作業を進めることが
出来ませんでした。
想像していた以上にボンドが必要で、
最初は安いと思っていた選択が、
ボンド代でかなり上がって来ました・・・
それから、かなりの量の木クズ+ボンドを
タンクに貼って行きましたので、完全に
乾くまで1週間以上かかっていました。

R1078504.JPG
仕事で忙しくて、この作業は中々
進めることができませんでしたが、
数か月かけてやっと写真の様に
仕上げることができました。
最後には非常に細かい木クズを使って、
裂け目や小さな穴を埋めていきました。
(2015年2月の写真です)


このタンクに残された作業は雨に濡れても大丈夫にするため、ピッチを塗りつけるだけとなりました。

手作りソーラーウォーターヒーター B [2014年09月21日(Sun)]

PENT4391.JPG
穴掘り機で作業を終えたところ、
Horconと現地で呼ばれている
Quinillaの角材を埋め込みました。
これは柱となる部分です〜。

PENT4395.JPG
強度を増すため、
セメントを流しました。

PENT4396.JPG
レオさんも積極的に
手伝ってくれました。
いつも70歳を超えていると思えない力を
発揮するのでいつも驚かされています。

PENT4401.JPG
途中から9月にも関わらず大雨に降られましたが、
セメントに砂利と水を混ぜていましたので、
作業を止めることが出来ず、
ずぶ濡れになりながら最後まで
続けました。

PENT4410.JPG
直ぐ止むと思っていましたが、
途中から雨が強くなりました。

PENT4421.JPG
作ったセメントが終わったところで
今回の作業を終わりにしました〜。
慣れていない作業で、その上大雨が降ったため
疲労感は大きかったです。


続く・・・

手作りソーラーウォーターヒーター A [2014年09月21日(Sun)]

PENT4365.JPG
土に埋め込まれる木材が
長持ちするためアスファルトの一種を
溶かして塗ります。ネットで探したところ
「ピッチや歴青」と呼ばれているそうです。

PENT4372.JPG
Campo Verde地区の建築材料屋で
購入したピッチを溶かしている
様子です。

PENT4353.JPG
木材に溶かしたピッチを
支えとなる木材に塗っている様子です。

PENT4360.JPG

PENT4374.JPG
水のタンク(1.1トン)を乗せるための
台を造る場所を決めて、大きさを測っている
様です。

PENT4379.JPG
場所が決まったら早速
穴掘り機で約1.1メーター
掘って行きます。この作業は
慣れていないと本当に大変で、
途中から腕の力がなくなって行きます。

PENT4387.JPG
1.1メーター分掘ると娘がすっぽり
入ってしまいます〜。

PENT4382.JPG
L作業長とレオさんと一緒に
穴掘り作業を進めました〜。


続く・・・


手作りソーラーウォーターヒーター [2014年09月20日(Sat)]
以前からペットボトルを活用したソーラーウォーターヒーターを作りたいと思っていましたが、中々時間が取れず数年が経ってしまいました。クスコ州に仕事で行く様になって、高山でのウォーターヒーターの必要性を見て、作る決心が強くなりました。

T技師やL作業長と相談したところ、週末を利用して作ることになりました。


water heater.jpeg
ネットで公開されている
手作りのソーラーウォーターヒーターです。
我々は写真のものより大きいものを
作る予定です(水1トン分)。

R1077077.JPG
早速、水のタンクを乗せるための
台に必要な木材をCampo Verde地区で
探しました。

R1077075.JPG
質の良い木材は中々見つからず、
1ヵ所だけQuinillaの木材が
売られていました。
値段はプカルパより多少高かったですが、
移動費と運ぶ時間を考えるとこの店で
購入することにしました。

R1077074.JPG
三輪バイクに木材をいざ乗せてみると
思っていた以上に多く、バイクの容量
ギリギリの重さとなってしまいました。

R1077086.JPG
Kizuna農園に購入したときからある、
古いトイレや屋根にシロアリが大量に
発生し、崩れかけていましたが、
使えそうな木材がいくつかあったので、
リサイクルすることにしました。

PENT4376.JPG
農園のトイレの屋根をそのまま
取りだし、ペットボトルやホースを
並べるための台にする予定です。



続く・・・

傘からソーラークッカー作り [2012年06月05日(Tue)]
先週、試したパネル型反射式ソーラークッカーは簡単に作れて、持ち運びが出来るので便利ですが、効率を上げるために鍋を囲むビニール袋が必要だったり、調理に時間がかかると言う欠点があります。そこでパラボラ型ソーラークッカーに挑戦しみました。

スクラップ屋にはパラボラアンテナが見つからなかったので、市場で安い傘を購入し、試して見ました。

RIMG0287.JPG
傘にアルミホイルを
ボンドでつけている様子です。


RIMG0294.JPG
最後の仕上げです。


RIMG0301.JPG
出来上がりです。
今回はいろいろあって、
2日もけて作り上げました。


RIMG0303.JPG
出来上がったソーラークッカーを
外に出して、反射を確認している
様子です。
夕方ごろでしたので、この日調理の試作は
残念ながら出来ませんでした。


RIMG0323.JPG
翌日、朝早くから晴れていたので、
調理の試作を始めましたが、
30分もしないうちに曇ってしまい、
試作を途中であきらめるしかありませんでした(涙)。


調理の試作はまだ出来ていませんが、以前のソーラークッカーと比較して温度上昇は早そうです。明日、晴れていれば調理試作にもう一度チャレンジし、温度計で温度上昇を確認したいと思っています。

ソーラークッカーで調理の試作 [2012年05月29日(Tue)]
ソーラークッカー作りの様子:https://blog.canpan.info/pucallpa/archive/327

翌日、朝早くから出来上がったソーラークッカー(パネル型反射式)を試そうと思っていましたが、朝7時には一面が霧で覆われていましたがく〜(落胆した顔)。「調理の試作は無理かな〜」と思っていましたが、9時半ごろ、気温が上がり、空も晴れて来ました。

RIMG0175.JPG
手元にあった鍋に
ジャガイモ2つと
水を少量入れて、
厚いビニールをかぶせました。


ビニールをかぶせなくても調理が出来るとネットにありましたが、かぶせた方が温度が上昇するとありましたので、今回はかぶせるやり方でチャレンジしてみました。

RIMG0173.JPG
40分ぐらいおいて
大学の研究室から借りた
温度計で温度を測ってみました。


RIMG0178.JPG
鍋の近いところでは
温度は90°C近くまで
上昇していました。


RIMG0186.JPG
2時間半で鍋べをとり
ジャガイモの加熱具合を
確認したら、1つは加熱のし過ぎで
崩れていました。


RIMG0187.JPG
崩れていない方も切ってみると
上手く茹であがっていました。


初めの手作りソーラークッカー試作でしたので、ジャガイモを食べながらみんなで感動していました。これであれば離れた農地でも持ち運びやすく、農家たちも使えると感じました。このパネル型反射式クッカーの短所は調理時間に時間がかかる(天気、中身、大きさ、量によって1〜6時間)というところにありますが、長所は加熱している間焦げる心配はないので、数時間ほっといても大丈夫なところです。農家であれば、朝作業に出かける前に準備をしておいて、帰る昼ごろに料理が出来上がっていると言う優れものです。

個人的に感じたこのソーラークッカーの特徴は
ー 低コスト
ー 作り方が単純
ー 材料が手に入りやすい
ー 調理する中身を用意すれば、それ以外の手間暇がかからない
ー 燃料を集めたり、買ったりする必要がない
ー 廃棄ガスが一切出ない
ー 持ち運び、収納が簡単
などなどです。

次回は日本の肉ジャガに似たペルー料理を作って見たいと思っています。

初めてのソーラークッカー [2012年05月29日(Tue)]

ロケットストーブが成功したので、次はソーラークッカーに挑戦してみました。ウカヤリ州の乾季では日差しは非常に強く、簡単に作れるのであれば、試して見なくてはと思いました。

ネットで様々なページの情報を集め、離れた農地でも手に入りやすい段ボール箱とアルミホイルで出来るものを選びました。今回参考にしたページです:http://rimstar.org/renewnrg/modified_cookit_solar_cooker.htm

RIMG0161.JPG
市場で分けてもらった段ボールで
ネットで見つけた図面通りにの型を
作っている様子です。


RIMG0164.JPG
組み立ててみると
写真の様な形となりました。


RIMG0166.JPG
ボンドでアルミホイルを
貼っている様子です。


RIMG0169.JPG
アルミホイルは切れやすいので
慎重に貼っていく必要があります。


RIMG0190.JPG
ボンドが乾くの待って、
出来上がりです。


今までソーラークッカーと言えば勝手に「パラボラ型」のものを連想しており、「農家たちと作り上げるのは難しそうだな〜」と思っていましたが、これであれば、数時間で簡単に作れます。後は本当に料理が作れるかどうか試して見なくてはいけません・・・

続く