• もっと見る

ペルーアマゾン便り

南米ペルーのアマゾン地域でNPOアルコイリスが行っている国際協力事業を中心に報告するブログリポートです。対象地域はペルーの中央ジャングルにあるウカヤリ州で、主にアグロフォレストリーを中心とした、コミュニティトレードと伝統植物の活用促進を目的としています。
このブログではNPOアルコイリスの活動と自分が参加している日系社会、それからペルーの情報を記載しています。


プロフィール

Amazonさんの画像
NPOアルコイリス!!!
カテゴリアーカイブ
<< 2019年11月 >>
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
Google

Web全体
このブログの中
最新記事
リンク集
最新コメント
Amazon
ガーディアンの家のリフォーム (11/06) Amazon
Copal (11/06) くらしげ
Copal (11/06) yuki
Copal (11/06) スカウトチーム
マクロとミクロの世界 (10/06) Trip-Partner 範國
サンタ・マリア (07/05) カメ
ガーディアンの家のリフォーム (05/20) Amazon
KIZUNA農園9月の定期視察 (10/03) カメ
KIZUNA農園9月の定期視察 (10/02) 渋谷恵子
グリーンナッツとは? (11/21)
最新トラックバック
犬山城 (01/27)
https://blog.canpan.info/pucallpa/index1_0.rdf
https://blog.canpan.info/pucallpa/index2_0.xml
Ahuihua [2019年07月11日(Thu)]
Kizuna農園が回復し出してから、訪れてくれる動物の数は圧倒的に増えてきました。農園の周りは牧草地だったり、キャッサバ芋の単作農業だったりするので、餌を探しに:猿、狐、ハゲタカ、鷲、梟、アルマジロ、カワウソ、蛇、蝶々、蛾などなど。

今回は今年初めて巨大な蝶々の幼虫を見つけました。他の植物農園で以前見たことがありましたが、Kizuna農園で見るのは初めてです。この幼虫はアマゾンではAhuihua(アウイワ、学名:Brassolis sp.)と呼ばれ、伝統的に食用とされています。聞いた話では串にさして炭で焼いたり、Patarashca(バナナの葉でくるんだ魚や肉の蒸し焼き、若しくは炭火焼)にしたりして、食べているそうです。

ahuihua IMG_0570.JPG
今回農園で見つけたAhuihuaです。
大きさは10〜15cmあり、ギョッとする
大きさです。


Ahuihuaはチョウ目(チョウもく、学名:Lepidoptera)に分類され、ココナッツやパームヤシの若い葉っぱを大量に食べ、コントロールしないと植物を枯らします。生産農家にとっては大きな経済的打撃を与える害虫です。1匹の幼虫は生きているうちに500〜600平方センチもの葉っぱを食べると言われています。現在Kizuna農園では少ししかないので、特に問題はありませんが、大量に繁殖しだしたら、どうするか考えなければいけません。

チョウ目に分類されている幼虫のタンパク質含有は20〜60%もあるとされ、動物の飼料としていくつかの論文が発表されています。個人的には僕はSuriを何度か食べたことはありますが、このAhuihuaはまだありません。



ahuihua R1079078.JPG
生では勿論食べる勇気はないと思いますが、
料理で出されても食べられる自信はありません。
個人的には形を崩してハンバーガーなどにすれば
食べられると思います。

ahuihua IMG_0573.JPG
色も生々しいので
初めて食べた人はかなり
チャレンジ精神あったと思います。

AhuihuaIMG_0576.JPG
今年の4月に撮った写真です。
チャレンジしたい人たちはこの時期に
来れば出会える可能性は高くなると
思います。


皆さんはこのAhuihuaを食べる勇気ありますか?


トラックバック
※トラックバックの受付は終了しました
コメント