アマゾンの伝統料理SURI
[2010年07月05日(Mon)]
ペルーアマゾンでは「Suri(スリ、蝶の幼虫)」は 美味な食材として食べられています。Suriは「Aguaje(アグア へ)」と呼ばれる果物の木の中に育つ幼虫です。Aguajeの栽培地では、何本か木を切り倒して、幼虫が育ちやすくし、収穫期が終わった後 に、Suriのバーベキューを楽しむのが習慣だと聞きました。
今回のプカルパ出張で大橋理事と食べようと試みましたが、運よく?運悪く?売り切れていてありませんでした。次回は是非チャレンジしまよう〜。
2007年にイキトス市に行ったときチャレンジしてみましたので、そのときのブログ日記を紹介します。
2007年イキトスから〜
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大学の頃、ジャングル出身の友達から何度もSuriの話しを聞いていましたが、虫を食べるのは・・・「自分では絶対食べないだろう」と 思っていました。でもペルーアマゾンの取材で行った際、現地案内人のアルマンド氏が「是非食べさせたいものがあるから」と言って、バイクで15 分ぐらい離れた市場に連れてってくれました。「これを食べなきゃ〜、ジャングルを満喫したと言えないよ〜」といわれ、勝手にオーダーを取りました。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
生きたSuriを見れば、見るほど食欲が落ちます・・・
アルマンド氏は「Suriの串焼きは美味しい〜、皮はカリッとしていて、中は トロッとしている。そしてちょっと甘みがある。この幼虫はAguajeの木だけを食べているから、非常に栄養分と味がいいよ〜」と一生懸命 説明してくれていましたが・・・なかなか美味しそうには見えませんでした。
アルマンド氏の熱心な説得もあって、串焼きSuriは何とか勇気だして、食べてみました〜!!!味は確かに悪くありませんが、昆虫のイメージが強く、美味しく食べることができませんでした。
「やっと終わったよ〜」と思っていたら、ガイドが立ち上がって、何やらお店のおばちゃんと交渉し始めたのです。そしたら、生きたSuriを持ってきて、お皿に乗せてくれました。「さ〜今度は生きたままの味を堪能しなきゃ〜」と言ってくれました。。。「うわ〜これは勘弁して〜、これだけはダメ〜」と言っても、笑顔で 「さ〜男として勇気を出して、パックッと〜」。。。
「うううう〜、動いているよ・・・」と思いながら、手に取ってみましたが、なかなか口に運ぶことが出来ませんでした。「これはダメだ〜」とあきらめかけ、ガイドに 「手本見せてよ〜」と頼んだら、美味しそうに半分パクッといきました。「うわ〜見ているだけで気持ち悪いよ〜」と思いながら、残ったSuriの半分 をお皿にもう一度乗せてくれました。Suriの頭がまだ動いていたので、そのままかじることができず、ナイフとフォークでちょっと切って、口の中に入れました。口の中に入ってしまえば、たいしたことないですが、それまでに勇気が必要です。味は焼いたときとは違って、ちょっと甘みがあって、美味しいです。
ビデオレポートもありますのでよかったら覗いてみてください:
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コメントですね〜。みんな大体
反対のことをいいますよね〜。