【開催報告!(1)】公益ポータル推進プロジェクト2010 全国会議 [2010年11月08日(Mon)]
2010年11月7日(日)
公益ポータル推進プロジェクト2010全国会議を開催しました。 当日は北海道から沖縄まで、計50名以上の方々にお集まりいただきました。 ご参加くださったみなさま、ありがとうございました! ![]() プログラム 第一部 公益ポータル最前線 ・CANPANポータルの動きの共有 ・NPOの情報開示・発信を支える動きの共有 ・地域ポータルやブロックの動きの共有 第2部「公益ポータルの進化・深化と真価」 ・公益ポータルの進化・深化と真価 (IIHOE 川北) 第3部「ブロック別 戦略会議」 各プログラムの開催概要については続きをご覧ください。 |
第一部 公益ポータル最前線 ■CANPANポータルの動きの共有 ・CANPAN公益ポータルは現在13 どさんこ(北海道)、みんみん(宮城県)、たがサポ(多賀城市)、 とちコミ(栃木県)、ちばのWA!(千葉県)、ゆめおり(八王子市)、 きょうえん(京都府)、わかば(和歌山県)、SDF(兵庫県)、 NPOkayama(岡山県)、もみじコミュニティ(広島県)、だんだん(島根県)、 はなえる(山口県) ほか ジャパン・オンパク、チャリプラとも連携、 みらいファンド沖縄と連携構築中 *詳細はコチラ ・団体登録数、ポータル別情報開示度(★の数)も全体としては向上 ・段階的な認証の運用(複数の認証マークを設定可)も開始 ・ほか、データ連携の希望、問い合わせもあり ・CANPANペイメントは登録団体82団体、稼動実績2899件、 2285万円(08年12月〜10年9月) ・助成期間との連携も 「助成実績共有シート」 助成事業の情報開示の活性化に向け、 直近の年度における助成実績のデータ共有・公開 *詳細はコチラ 「助成業務支援システム」の開発 助成事務の効率化に向け汎用的なインターネット申請システムの開発 →地域での展開、他助成プログラムでの利用へ ・公益ポータルの今後 情報資源循環を加速させる取り組みに注力。 資金に関する資源循環は助成ASPと融合。 既存CANPANポータルとの連携強化、質の向上(認証団体数や情報開示度の向上) →他の地域のモデルとなるようなポータルになってほしい。 ・来年度CANPANサイトリニューアル予定 ■NPOの情報開示・発信を支える動きの共有(ゲストからの情報共有) ●NPOヒロバ(日本NPOセンター) 他サイトとの連携機能について NPOヒロバの運用における基本的な考え方 ・データベースサイトに徹する ・データは他のサイトに提供できるようにする ・NPOのランク付け、評価をしない ・「なんとなく」な情報でさがしている団体を見つけられるようにする 主な機能 ・全NPO法人の基礎情報掲載と、自主的な情報追記の推奨 →基礎的情報共有しながら独自の情報(自発的な情報発信)を付加し運用可 ・NPOヒロバのデータ&システム提供 ・検索方法にこだわり。できるだけ自由に多様に *義務的な情報開示(基礎的データベース共有)と、 自発的な情報発信の両輪で支援 最近の取り組み ・新たなデータ連携のしくみの開発 ・新たな検索方法の実験・開発 当日の資料はコチラ↓ ●旭化成ライフサポート(株) 「元気365」ポータルの紹介 ・ボランティアマッチングシステムを開発、 その後コミュニティ活動全般をサポートできる機能を付加 →高機能なシステムより、安全で簡易、使いやすいシステムへ 行政と市民、市民と市民の協働を実現できるものへ ・基本機能:コンテンツ作成、団体ごとのHP作成、メールマガジン作成・編集、 会員登録管理、市民による掲示板等を通じた情報発信も可(携帯電話からも閲覧可) ・実績:延べ80箇所以上の自治体 ・事例:公設民営のサイト運営委託、市民活動ポータルサイトとして情報の一元化、 複数サイトによる情報連携、施設がなくてもサイトのみで市民活動活性化など 市民活動だけでなく、子育て・生涯学習・環境等さまざまなテーマ別活用も。 ・課題:サイトをいかに使ってもらうか。 各ユーザーのサイト運営の工夫の情報集約・紹介、ユーザー交流会の開催等 ●(般社)ジャパン・オンパク ・ジャパン・オンパクポータル 活動をほかの地域に広げていくときに活用するポータルとして。 ・昨年から変わったこと。運営者が一般社団ジャパン・オンパクに。 ・オンパクの手法を普及促進するためのツールとして活用。 ・研修事業等も平行しながら、オンパクのハンズオンを実施。 (各地のオンパク実践者が他の地域へのトレーナーになっている。 研修用のメニュー、単価なども設定有) ・会員登録、プログラム登録などのシステム共有ができる。 ・ノウハウをブラッシュアップする会員研修を実施。 ・ジャパン・オンパクメーリングリストをつくり、情報共有。 ・複数の場所での現場の動きを伝えるためのポータルとして、他のセンターにも使える。 当日の資料はコチラ↓ ●ユナイテッドピープル(株) 主な事業 ・イー・ココロ(クリック募金、ショッピング募金) 現在約500サイト 年間2500万円の寄付 会員から団体への評価を受け付けている。 どの部分にどう感じたのか、というコメントも入れられる 最近の取り組み ・署名TV インターネット上で署名できるしくみ。 これまでに延べ1200程の署名活動。実施中のプロジェクトは100くらい。 (有料サービス 3ヶ月、6ヶ月、1年それぞれ3000円, 5000円, 10000円) NPOや公益プロジェクトだけではない。テレビ・製品の復刻も。 コメントをオンラインで見れることによる一体感。賛同者を増やしやすい。 ブログ、ミクシィ、ツイッターとの連動も可。 システム上での信頼性担保(メールアドレス認証など) ・Eボランティアネット(日本全国のボランティア情報ネット) ・映画配給 「アリ地獄のような街」上映会開催・協力 ストリートチルドレンの就労支援施設建設へ 次回は「幸せの経済学」 ・国際平和映像祭立ち上げ予定 当日の資料はコチラ↓ ●(特)チャリティ・プラットフォーム チャリティ・プラットフォーム NPOを活用いただけるファンドレイジングツールを用意 ・募金箱を大量に作った。デザイナーがデザイン、タイトル等好きにできる。 ・寄付金は全てNPOへ。 追って募金箱使ったNPOから、10%の募金箱代をチャリプラへ。 Say! LOVE キャンペーン 各社一緒にCSRを。企業連携型年末寄付キャンペーン。 さまざまな企業が募金箱、募金つき商品をつくる。 直接寄付をするのではなく、企業に寄付を集めてもらう、という発想 ジャストギビング *なぜ寄付をしないのか、の調査をした 結果、1)お金がない、 2)寄付の使途が不明、どこに寄付していいかわからない →情報公開の促進(チャリティナビ。信頼できるNPOのWEB上の紹介) 3)「頼まれない」 →頼む!「寄付してください」ではなく「寄付を集めてください」 企業にはメリットを。売上、PR、従業員満足 1社でやっても大きな動きにはならない。複数企業とともにやれば話題になる。 日本は寄付の文化がないのではなく、寄付のインフラがないだけ! ・募金箱の数が少ない →募金箱は基金ツールであると同時に、情報発信メディアでもある。 100個置いたら?1000個置いたら? 本来、中間支援でなくNPO自身で頼むべきこと。募金箱つくってそれを支援。 ・決済手段が乏しい(クレジットカードの手数料等) ・寄付税制 ・ファンドレイザーの育成 ・寄付にまつわる成功体験の少なさ ジャストギビングは寄付を集めるサイト 個人から薄く広く継続的に寄付を募るサイト。 イギリスでは1200万人が使ってる。1年間で280億円。10年間で1200億円の寄付! チャリプラのジャストギビングは8ヶ月経過し、1500万円の寄付。 チャレンジ数598件、寄付件数4524件、寄付先団体261団体 イギリスでは有料サービス。 サービス料かかってもジャストギビング使ったほうが寄付集まる。だから利用料払う。 必要なことは ・何のためにポータルサイトを運営するか? の見直し ・ファンドレイジングの成功のためには 寄付を集めるという意思決定と行動! ITを使いこなすスキルは必須 ・ポータルサイト側では寄付体制(インフラ)の簡便化を 【開催報告!(2)】に続く |