ISHANGA
[2011年02月13日(Sun)]
12月の火事で工場の柵の一部が燃え、生えていた植物が死んでしまいました。ライン作業長が代わる植物をいくつか植え、その中の一つに「ISHANGA(イシャンガ)」を見つけました。一昨年チャンチャマヨ地域に行ったときも同じ植物が話題となり、記憶に残っていました。チャンチャマヨでは「CHALANCA(チャランカ)」と呼ばれていました。
以前紹介したブログです:CHALANCA
イシャンガの幹です。
葉っぱにはより細い刺毛があります。
今回、植えられたばかりでまだ葉っぱはなかったので、
写真を撮ることが出来ませんでした。
前のアルコイリスプロジェクト現地コーディネーターが
以前のブログで紹介していたので、写真をコピーして、
載せたいと思います。
葉っぱにはより細い刺毛があります。
今回、植えられたばかりでまだ葉っぱはなかったので、
写真を撮ることが出来ませんでした。
前のアルコイリスプロジェクト現地コーディネーターが
以前のブログで紹介していたので、写真をコピーして、
載せたいと思います。
イシャンガの葉です。
ネットで調べたら「イラクサ科」の植物だとわかりました。それから、葉や茎など全草に細かい刺がありアセチルコリンとヒスタミンが含まれているので触ると痛いし、蕁麻疹を起こすとありました。
僕も実際に何度か触って見たことがありますが、刺毛の細さから想像できない刺痛が走ります。ライン作業長の話では「筋肉痛、関節痛、神経痛、頭痛、腹痛」など様々な痛みによいとされているそうです。ライン作業長も去年事故にあい、鎖骨、上腕骨を骨折し、治療後、肩を上げることが出来ず、握力もほとんどない状態となっていました。病院のリハビリをやっても思うような回復がなく、行くのを辞め、自分で「ISHANGA」を痛みの部位に押し付け始めたそうです。そしたら回復スピードが上がり、今では事故がなかったかのように動かせています。
考えてみると鍼治療と共通する部分があり、鍼理論では異物を体に刺すことにより、抹消循環の改善、痛みの緩和、局所免疫の増加作用があるとわかっています。「ISHANGA」の場合はアセチルコリンとヒスタミンが含まれるので、鍼より大きい局所作用があると思われます。そのかわり、それだけ痛いです・・・ジャングルでもし五十肩、関節痛、激しい筋肉痛に遭遇すれば、試してみる価値はあるかもしれません。
東洋で始まった鍼灸ですが、遠いアマゾンジャングルでも似たような発想で伝統治療を昔から行っていたのが驚きです。