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放射線災害医療サマーセミナー2014 終了しました! [2014年09月10日(Wed)]
8月18日から6日間、福島県でサマーセミナーを開催、北海道から九州まで全国22名(海外より1名)が参加しました。
3日間の講義・実習の後、南相馬市、川内村、福島第二原発のフィールドを訪問、福島の人々と直接対話させていただく大変貴重な機会にも恵まれ、普段大学での講義では教わることがない「現場での体験」となりました。
当財団、福島県立医科大学、長崎大学3者共催の初めてのサマーセミナーでしたが、関係者皆さまのご支援、ご協力のもと無事終了出来ましたことを心より感謝いたします。

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Posted by shf at 19:53
放射線災害医療サマーセミナー2014 [2014年08月14日(Thu)]

今年度からスタートしたサマーセミナーが8月18日より福島県で開催します。
学生を対象とし、福島県立医科大学、長崎大学と共催、放射能や災害についての基礎知識を修得し、特殊な事例としての放射線災害への理解を深めることを目的としています。

全国より22名が参加し、福島県立医科大学で3日間講義後、南相馬市、川内村、東京電力第二原発等のフィールドを訪問します。

セミナーの様子を紹介していきたいと思います。

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Posted by shf at 09:53
2014年WHO笹川健康賞受賞者決定 [2014年03月11日(Tue)]
2014年WHO笹川健康賞の選考委員会か、1月、WHO本部
(スイス・ジュネーブ)で行われ受賞者が決定しました。

受賞者  ドミニカ共和国(団体)
     Patronato de Luchia contra la Lepra inc.

同国のハンセン病対策活動に尽力している団体です。
授与式は来る5月22日、ジュネーブで開催の世界保健総会で
行われます。

詳細は下記サイトをご参照ください。
WHO笹川健康賞
http://www.smhf.or.jp/public_health/commendation/who/
http://www.who.int/governance/awards/sasakawa/en/index.html
 
Posted by shf at 09:51
マダガスカル共和国の子どもへの支援〜手術の決定 [2013年09月20日(Fri)]

患者さんの診察は陽が暮れるころまでかかりました。診察した患者さんはとても多いのですが、さまざまな理由により全員の手術はかないません。

貧困により1日1食という家庭も多く、タンパク質など栄養のある食事がとれないため出産した母親の母乳が出なかったり、子どもに十分な食事を食べさせられないなどにより、発育が十分でない子どもとても多い状況です。
また、一定の身長や体重があっても、患者さんの顔つきや態度などを医師が確認し、総合的に判断をします。
子どもの口唇口蓋裂の手術は、全身麻酔により行われます。日本で手術を行う場合、術前に患者さんの全身状態の検査が行われていますが、現地で検査は出来ないため患者さんが麻酔や手術に対応できるか、慎重に確認しています。

先生が患者さんの両親に、「お子さんが小さいので来年にしましょう」と告げると家族はとても悲しそうに帰っていきます。
患者さんが多く、滞在中手術が予定できない患者さんの母親に「今年は手術予定が一杯になってしまったので来年に」と断ると、泣き出しそうになる母親も多くいます。
数日前からクリニックアベマリア病院まで片道何時間も歩いたり、バスを乗り継いで来て、何日もじっと子どもを抱き医師の診察を待っていたのですから当然ですね。
しかし断ることもこのような医療支援活動にはとても重要です。

その理由の1つは、なるべく夜間連続して手術を行わないためです。
日本の医療機関の手術室は、24時間一定の明るさや室温が保たれている所が多いですが、現地の手術室に電灯はありますが、夕方になると室内がとても暗くなります。小さい患者さんの大半は、初めて麻酔をし手術を受けているため、手術中に状態の変化が起こることも考えられます。
一人でも多くの患者さんの治療を望むと同時に、より安全な環境下で患者さんの治療が実施できるようチーム全体で努力しています。

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  西陽が当たる時間は術者の背中が暑くなり、陽が暮れると
  すーっと涼しくなります。
  室温も自然のままの状態です。
Posted by shf at 16:20
マダガスカル医療支援報告会が終了しました! [2013年09月10日(Tue)]

皆さま

昨日9月9日、「マダガスカル医療支援報告会」を当財団ビル8階で開催いたしました。

当財団では、2012年度より、同国における子どもを中心とした口唇口蓋裂治療実施のため、昭和大学の専門家を現地に派遣し手術を実施しています。

報告会開催は今回初めての企画でしたが、活動に賛同いただいている寄付者の方、器械・医薬品等を寄贈いただいている業者や航空会社の方、現場で医療活動をいただいた専門家並び支援者の方、学生の方など70人以上の方に参加いただきました。

和やかな雰囲気の中、形成外科医、麻酔科医、看護師、学生の4名それぞれが、現地活動の状況や活動を通じで感じたことなどを報告いただきました。

お忙しい中、参加いただいた皆さま、報告をいただいた方々、どうもありがとうございました。
今後も本活動へのご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。

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Posted by shf at 15:19
マダガスカル共和国の子どもへの支援〜診察開始! [2013年08月16日(Fri)]

6月19日、車で3時間かけてアンチラベ市のクリニックアベマリア病院に到着しました。
修道院の関係者への挨拶の後、昼食を済ませ早速患者さんの診察がはじまります。

これまではミッション系のラジオ放送で日本の医療チームが口唇口蓋裂の治療のためクリニックアベマリア病院に来ることを放送していました。昨年は、到着した日の午後では診察が終わらないほど沢山の患者さんが順番を待たれていました。
今回は、ラジオでの放送はしなかったそうですが、数日前から患者さんが徐々に増え診察を待たれていました。

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         診察を待つ患者さんたち

名前を呼び、まず身長と体重を測定し、その後、医師による診察がはじまります。
年齢、性別、生年月日、症状を確認し、家族構成、両親の職業などカルテに記載します。多くの子どもは栄養状態が悪いため、年齢による平均体重を満たしていません。また体重が十分あっても全身麻酔による手術に適応できるかどうか、子どもの表情、体格、全身の様子など総合的に医師の診断を仰ぎます。

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          専門家による診察の様子

マダガスカルではフランス語とマダガスカル語が公用語となっています。診察には通訳を介していますが、びっくりすることが沢山ありました。

母親に
「お子さんは何歳?いつ生まれましたか?」
と尋ねると、真剣な表情で
「たぶん3歳、、ぐらい。誕生日は、、、いつだったかしら?秋に生まれたのですが、、」と。

双子の男児を連れた若い両親もいました。
母親に「どちらがお兄さんですか? 名前は?」
と尋ねると、母親は旦那さんの顔を見ながら
「え〜っと、ロビンが兄だったかしら?」と自分が抱っこしている子どもを見ています。

日本では、母親が自分の子どもの生年月日や年齢、名前を答えられないことは稀ですが、マダガスカルの農村では、小さい頃から学校に行かず家族の労働力として田畑で働いたり、小さい兄弟の面倒をみたり、十分な教育を受けていない人が多いそうです。
また、今でも自宅で出産する人も多く、家に時計やレンダーがない家庭も多いそうです。

Posted by shf at 00:00
マダガスカル共和国の子どもへの支援〜アンチラベへ移動 [2013年08月14日(Wed)]

6月19日、ホテルで朝食を済ませ、借り上げた車両で170km南下、クリニックアベマリア病院のあるアンチラベ市へ移動します。
昨晩、アンタナナリボの空港に定刻の到着でしたが、荷物が出てくるのに時間がかかり一行がホテルに到着したのは日付がかわっていました。
50箱の段ボールは、別に借り上げた車両でアンチラベへ運びます。

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にぎやかな街の中心を過ぎると、のどかな田園地帯が一面に広がります。一行を乗せた車両の屋根にスースケースを積んでいるためスピードは出せません。アンチラベまでは約3時間の道のりです。

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途中の町の役場でトイレ休憩を済ませ、少し走ると道端で野菜を売っています。マダガスカルにもともと大根はなかったそうですが、日本の青年海外協力隊の農業指導で現地に定着したそうです。人参もとれたてで葉が青々しています。味も甘く、とても食べやすいです。

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滞在中、ここで買った人参をたっぷり入れてカレーを作りました。普段日本で人参は苦手という人も美味しいと食べていました。標高が1500m近くあり、畑の畦道にはきれいな水が流れています。日本でいう高原野菜の産地、というところでしょうか。

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そうこうしているうちに、クリニックアベマリア病院に到着しました。
Posted by shf at 10:00
マダガスカル共和国の子どもへの支援〜成田空港で [2013年08月13日(Tue)]
6月18日から7月2日の15日間、マダガスカル共和国、アンチラベ市のクリニックアベマリア病院に日本から医療チームを派遣しました。
滞在中、21名の手術が行われ、術後の経過は良好という報告を受けています。

今日は成田空港での様子と持参荷物について紹介させていただきます。

成田空港から12名が出発しました。手術に必要な薬品器材の大半は、現地で入手が難しいため、下の写真にあるように日本からすべて手持ちをしています。

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現地で特に入手が難しいのは、「滅菌済み」の器材や消耗品です。皆さんに一番わかりやすいものでは、手術に使用する手袋、手術室の中にいる人が着用している手術着や帽子、縫合糸や針などがあります。

手術用の手袋100枚入りを3箱、というような単純な準備ではありません。現場で使用する医療従事者の手の大きさ(サイズ)を事前に確認し、予定手術数に予備を加えて注文いただいています。また、必要な器材をすべて揃えるのではなく、あるもので代用していただくなど、常に柔軟な対応をいただいています。
今年は、事務局の荷物とあわせ50箱となりました。

1つでも荷物がなくなったら、現地の活動に支障をきたしてしまいます。段ボールには通し番号をふり、現地のアンタナナリボの空港でも、荷物の個数確認が一番重要でした。今回も日本からバンコクまで利用の日系航空会社の特別なご配慮により、タイのバンコク空港で飛行機を乗り換える際、預けた荷物はコンテナごと次の便(マダガスカル航空)に搭載していただきました。

皆さまのご支援、ご協力に感謝申し上げます。
Posted by shf at 13:18
マダガスカル医療チームへの贈り物 [2013年05月31日(Fri)]

来月18日より15日間、マダガスカル共和国アンチラベ市のクリニックアベマリア病院において子どもを中心とした口唇口蓋裂の外科治療がスタートします。
現地で使用する医薬品、消耗品は現地で入手が困難なため日本から医療チームが現地へ持参しています。

準備に追われる中、大変嬉しい贈り物が届きました!
昨年まで本プロジェクトに同行いただい方、ボランティアの方よりチームの皆さんと現地におられる日本人シスターの方々にと日本食の差し入れが届いています。
たくさんの方に温かく見守っていただいていることに、大きな力をいただいています。
心より感謝申し上げます。

嬉しい贈り物の一部、写真でご紹介させていただきます。

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Posted by shf at 14:17
マダガスカルへの医療チーム派遣 [2013年04月26日(Fri)]

昨年6月、公衆衛生向上のための活動の一環として、マダガスカル共和国の子どもを
対象とした口唇口蓋裂(こうしんこうがいれつ)手術のため、日本から専門家を現地
に派遣しました。

今年も引き続き、下記日程で派遣を実施することとなりました。

<派遣日程>
2013年6月18日(火)~7月2日(火)15日間

<メンバー>
形成外科医 2名、麻酔科医 2名、看護師 3名、学生 4名

上記専門家7名は、学校法人 昭和大学様より派遣にご協力いただいており、学生4名は専門家に同行し、現地での保健衛生や医療の現場を学んでいただきます。

詳細はまた追ってご報告させていただきます。

    昨年の手術の様子
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Posted by shf at 09:13
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