マクロとミクロの世界
[2019年07月28日(Sun)]
不思議なビジョンが始まり、まずはマクロの世界を見ることが出来ました。自分の意思(魂?)が身体から離れて行く感覚をを感じ、まず見えたのはメディテーションポーズで座っている自分、周りの環境、農園、村、町の様子、更に離れて行くとアメリカン大陸が見え、地球全体が見え、地球の周りで浮遊する衛星や宇宙飛行の残骸や破片の数々、月、他の惑星、太陽系が見えました。マクロの世界を進めば、進むほど自分の存在が小さく感じて行き、更に、太陽系以外の銀河、星、無限に近い宇宙の広さをビジョンの中で見せられると、頭の中でいろいろな考えが花火の様に飛び交います・・・
今の世の中で人は長く生きれたとしても100年を超えることは稀であります。長い様ですが、地球誕生は46億年、宇宙誕生はその3倍近くの138億年だと言われていますので、宇宙時間で考えた場合、ホモ・サピエンス誕生の約20万年はつい最近のこととなります。今までの宇宙時間を24時間に置き換えた場合、ホモ・サピエンスが誕生したのは最後の1秒でしかなくなります。更に、人間の平均寿命は70〜80歳ですので、一人一人の人生は0.0004秒(80/20万)となってしまいます・・・ほんの一瞬でしかないと感じました・・・ここまで見せられてしまうと、自分の存在は「無」にしか感じず、宇宙が瞬きするだけで人間の人生は花火の様に散って行く様子が頭に浮かんでいきました・・・お金を持ってようが、持ってなからろうが、社会的に成功した、失敗したと言われようが、宇宙時間の前では関係ないほど、一瞬で終わってしまいます。
誰もが一度自分に問いかけたことがある疑問が飛び交いました:
• 人生の意味?成功とは何か?
• 人間社会の存在する意味、目的、価値は?
• 地球は一つの生命体であれば、人類は何?環境を破壊している病原?などなど
答えが見つからないまま、広大な宇宙から自分がいる場所まで飛んで帰って来ました。見慣れた風景が見え、町、農園、八角堂、自分、そしてそのまま自分の中に入って行きました。宇宙に飛んだときと同じ感覚を覚え、今度は内なる自分を見せられました・・・体内の臓器、血液、細胞、微生物、細胞器官、ミトコンドリア、ゴルジ体、リボソーム、細胞核、DNA、塩基、更に今度は原子レベル、素粒子、クォーク、フォトン、グラビトンなど・・・細胞の数は30兆以上、微生物は100兆以上、一つの細胞に含まれる原子数は1000兆、一つの原子は約50個の素粒子によって構成されているところまで考えてしまうと、ミクロの世界でも数え切れない「何か」が存在し、常に動いて、変化が絶えません・・・この段階でも頭が混乱し、ただ、ただ茫然します。
ここまで来てしまうと、マクロ宇宙とミクロ宇宙の絵は同じに見えてしまいます。臓器をつなぐ血管や神経は町をつなぐ道路や川、仕事をする細胞は人、原子の周りを飛ぶ電子は惑星の周りを飛ぶ衛星、素粒子レベルでも光景が繰り返されます・・・無限に感じられるほど・・・星の数が10の24乗個だと言われていますが、人間を構成する素粒子の数は300穰個(300万倍)になると言われています・・・
マクロ宇宙では「無」に感じられた自分の存在は今度は巨大な「無限」に感じられるようになりました。120日しか生きれない赤血球、数日しか生きれない微生物、マイクロ秒単位で変化する原子、素粒子にとっては人の70〜80年は非常に長い年月に相当します・・・
ビジョンの最後に不思議な声が聴こえ「人はマクロ宇宙の前では無でありながら、全てを含むミクロ宇宙の神的存在でもある。これは生命の大きなパラドックスであり・・・理解しない限り、お前が問いかけている疑問の本当の答えは見出せない。まずはその現実を見て、感じて、混乱し、そして理解する必要がある。そのときが来れば答えは自然の現れて来るはずだ」と言われました。