1月定例会レポートです。
インフルエンザが猛威を振るう季節。2名の欠席はありましたが、8名の参加者がありました。
12月の防災会議の報告。そして、山口市の防災対策の紹介。防災に対する意見交換。各自の防災状況。備蓄用のアルファ米とカレーの試食をしました。
12月の防災会議の後に、山口市防災課危機管理課に会議の内容の報告をしてきました。
アレルギーがある人の災害対策、直面する問題点と対策についての資料を渡し、炊き出しがあるときは材料の表示をして欲しいことをお願いしてきました。
会議の折に一緒に参加したチームアレルギーさんより情報を頂いた、27品目除去の救給カレーの情報提供をしたところ興味をもっていただいたようで。後日あった市の防災週間の展示では救給カレーが展示に加えてありました。3月より市として備蓄して頂けることになったそうです。

一つでも一人でも安心して食べられる食品の備蓄はありがたいものです。私たちはこれを備蓄してくださいとお願いしたわけではなく、紹介しただけですが、市として動いていただけたことは、山口市のアレルギーっ子に対する理解を感じ嬉しく思いました。
ぽれぽれは山口市だけでなく、周辺市町村からの参加も多数あります。
救給カレーだけでなく,アレルゲン除去で一人でも安心して食べられる食品の情報。アレルギーを持つ人の防災について他の市町村に伝えることは可能かもしれません。
会員さんも備蓄に対しては、
行動を起こし備蓄したものの、いつの間にか賞味期限が切れてしまった経験があるようです。
そこで、誕生日を機会に毎年見直してみるというアイディアがありました。チェックして期限が切れる前に試食してみるといいですね.
イベントの折にアルファ化米等の試食を見かけます。試食したことがあると手が挙がりました。
備蓄をしようと思って購入するときの為にも、災害時使用することになったときにも、その備蓄品が我が子は食べられる成分なのか?味は???心配ですよね。
そのような機会に、商品の裏の成分表示を確認し、味を確かめてみることは大切だと思います。
五目ご飯など、家で作る時は使用しない乳成分が、製品によっては含まれていることもあるなど、事前に情報を知る事は、緊急時に役立つことでしょう。乳は入っていないはず。という先入観による誤食も防げますし、他に方に勧められても成分について説明することもできます。

試食をしたアルファ化米。普通に炊いたご飯と変わりない味で。どの味もおいしくいただきました。

救給カレーは今回は温めずにそのまま食べてみましたが、小さな子供にも食べやすい甘口で、初めからご飯と混ざっていて手間もかからず、混入の心配もなく安心だと思いました。
今回は他にも会員自身の備蓄の品を紹介しました。
種類もいくつかあるようです。
備蓄は,災害の時だけ役に立つというわけではありません.
旅行の時,幼稚園や学校などの課外学習の時にも役に立つかもしれません。
また、アレルギーっ子の食事を一手に引き受ける母が体調不良の時。急用でどうしても食事の準備が出来ない時も。
そんな子供にとって安心して食事ができない事もアレルギーっ子の災害の一つではないでしょうか?そんな時に備蓄の品を活用するのもいいかもしれません。
購入した品だけでなく、普段作る料理をお弁当のカップなのに小分けして冷凍しておくと緊急時に使えること。干し芋を冷凍しておくと災害時の備蓄になるだけでなく保冷剤代わりにもなるそうです。
2月のアレルギー週間にはぽれぽれとして、「アレルギーっ子の防災」をテーマとして,山口市民活動支援センターさぽらんてで展示を行います。
アレルギーっ子に理解をしていただき,災害時なにが必要か?一緒に考えていければいいなと思います。
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鎌田