西日本豪雨災害でのアレルギー対応の現状と支援 [2018年07月25日(Wed)]
ぽれぽれではこれまでアレルギーっ子の防災についての取り組をしてきて、昨年12月にも京都で西日本の患者会が集まり防災についての勉強をしました。
その際に集まった7つの会の代表で繋がり、普段から情報交換や共有をしていましたが、この度の西日本豪雨災害でその中の三原市の「三原アレルギーの会ひだまり」の会員さんたちが被災されました。その後7つの会で情報を共有しながら支援について考え、行ってきました。 ひだまりのメンバーさんたちは被災されながらも、アレルギーで困っている人はいないか声をかけ、拠点を作るための働きかけをし、物資の仕分けなど懸命に活動をされています。 ぽれぽれでも他の会と連携し情報を共有しながら、必要なものをと、備蓄の中からと、会員さんから寄付を募りこれまでに三原の拠点へアレルギー対応の食品や衣類を届けました。 ![]() 防災について積極的に勉強し、活動されていた会の皆さんで備蓄もされていましたが、災害で浸水、停電、断水、流通の遮断、交通手段がなくなるなどの状況では備蓄も尽きてしまいます。 支給されるものもやはり水とパンなどで食べられるものがない。市の備蓄のアルファ化米ももうなくなり、会で備蓄していたアルファ化米をみんなで分け合ってしのぐしかないという状況があったようです。 小児アレルギー学会等も相談窓口を開設し、拠点を作り、物資の支援がありましたが、災害が起きて被害の実態が分かり、支援を必要な人、状況が分かるまでにも時間がかかり、支援が実際に届くには時間がかかります。 三原のアレルギーについて取材された記事 私たちぽれぽれのような小さな会の力は小さく限界があります。 一緒に活動している大阪の「LFA食物アレルギーと共に生きる会」さんが支援の寄付の窓口を作ってくださいました。 ぽれぽれの会員からの寄付もここに合わせて、必要な支援をしていきます。 寄付のご協力をいただける方は、LFAさんのHPからお願いいたします。 LFAさんHP 支援の状況などもHPで報告してくださっています。 三原市だけではなく、広島市、東広島市、尾道市、竹原市からもSOSの連絡があったようです。 まだまだ、支援があることを知らない人、声を上げてない人もいるかと思います。 三原市には市社会福祉協議会内にアレルギー対応物資があります。 ●問合せ先 0848-67-6061 また、広島のNPO法人ヘルスケアプロジェクト・チームアレルギーさんでも窓口を設けています。 ●TEL 082-278-0180 チームアレルギーHP 必要な人に情報が届き、必要な支援ができたらと思います。 今回は被災された方と直接連絡を取り合い、いろいろな動きを体験し、いろいろな課題やこれからやらなければいけないことがたくさんあることに気付きました。 難しいこともたくさんあり、どのようにしていけるかまだ分からないこともたくさんですが、これから考えていきたいです。 |
Posted by
田辺
at 11:36
私は、福岡食物アレルギーネットワーク 事務局の安部泰佑と申します。1年前から 福岡の食物アレルギー専門医たちと患者会さんとでこの団体を立ち上げ 食物アレルギーの啓発活動を行っております。
今回1つお尋ねしたいことがありましてメールさせていただきました。
災害時の対応の1つとしまして 配給時の食物アレルギーのおこさんの誤食防止策としまして、注意喚起のビブスを企画しています。
前面に透明ポケットがついており、そこに「食物アレルギー 〇〇、〇〇、〇〇を食べると具合が悪くなります」(〇〇はそのお子さんが食べられない食材で都度書き込んでいただきます)と記した紙を入れ 配給時にだれでも注意喚起ができるようにしています。
このようなビブスですが、必要度はどの程度かお聞かせいただけましたらト存じます。今回の豪雨被災地の患者会様へインタビューをさせていただいております。
お忙しいところ申し訳ございません。どうぞよろしくお願いいたします。