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ペルーアマゾン便り

南米ペルーのアマゾン地域でNPOアルコイリスが行っている国際協力事業を中心に報告するブログリポートです。対象地域はペルーの中央ジャングルにあるウカヤリ州で、主にアグロフォレストリーを中心とした、コミュニティトレードと伝統植物の活用促進を目的としています。
このブログではNPOアルコイリスの活動と自分が参加している日系社会、それからペルーの情報を記載しています。


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鶏の保存加工 [2015年04月14日(Tue)]

4月久しぶりに食品加工専門家の按田さんがプカルパに来てくれました。今回は、サッチャインチオイル、オカラやアグロフォレストリー農園で採れる食材で新しいレシピを考えだし、将来的にプロジェクト参加農家に紹介できるように小冊子(レシピ本)作りが課題でした。

以前にも紹介しましたが、按田専門家は「冷蔵庫いらずのレシピ」と言う本を書いており、電気が殆どないマシセア地区ではこの様な保存加工技術と工夫が必要とされています。「食」、「栄養改善」を通じていかに農家たちのQOL(生活の質)が改善できるかがプロジェクトの大きな課題です。

アマゾン地域では食べるものがないと言うよりは、食べ方に偏りがあったり、収穫シーズンだけ果物が食べれたりするので、国が行う調査ではウカヤリ州(特に農地)は「慢性栄養失調」が高いとされています。按田専門家の技術を農家たちに伝えることが出来れば、収穫期で無駄になる果物、野菜、それから動物性タンパクを保存加工し、長く食べれる様にすれば、慢性栄養失調はかなり改善されると思っています。加えて、良質なタンパク質を多く含むサッチャインチのオカラや、ビタミンの宝庫であるモリンガの葉っぱを積極的にとる様にすれば、農家たちのQOLがかなり改善されると思っています。

今回、按田専門家が実践した鶏肉の保存加工を紹介したいと思います。

IMG_6909.JPG
電気がない農地での動物性タンパクの保存は
あまり行われていなく、殆どの場合は新鮮なうちに
食べてしまうことが多いです。魚がたくさんとれた
場合は塩漬けにすることはありますが、鶏などを捌けば、
丸ごとスープにしたり、油で揚げたりして、
1〜2日のうちに食べてしまいます。
按田専門家は「鶏一匹分あれば工夫次第で1週間は
食べられるよ」と言っていました。
今回はこの実践を行いながら、写真撮影を
続けました。

IMG_7089.JPG
骨についてる肉などを中心に
ミンチ肉を作り、発酵を促すために
マサトの素を入れています。

IMG_7104.JPG
ハーブ、塩をよく混ぜています。

IMG_7214.JPG
出来たものをバナナの葉っぱで
包めば完成です。
この状態でミンチの鶏肉は1週間以上
保存出来ます。もちろん塩の加減が
大切です。

IMG_7753.JPG
1週間経っても、写真の様に
綺麗な色が保たれ、匂いも
美味しそうでした。


「骨はスープにして、その日のうちに食べる分以外は発酵保存すれば、毎日少量肉が食べられる様になるよ。電気がなくても農家たちが簡単に出来る工夫だよ」と按田専門家がコメントしていました。



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