2023年6月18日(日曜日)秋吉台で開催された山口きらめき財団主催のイベントに今年も展示・チャリティー企画として出展。
6月21日は「がん支えあいの日」これに合わせてがんの啓発活動を行いました。
前日からイベント会場の秋吉台にある国際芸術村に準備のため行ってきました。前日からの気合も十分です。
県内のNPO団体様の活動発表をする場でもあるこのイベントに3年連続の参加。
ポポメリーでは、がん啓発活動から患者支援につながる企画を立てて、がんと言う病気から、自分ごととして考えたり語ったりできるようにいろんな工夫をすることをしています。運営会議で企画段階からワクワクでした。出来上がったチラシもワクワク感満載です。
検診受診率が低い山口県…みんなで向き合える企画をすることで、少しでもがんについてや支援について知っていただき感じ取っていただける内容をこれまでも考えてきました。
今年もこのイベントに合わせて、活動報告レポートを作成させてます。
このレポートには2022年度にポポメリーの活動実績のすべてを詰め込んでいます。
イベント後も繋がりのあるところに配布します。
今回は企業様も協力団体様も会員も含めたボランティアのポポ活メンバーと山口県立大学の学生さんでがん啓発活動をしました。
社会福祉士を目指して将来の相談員として社会に出て行く学生が、ボランティア参加となったきっかけは、ソーシャルワーク演習「地域で活動するセルフヘルプグループの実際」を授業としてポポメリーの活動をお伝えしたことでした。
真剣なまなざしで聞いていた学生の知りたい気持ちを大切にいたします。
これまでポポ活で作成してきた掲示物の中から、今回は学生さん目線で掲示してもらいました。知らなかったことを解り易く発信する。これからもできることからコツコツとポポメリーで取り組みます。
2階で出店していましたリレーフォーライフやまぐち様から提供いただいた資料も掲示してあり、こちらも学生さんは気になったようです。
今回もがんの情報を提供できるパンフレットも取りそろえ、ピンクリボンアドバイザー認定試験(乳房健康研究会)のお知らせも持ち帰えられるようにしました。
啓発活動の仲間が増えると嬉しいな〜
赤い羽根共同募金の助成金、周知のための活動で作成したのぼり旗とユニフォームを着用しました。
ポポメリーのポポはたんぽぽのポポということもあり、たんぽぽ色の黄色のユニフォームです。のぼり旗があるとよく目立ちとても良かったとの声をいただくことができました。
たんぽぽ色があちこちでイベント開催していきます。
ピンクリボンツリーはいつも子供たちに人気な企画です。35名の方から短冊の記入をいただきました。皆さんの願いや想いやありがとうの気持ちを大切にして、誰かの勇気につながると嬉しいです。
周知のための入浴着の展示では、入浴着の種類や入浴するための工夫を知り、理解された方も多かったようです。アンケートにご協力いただいた29名の方、ご協力をいただきありがとうございました。
キャンサーくんによるがん細胞の成長説明の周知では、子供も大人も理解しやすい見える化したマスコットを今年も多くのボランティアいただき305匹準備しました。
スタッフと学生とみんなで伝えたがん啓発のキャンサーくんは113匹が旅に出ました。
みんなで自分ごととして周りの方にいのちな大切さが伝わってほしいと願っています。
体の中から健康になってもらいたいと、チャリティー企画に協力いただける飲食店のキッチンCaféさわ様から今年もおいしい薬膳カレーの提供をいただきました。
さわさんのイベントの時だけ特別に食べられる薬膳カレーはおいしさ満点です。
不動の人気で用意したカレーとハンバーガー、焼き芋とお菓子をすべて売り切りました。
おいしいものを食べれる喜びも一緒にチャリティーいただきありがとうございました。
いつも飲料のご提供をいただく伊藤園さんからは、製品提供への協力をいただきました。
5月29日販売開始となった新製品、伊藤園と千葉県の大学生がコラボデザインした「お〜いお茶〇やか(まろやか)」飲料ですが、学生さんからの受けもよく飲みやすいと評判でした。
もしもの時のもしもの話、今の自分ならどうこたえるか?もしバナゲームの担当は、普段人生相談師としてご活躍されているえれさんにご担当いただきました。カードゲームなのになぜか真剣にまじめに自分について立ち返ることができるカードです。自分の中の自分について見つめなおす時間になったと体験での感想をいただきました。
入浴着には何種類かありますが、厚労省の認可のものに助成金が出る話や、使い捨て入浴着の利便性などアンケートを通して参加者と話しました。入浴用タオルからの話の輪も広がりました。
バザーでは使い捨て入浴着の販売をしました。今後、温泉施設などにも使い捨て入浴着を置いていただきます。必要な方が手軽に手に取れる活動をこれからもしていきます。
アンケートでは温かい活動応援もあり感謝いたします。結果については次(9月10日)のイベントでも発信させていただきます。
がん患者さんへの生活支援の情報提供として、実際に県内企業様のご協力をも頂きました。今回も下関よりご参加いただいたのは、エピテーゼラボ アーテム様です。実際に乳房のカタチをしたシリコンの他、指先や耳、鼻といった人工ボディを目にすることができる機会となりました。
バザーでは、マスクもおしゃれになると外出も楽しめるようにポポ活会員とマスクチャームを作ってアピアランスケアに取り組んでいます。
免疫の低くなりやすい治療中のがん患者はコロナ化が明けてもマスクをかけます。
前髪ウィッグは美容師さんのアイデアから取り入れました。
マスクチャームと前髪ウィッグで治療中の方にもエールをお届けしています♬
ウィッグの事業では福祉美容師が共にポポメリーの活動に参加しています。
この日も一緒にウィッグ譲渡の発信をしました。
これから、情報伝達いただける方を増やし、届けることにも力を注げるように少しずつ県内の美容師さんのご協力も頂けると嬉しいです。
学生ボランティアの皆さんは「アピアランスケア=外見ケア」にとても興味があるようで、美容師の話を真剣に聞いていました。
ウィッグの寄付を受けてメンテナンスから譲渡に至るまできめ細やかな対応をしていることや、実際に装着体験もしてもらい学生さんの学びの場ともなりました。
チャリティーで頂いた寄付金の一部ははこの活動にも活用させていただきます。
今回初の試みだったのが、日本オストミー協会山口県支部様と協力して、デコパウチのワークショップでした。
病気や事故などの原因で、人工肛門や人工膀胱になる方もいることを知っていたとしても、ストーマの話をなかなか地域ですることは少ないはず…開催までのミーティングでは、参加者が何人いるか心配もされました。
デコレーションすることで相手を思いやることになったり実際の話を聞くことで学びになったりもします。
年齢に関係なく子供も参加して楽しいワークとなりました。
この日、出来上がったデコパウチは13個にもなりました。作成した人の中には、仕事上で接する機会もあるという方もおられました。
デコレーションしながら語られる言葉の一つ一つから参加いただいた方はいろんなことを感じ取られた様です。
今回、県民活動推進への学生アンケート「ボランティア体験会」を14名に書いてもらいました。参加したほとんどが、参加してよかったと答えて、また参加したいとの回答をいただくことができました。
ポポメリーの活動を通して、参加することで知った喜びと、感じ取ったことを次に生せる結果に繋がったと感じています。
学生さんは活動の必要性と重要性を知っていただく機会となったようです。
学生さんには、ポポメリーの活動に参加して、感じ取っていただいたことを将来、相談員として生かしていただけると嬉しいです。
参加した学生さんにポポメリーからエールを送ります。
来訪者の皆様、たんぽぽ色のユニフォームを着たポポ活のスタッフと沢山話していただきありがとうございました。
がんについて語ることは難しいこともありますが、一石を投じたことでみんなで考えてみることが大切だと実感しました。タンポポの綿毛のようにキャンサーくんも誰かの手元に届き次の方にバトンを渡す役目を果たしていけますように…
そして、生き生きした学生の学ぶ姿勢に、参加したポポ活メンバーも刺激を受けたようでした。
イベントには当日参加できなかった仲間も縁の下の力持ちで支えてくれていました。
皆の気持ちが一つになる楽しい時間と環境(空間)でありましたことに感謝して、これからの未来もがんであってもなくても一緒になってがんに向き合っていきましょう。
素晴らしい一日をどうもありがとうございました。
【ご協力いただいた企業団体様】
キッチンCaféさわ様 ※薬膳カレー(チャリティー企画)
伊藤園様 ※飲料提供(チャリティー企画)
エピテーゼラボ アーテム様 ※人工ボディ(展示企画)
湯田温泉旅館組合様 ※入浴着普及啓発活動(展示企画)
第一生命様 ※アピアランスケア・入浴着普及啓発活動(展示企画)
明治安田生命様 ※ピンクリボン運動(体験企画)
日本オストミー協会山口県支部様 ※デコパウチ(体験企画)
魂と対話する人生相談師えれ様 ※もしバナゲーム(体験企画)
防府リボンの会様 ※ピンクリボン活動(体験企画)
ほっとサロン益田様 ※動画配信協力(周知活動)
しゅうなんまちなか保健室様 ※活動見学(周知活動)
やまぐち県民活動支援センター ※県民活動団体「ボランティア体験会」(学生ボランティア活動撮影協力)
協力企業・団体様、ポポ活(ポポメリー)会員、学生ボランティア 合計31名
【その他】
乳房健康研究会 ※パンフレット提供(展示企画)